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2007年04月24日
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振り向いたのは、誰かに呼ばれたと思ったから。


でも、よく考えてみたら、
私の存在は、

ない

ことになっていたんだった。


だから当然、私の名前を呼ぶ人もいるわけがない。


もし私のことを話す人がいたら、
たとえクラス中に言うのであっても
「あいつが」と言うだけ。


私の名前ですら「汚い」から。


その状態があまりにも当然すぎて、自分でも忘れていた。


でも、そんなことを考えていたら、
名前を当然のように呼ばれる
隣の席に座る「わに」がうらやましくて仕方なくなった。


でも、そんなことを考えていても仕方がない。
私の名前は呼ばれない。
私の存在は消されている。
隣に座りたくない、
同じ班にいたくない
「負」の存在として以外は。











―――――――――――――――

これは、フィクションです。






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最終更新日  2007年04月25日 02時29分56秒
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