小桜姫物語 30.永遠の愛
30.永遠の愛思い切って私はここに懺悔しますが、四辺に神さん達の眼が見張っていないと感付いた時に、私の心が急にむらむらとあらぬ方向へ引きづられて行ったことは事実でございます。ここだけ読むと、現代風エロ小説の断片のようでもあるがこれは小桜姫さまからの霊界通信なのです。ぼくが好きなのはこの小桜姫さまの正直な心の有様です。これを読んだからといって肉体をもったいまだ現世に住むぼくの煩悩の炎が鎮まるわけではありませんがあの世にいったときの予習・予備知識としては十分すぎる章です。指導役のお爺さんが後半で懇々と幽界における夫婦のありかたについてこと細かく話されておられます。何度繰り返し読んでもいい章だと思いました。