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カテゴリ:翻訳業界/翻訳会社事情
自分が翻訳の仕事をすることによって、 自分よりもはるかにレベルの高い翻訳者が翻訳者を辞める。 そんなことを考えたことはありますか。 これは実際に起きていることです。 有名な某元翻訳者の方も、 自分が翻訳者を辞めたのは、 粗悪な訳文の尻拭いばかりしているのが嫌になったから、 というような内容のことをおっしゃっていましたが、 あのときの講演で、 「自分のことを言われているのではないか」と考えた人は、 いったいどれぐらいいらっしゃったのか、気になります。 だって、あの場で、翻訳の仕事をしている人、 これからやりたいと思っている人を前に、そんな発言をするのは、 すごいことだと思うんです。 なのに、会場の空気が「一ミリも」動かず、 まるで何事もなかったかのようで、 「私が聞き間違ったのか」と不安になるほどだったからです。 自分が翻訳の仕事をすることによって、ただでさえ少ない優秀な人材が失われる。 翻訳の仕事をやりたいと思ったとき、このことも同時に考えてほしいんです。 少なくとも、翻訳学校や通信講座で半年や一年勉強したぐらいで、 トライアルに「勤しむ」ようなことはしないでほしい。 トライアルははずみで合格することはあっても、 その程度の勉強で実践に耐える力がつく学校(講座)は、 基本的には皆無なのですから。 (トライアリストでも、その程度の期間で仕事のお声がかかることは少ないと思います) ↓このバナーをクリックしてください。 語学関連のブログがたくさんあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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