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カテゴリ:子連れ帰国
1月の読み聞かせの会のテーマは「日本の昔話」。
私は2年生のクラスに「舌切り雀」を読むことになりました。 したきりすずめ改訂 ねずみのもちつき (日本むかし話) [ 大川悦生 ] 娘のクラス以外には、娘の前でリハーサルをしてダメ出ししてもらいます😆 読みながら、気になったのが洗濯糊を食べて舌をちょん切られた冒頭の件。 フランスに住み始めた当初、洗濯機に直接入れるタイプの糊が見つからず探し回ったことが思い出されました。 フランスで見つけた洗濯糊はつけおきタイプで手間がかかり、使用感もムラになったりして、おばあちゃん世代でさえ既に常用はしていませんでした。 案の定、娘はおにぎりの海苔のことだと思っていて、洗濯と結びつかなかったようです😅 さらに思ったのが、昔はご飯から洗濯糊を自宅で作っていたから、雀が食べれたけど、今の時代洗濯糊を手作りしている家庭なんて、よほどの環境保護主義でない限り、稀だろうなあと。 ちょっとこれは読む前に確認した方がいいかもと思いながら、読み聞かせの当日を迎えました。 「舌切り雀の話は知っていますか?」には2/3の子供たちが「はーい」 「どんなお話ですか?」には、1/3の子供たちが、「雀が舌を切られちゃうの」と。 「なんで舌を切られちゃうのかな?」には、「…なんでだっけ?」 そこで、「おばあさんが作った洗濯糊を食べてしまったからです。」 と言うと、みんなキョトン。 さらに、「洗濯糊って知ってますか?」と聞くと、数人の男の子たちから、「知ってる!スーパーボール作るやつ!」と元気な声が帰ってきました。 想定外の返答に内心焦りながら、そう言えば地域の子供向けの催し物で、スーパーボール作りとかあったな〜と思い出しつつ… 「そう、洗濯糊は、スーパーボールも作れるけど、本当はお洗濯の時に使って、お父さんのワイシャツとかをパリッとさせるものなんです。」と説明。 「昔は、洗濯糊はご飯から作っていたので、雀も食べれたんですね」と続けると、みんな「えー!??」 言ってからちょっと心配になったので、一緒に聞いていた同年代らしき先生に「ですよね」と同意を求めてみました💦 深く頷いてもらい内心ホッ😅 「だから、お店で売っている洗濯糊には、食べちゃいけないものが入っているので雀にはあげないでくださいね」と一応フォロー。 その話を読み聞かせ後の反省会で話すと、めちゃくちゃ盛り上がりました😆 そう言えば最近バリバリのシャツ着てる人なんてあまりいないよね、 もう形状記憶シャツだもんね、 子供の持ち帰る給食のエプロンもバリバリしてないよね、 などなど。 本当、深い読み聞かせの会です😆 ということで、是非現代の子供たちに、洗濯糊の日本古来の使用法と原材料を教えてあげてください😁 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.09 20:41:52
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