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カテゴリ:南仏生活
先月終わりに起きたヴァール県集中豪雨以来、
蚊が大量発生しています。 最近は特に夏日が続き高温多湿 (といっても湿度は日本の比ではありませんが)、 蚊にとっては好ましい気候のようです。 家にいても窓を開け放しにする機会が増え、 庭のテラスで食事もしているので 蚊の被害には困りもの。 いつもならミストラルの一吹きで蚊なんか吹き飛ばしてしまうのに この夏は一度も吹いていません。 フランスにも勿論蚊よけ製品のようなものはたくさん売っています。 直接付けるタイプは虫除けスプレーやブレスレット。 虫除けスプレーは朝晩の農作業時に塗りたくって庭に出るととても面白い。 攻撃態勢でpidooの腕を足をめがけてやって来る蚊たちが、 到着の1センチ前でUターンするのです! 効き目は抜群! でもその手で収穫する野菜への影響が非常に気になるところ、入念に洗っています。 赤ちゃんなどにもオススメできないですね。 ブレスレットは期待はずれ。 右腕にしていたのに左腕を刺されました 室内用には電気コンセントに取り付ける液状で、30日間とか40日間持つものと、 取替えマットタイプがあります。 我が家では前者を使用。 屋内・外併用にはCitronelleシトロネルの香りのキャンドルや 日本で見るタイプの蚊取り線香もあります。 シトロネル・キャンドルは香りも良いし、見た目もオシャレだし、と ある年試してみましたが効き目はまゆつばモノです。 やっぱり蚊取り線香が一番! 先週、屋外用に蚊取り線香を買いに行きましたが、 やはり皆思うところは同じらしく、 蚊取り線香は売り切れ御礼続出。 3件目のスーパーで次の入荷を聞いたら 「再来週です」 と言われて帰ってきました。 すでにクレーター状態のpidooの足、 それまで持たないんですが…(涙) ところで、この蚊取り線香。 フランス語ではSpiraleスピラル。 絶対日本のコピーだ!と信じて疑わなかったのですが、 主人に聞いてみると 「子供の頃からあったよ」 との返答。 色は緑、オレンジ、グレーの3色があり(他にもあるかもしれません) 緑のものは日本製と瓜二つです。 備え付けのアルミの支えまでそっくり。 一体どちらがコピーしたのか、謎は深まるばかりです。 ところで昨日の地方紙では、 「蚊の被害は市役所へお知らせください」 との記事がありました。 市役所に連絡をすれば、殺虫剤を撒きに来てくれるというのです。 そんな話日本では聞かないですよね?? またまたびっくりです。 2003年の猛暑で老人が多く亡くなった際に、 多くの人々は政府の無責任を訴えました。 でも猛暑っていわば天災ですよ?? 私的意見を言わせてもらえば それまで頻繁に猛暑が続いていて、死者も右肩上がりで、 政府は手をこまねいているというのならまだしも。 2003年の猛暑は寝耳に水で誰も予測できなかった自然災害。 で、今回の蚊の件に、わざわざ市が介入してくるあたりも、 社会福祉が行き過ぎているフランスだな~と思った次第であります。 確かに蚊は目障り・耳障り、憎らしい。 でもそこまでする必要がある?? 仏領諸島で毎夏蚊によって発症するチクングニヤ熱を引き起こすとかいった、 明らかな症例があるなら地方自治体が介入するのもわかりますが。 しかも、この殺虫剤を撒きに来るトラック、 主人がとある住宅地で偶然目撃したそうなんですが。 殺虫剤の白い煙の先には一般市民の管理すると思われる家庭菜園があったとか。 せっかく無農薬で家庭菜園を楽しんでいたのなら、お気の毒です…。 そう言えば知人のフランス人の蚊対策は香水。 「香りの強い香水をつけているからかあまり刺されないわ」 と言っていました。 これも今度試してみよう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.08 17:46:55
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