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カテゴリ:ピアネット Alice
ピアネットAliceの掲示板で定時制高校のことを聞かれた方がおられましたので、久しぶりに息子のことを少し書いてみようと思います。(7年前のことです)
息子の場合、中3の12月の懇談で公立は無理と言われて、慌てて受けられそうな学校を探しました。(のんきなこと~) 私もまだなんの知識もなく、中学校の先生もあまりご存知ではなく、ほとんど選択肢もないまま不登校の子を比較的受け入れてくれるという私立の高校を受験することに決めました。 「起立性調節障害」という病気のこと、色々な選択肢があるのを掲示板で知ったのはそのあとでした。 なんとか受験して合格したものの、早々に行けなくなって5月の始めに退学を決めたのは、その選択肢の中から県立の多部制高校が良さそうという思いがあったからです。 (経済的理由からも公立以外は考えられませんでした。) その高校は、中学校の先生から、うちの息子には合わないだろうと言われたのですが、8月のオープンスクールに行った時にとても気に入りました。 いや、キンキラキンの生徒会長とかある意味カルチャーショックではありましたが(笑) 9月の後期試験までのほぼ引きこもり状態は、息子にはかえって良かったんだろうと思います。 その後期試験、実はおそろしいほどの倍率(7~8倍?)だったことを最近思い出しましたが、そういえば当時、「こんないい子(息子のこと)を落とすような学校ならこっちから願い下げやわ!」くらいの気持ちでいましたね。 さて、その高校の2部に無事合格して通いだした息子。 最初はだるい~とか嫌や~とか言いながらも、入学式に担任の先生から「これだけ休んでも(と数字を示され)いけるから絶対に無理せんでいい」と言われたことを忠実に守りながらなんとか3年半で卒業しました。 その学校のシステムは、通常1日に4時間授業・4年間で卒業ですが、1部や3部の授業を一部取ることができるので、3年で卒業も可能です。(多部制はみなそうだと思います) 授業が午後からだったことに加えて、息子の場合は高認試験で5教科取ったので、それも少し楽だったようです。 正直私も最初は定時制というところにあまりいいイメージは持っていませんでした。 そして実際、特に3部はやんちゃなお子さんもかなりいたようですが、息子の場合その3部の先輩たちと仲良くなって、いい刺激を与えてもらえたようです。 卒業後の進路はそれぞれで、かなりいい大学に入った子もいれば、専門学校に行く子、フリーターもぞろぞろ。。。(その後アルバイトから正社員になった子もいます) 息子もやりたいことがあって、アルバイトをしながらその夢を追い求めていましたが、それに頓挫したあとは、いわゆるフリーターのままです。 そしてもうすぐ23歳になる現在。 時給のいい深夜バイトでかなり稼いで家にも生活費を入れてくれていますが、やはりこのままではいけないと、今後のことをいろいろ模索しているようです。 まだまだ人生これから。 色んなことを経験して、失敗もしながら自分の道を見つけていってくれたらと、相変わらず甘い母は思うのです。 そして、アリスからのお知らせです。 7月6日(土)に神戸三宮で「Aliceの会」があります。 詳細はピアネットAliceホームページ「Aliceトピックス」で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年06月23日 16時20分38秒
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