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カテゴリ:南仏生活
11月2日から1ヶ月間日本帰国します\(^o^)/
随分前からチケットは購入していて、早め早めの準備で余裕~~と思っていたら。 10月に入り、1年半くらいに1度の割合で(忘れた頃に、ということですな) 入る仕事のオファーがあり、しかも締め切りが日本滞在中のど真ん中。 日本滞在中は遊ぶ予定がぎっしり詰まっているのでこれは無理でしょう しかし断りたくない!の一心で、日本帰国前に仕上げると断言、以来缶詰状態です。 普段定職が無いのでありがたい限りです。 好きなジャンルの仕事をいただけるとは本当に貴重なことです。 感謝感激。 しかしそれと平行して、 フランス全土で唯一のプラモデル展示会も10月の第2週の週末に控えており、 展示会に毎年出展している主人は準備に余念が無い様子。 それまで彼の家事の不在は否めません。 さらにマミーが依然入退院を繰り返しており、 お見舞いのローテーションを組む必要があったり、 彼女の食事を作ったり。 最近ではすっかり体力・気力ともに衰え、 料理好きだった彼女の片鱗はどこへやら、食欲もありません。 食べる喜びをすっかり失ってしまいました。 私たちが一緒に食事をすればそれなりに食べるのですが、 1人だと食べない時もあります。 老人はこうやって老衰していくのですね・・・。 だからできるだけ一緒に食べる機会を持ったり、 美味しそな盛り付けで届けてあげたりと工夫してます。 そこに、もちろん娘の幼稚園送り迎え(1日4回/8:30・11:30・13:30・16:30)もあり。 …フランスの幼稚園は給食制ですが、両親共働きでないと給食を食べる権利が無いのです。 年中組になってからは1週間に1回の権利を獲得しましたが、年少組の時は皆無でした。 共働きである申請も、基準はかなり厳しく、前提として給与明細を提出しなければなりません。 ま、どこにでも抜け道というのはあり、 「仕事を見つけるために研修をしたい」と言えば、不定期に食べさせられる権利を受けることもできますが、 担当者が物分りが良いか、悪いかにもかかってきます。 自宅~幼稚園の道のりを片道20分かける友人は、体の不調を訴えても何度か却下され憤っていました、当然です。 日本ではフランスの育児制度がもてはやされているようですが、蓋を開けてみると問題点はたくさんあります。… 話を戻して。 そんな中、実母であるマミーを心配して義母が帰省。 彼女が一手にマミーと、便乗して娘の面倒を引き受けてくれて、 かなり仕事に専念できました ところがまさかのジェネラル・ストライキ! ジェネラル・ストライキとは、フランスの警察・軍隊を除く公共機関がストライキをするということ。 鉄道、バス、学校(の先生)… 今回は退職年齢を2歳引き上げるとの政府の発表に、高校生たちが校門を封鎖したり、都市のほうでは路上の罪の無い車を焼き払ったりと暴徒化していました(汗) ニュースの映像を見た時はどこの戦場かと思うほど。 (私の周りはこういう騒ぎに一切参加しない若者ばかりでほっと胸をなでおろすんですけどね。) マルセイユでは毎回ゴミ収集車もストで、町中がゴミで溢れるのが恒例です。 これでいいのか、フランス?? で、今回のストライキにまんまとはまってしまったのが日本人Sさんファミリーご一行様。 彼らが発つ日の電車はなんと朝・昼・夜の3本のみでした 一人身なら駅まで行って、乗れそうな電車を待って…もできますが、 Sさんご一家はご夫婦、3歳の娘さん、祖母の構成。 駅でもみくちゃには耐えられないだろうし、あてもなく騒然とした駅構内で電車を待つなんて。 いや、そんな経験する価値なし!と判断し、 次の滞在先カンヌまで車で快適にお送りしました しかしこれも実はラッキーだった方だな、と気が付いたのは数時間後。 ガソリン値を不満とするオートモビリスト(主にトラック運転手たち)によるストライキも同時発生中で、 フランス中心部の主要道路では彼らにより道が封鎖されていたのでした。 道が封鎖されればガソリンスタンドへ向かう補充のガソリンも届かないわけで、速攻ガソリン切れのスタンド続出という構図です。 南にはまだその影響が出ていなかったらしく、送り届けた主人曰く「スムーズだったよ」。 しかしなんだな~。 電車もダメ、車もダメ、となったらどうしたらいいんだ? その後の予備的被害者は義母と娘のCannelle。 娘も22日で秋休みに入るため、日本へ行く前にパリのいとこ(義妹の子供)たちと遊ばせましょうと義母が娘を預かると提案。 Cannelle、初めて親元を離れておじいちゃん・おばあちゃんのおうちへお泊りです。 ありがとうございます~~~ 落ち着いて仕事ができます~~ とはいえ、当然彼女たちが発つ日もストライキ予定。 SNCFネットで逐一チェック、幸いにもこの日は3本に2本は通常運行とのこと、ホッ。 安心したのも束の間、出発の朝のラジオでは。 「トゥーロンのメインストリートがストライキによる人々で封鎖される模様・・・」 はっ!!??? 電車、トゥーロンからなんですが?? (ちなみにストの間はトゥーロン-イエール間の電車は絶望的です) 道が封鎖されないうちに早く!!と1時間半前に家を出て、大した渋滞も無く到着。 しかしこの、朝日が昇る前の薄闇の中、「彼らが来ないうちに!!」と追われながら目的地へ急ぐという感覚。 戦時中ってこんな感じ?とすら思いました 今日でもそんな思いを味わえるフランスってある意味すごい 日本でできない体験をするには10月のフランス、オススメです (ストはたいてい9・10月に集中するため) ということで31日はパリまで車で行き、11月2日の飛行機で日本帰国です 道路の封鎖の心配はもうないようだし、ガソリンもパリまで持つように予備を補充済みです。 飛行機はストの心配の無いルフトハンザ(ドイツ)だし~ 肝心のお仕事もほぼ完成間近! 怒涛のような10月、フランスをもうすぐ脱出~ ってまだ続きがあったりして? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.24 20:57:18
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