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カテゴリ:南仏生活
日本でここ数年前から出没しているモンスターペアレント、実はフランスにも当然存在します!
…というか元祖、といった気がしないでもないのですが・笑 9月の新学期があけてからというもの、連日ニュースではフランス各地のモンスターペアレントの様子を伝えており、 「親から脅された、暴言を吐かれた」 など、大変だな~と思いつつも他人事ととして聞いていました。 ところがところが。 娘の小学校にいました、モンスターペアレントが!!! 犠牲者は娘の担任、エロディ。 外国人が少ない地域柄、 「あ、この人私が白人じゃないから話したくないんだな」 と感じることが少なからずあります。 そんな中、娘の担任エロディは私の質問には毎回とても親切に答えてくれ、娘自身も彼女を気に入った様子だったので今回耳に入ってきた話には本当に驚きました。 成り行きはつまり。 エロディは去年もCPの担任を務め、今年は持ち上がりの生徒(CE1・2年生)と新たなCP(1年生)の複式クラスの担任に就任。 複式クラスは日本の大きな都市ではあまり聞きませんが、フランスではそれほど違和感は無く受け入れられている模様。 ちなみに娘は幼稚園年中組の時も年長さんと複式でした。 で、複式の生徒に要求されるのがEtre autonome(自立性があること)。 複式は2学年が同じカリキュラムをこなすのではなく、自習の時間が単式に比べ増えるので、自立性がある生徒で構成されることが前提なのだとか。 (娘は家ではかなり親に依存してますが・笑) で、ここで登場するのが黒人少年A君。 彼は去年のCPではエロディのクラスでした。 今年もエロディのクラスで持ち上がりになるのだろうと(親が)思っていたところ、別の担任で、CE1(2年生)単式クラスになりました。 そこで怒り狂った父親が小学校の校門で毎朝、登校する生徒や親を捕まえ、 「エロディは意地悪な教員だ、自分の子供を拒絶した、 人種差別だ!」 と触れて回ったのです。 エロディいわく、「A君には自立性が無く、複式は無理だと判断したまでのこと」 …。 正直、こういう「人種差別」を逆手にとるやり方は個人的に気に入りません 前述したように、白人としか話したくないフランス人は今までたくさん見てきましたが、エロディはその例ではないと強く感じています。 こういう親がさらに人種差別の連鎖を作っていくのだと思うと本当に気が遠くなります。 ちなみにこの親は白人、黒人の子供を養子縁組したそうなのですが、 親である彼自身が子供を潜在的に「人種差別している」としか思えない。 こんな出来事のお陰で、教育委員会から視察が入ったりと、ちょっと騒がしい1週間でした。 有志のママが集まり、手紙を書いたりもしました。 特に日本人の私の手紙は有効かと思われます ママ友曰く、エロディは金曜の放課後、泣いていたとのこと。 早く事態が解決して欲しいものです。 ふぅ、久々に熱くなってしまいました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.23 06:42:40
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