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テーマ:夢を叶える人になる(1222)
カテゴリ:おかしな日本語の指摘
まず、 汚濁の進んだ都市河川水の入った滅菌容器に、…(1) の部分ですが、 トライアリストの添削や授業では、 まず間違いなく「連体形の積み重ね」を指摘され、 汚濁の進んだ都市河川水を滅菌容器に入れ、…(2) などに直されると思います。 また、(1)のように書くと、 読み手は唐突な印象を受けます。 すでに水が入った状態にある容器が、 頭のなかにいきなり浮かぶような書き方だからです。 でも(2)のように書くと時間の幅が生まれ、 読み手はその流れに沿った「動く絵」、つまり、 汚れた河川から水が採取され、 容器に注がれるまでを思い浮かべることができます。 しかも、(1)は一見、簡潔に書かれているようですが、 ここではむしろ、(2)の方が1字少なくなっています。 実験をした人にとっては、 実験手順はすでにわかっていることですが、 これから説明を受ける人にとってはまだ知らないことです。 何のための説明であるかを考えれば、 (1)はまるで、 みんな知っているという前提で書いたような、 知らない人には不親切な書き方であるという印象も受けます。 ちなみに、ここで引用したものは、 実験手順を一文で説明している文頭部分であり、 この文の前後に文はありません。 つづく。 ↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります! 「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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