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カテゴリ:南仏生活
最近の流行語
”C'est trop bien !セ・トロ・ビアン!” 主に若者の間で話されていましたが、 最近は若づくりの年配の間でも使われるようになりました。 意味は 「それって超良いじゃん!」 みたいな感じ。 pidooも一時使っていましたが、最近は敢えて使わないフレーズです。 文法的に間違ってはいませんが、 意味が現代風に変化しています。 ”trop”は「~し過ぎて(良くない)」と、否定的な意味合いで元々使われます。 例えば: C'est trop cher.(値段が)高過ぎ(て買えない)! C'est trop loin.(距離が)遠過ぎ(て行けない)! といったように。 だから、従来からの意味で言うと ”C'est trop bien!” は 「(物事が)良過ぎ(て支障がある)」 となります。 では「すごく良い!」ことをどう言うのか? C'est tres bien!(セ・トレ・ビアン!) とか C'est vraiment bien!(セ・ヴレモン・ビアン!) とか C'est tres tres bien!(セ・トレ・トレ・ビアン!) とか。(最後は口語ですね・汗) ”C'est super bien!(セ・スーペール・ビアン!)” もありますが ”super”は英語をフランス語読みしたもの。 美しいフランス語の域ではないですね。 C'est mieux!(セ・ミュウ!) も可ですが、比べる対象がある時に使われるので、 とび抜けて「すごく良い!」と言いたい時にちょうどいいフレーズがないんですね。 こういったことを踏まえ、おどけて使っている大人・若者たちは問題ないのでしょうけど、 Cannelleが使い始めてから、危機感を抱くようになりました。 どこで覚えてくるってやはり幼稚園。 幼稚園の保育士の多くは、こういう言葉を黙認、いえ、 彼ら自身も普通に使っています。 驚愕したことに義母でさえも使っていました お義母さん、迎合しすぎではないですか? よって、最近では 「その言い方は、良過ぎて良くない、という意味だから使わないように」 と夫婦揃って言い聞かせています。 そんなある日。 友達の外国人が使っていたのを聞き逃さなかったCannelle。 最近はお姉さんぶって説明するのが大好きなので、 私とそう年の変わらない彼女にもまぁ偉そうに、注意していました しかし友達の外国人は、ちんぷんかんぷん。 そう、彼女はそれが普通の言い方と思って使ってたのですね。 これは問題です。 私の日本語も自信を持てるものではありませんが 日・仏どちらにおいても、 ふざけて話す言葉と、普通に話す言葉の使い分けは 知っておきたいなぁと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.20 22:40:29
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