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テーマ:ガーデンを訪ねて(13)
カテゴリ:Viaggio (旅)
バーンズリー・ハウスを世界的に有名にしたのは 「キングサリとアリウムの小道」だと思いますが 先日ご紹介した「ポタジェ」の様に そのほかにも様々なアーティスティックな試みや創意工夫が 庭のそこここに観られ ローズマリー・ヴェレイ夫人がその豊かな才能を いかんなく発揮し 愛し続けた庭だという実感を得ることが出来るのですが その一つにツゲを使った 「ノット・ガーデン」があります。 数学が得意だったという夫人の 幾何学の才能とガーデナーとしての美意識の素晴しい融合・・・ (算数からして苦手なワタクシには絶対無理だわ!笑) まるで本当にツゲを編みこんでいった様に「起伏をつけた」 この工夫は ローズマリー夫人の独創性を物語るものです。 この夏の育ち盛りのツゲ達は少し伸び伸びしすぎかな? グラウンド・レベルの目線よりも きっと屋敷の階上から眺めた方が もっともっとその美しさを満喫できるはずですが。 最初の画像の 一番奥に映るトピアリー仕立ての 斑入りヒイラギには 「ファットレディ」(太った婦人)のあだ名が付いているそうですよ♪ そんなユーモアも可愛いですよね・・・ ガーデンの楽しみは春や夏、秋だけではなく 植物や庭そのものが眠っているように思える冬でさえ その美しさを心から堪能出来るものなのだ・・ そう思えたのは このノット・ガーデンに静かに霜が降り その結び目の様なパターンの美しさをより一層際立たせている その様子を本で見た時だったなぁ、と思い出します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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