君の向かいの席

先程とは違い、空腹とバトっているかやば
再びあの重い道具を担いで山歩きはキツイっすよ～

心の中でブーたれながらも準備
流石に２度目だと、それ程恐怖はないですよ（ちょっとはありますが）
ダンナが順調に飛んで、かやばの番
インストラクターが、ライズアップの為の風を見ながら放った言葉がかやばを恐怖へと陥れた

「風、弱いかな～？でも行っちゃいましょう！」

弱いかな～？ぢゃ、ねぇですよ？？
行っちゃいましょう！！所ぢゃ、ねぇですよ？？
飛ぶのかやばぢゃんかよ！！

なんてゆーかね～
かやば、暗示にかかり易いらしくってね～
弱気発言されると、一気にかやばのテンションも下がります

そんな心理状態でのテイクオフ
ってか、さっきより低くない？
やっぱり風、弱くない？
そう思ったらブレークコードを引き気味にしてしまって…
ブレークコードを引き気味ってコトは、低空飛行になるってコトで…
低空飛行とゆーコトは、皆様の予想通り…

































林に突っ込みました

木々にぶつかりながら辿り着いた１本の木
体をぶつけ、ヘルメットを打ち付け、そしてそんなヘルメットに内部激突したかやば

気付いたら木の上におったとさ


無線で「話せますか？」と聞かれたので大声で
「ダイジョウブで～す！！」
すると「回収に行きますからね～」とのハートウオーミングなお言葉
そーいや、林に突っ込む前に「左手上！上！！」って、聞こえたなぁ
そっか…
手の位置低かったのか、と反省
反省が終わると自分の置かれている状況を客観的に見てみる

今のかやばロケット団っぽくね？
なんか、ピカチュウのかみなりとかでやられて「ヤなかんじ～！」で飛ばされた、ロケット団っぽくね？
なんか、いいや
そう考えたら木の上の生活も楽しいよ
前向きロケット団よろしく、「前向きかやば」で行ってみるよ
クヨクヨタイムなんて５秒で十分ぢゃよ
明日の為のご飯、早く食べたいな～
あ、それでもソーナンスは出てこないでね
枝が折れるから

しばらくしたら回収隊到着
ホント、お世話になります
でも、本当の『お世話になります』はこれから始まるのでした