HONEY PIE'S SILVER SHELTER

バンドネオンの一番活躍する音楽といえば、タンゴでございましょう。
タンゴと言えば、とーしろ的には LA CUMPARSITA 一曲なわけだが。

1917年頃、ヘラルド・マトス・ロドリゲス作曲。
この人はウルグアイ人だったらしい。
国境を接しているが、アルゼンチンではないじゃないか。ふーむ。
と言われても、全然わからないのでつい外務省のＨＰを見てしまったのだが、
スペイン及びイタリア系で、スペイン語を話すカトリックの国、らしい。
アルゼンチンと同じような感じの国なんだな。ま、隣りだし、同文化圏なんだろう。

うちのおかんは古の２０代からずっと「シャル・ウィ・ダンス」が趣味で、
モダン何級とかラテン云級とか、取るのに金を使う割には、
まったく実益にならない資格を持っている人なので、
普通に踊れるタンゴのＣＤは食傷するほど聴かされていたのだが、曲目を覚えているのは、これだけだ（笑）

こないだ買ったピアソラのＣＤは「天使のミロンガ」という曲がオープニングを飾っている。
ミロンガというのは、タンゴを踊るパーティのことを言うんだとうろ覚えしていて、
だったよね？とおかんに確かめたところ、どうもそれは二次的な使い方のようだよ、
ミロンガというくくりの音楽がタンゴになったみたいだよ、と言うのだ。
なにそれ？と問いただしたところ、ミロンガのＣＤがあるから聴いてみそと言われ。
聴いてみた。

確かにバンドネオンを使っているのだが、メインが弦とそのカッティングだったり、
そしてボーカルも盛りだくさんだったり。
タンゴと言われればそうも聴こえるんだけど、これ、実際踊ろうとすると困る曲が多いらしい。
おかんは音楽を踊れる踊れないだけで判断するのだが、あっしにはその基準がわからん（笑）
この中にはピアソラが演奏している曲も入っていた。

これで踊ってみちくれいといってかけたエリントンのＡトレインはジルバでおっけい、
ビートルズのロケンロール・ミュージックはジャイブでくりくり踊るのに、
ミロンガのＣＤはこりゃ、ランバダみたいでぬるいとか言ってＮＧ。
ピアソラのリベルタンゴはがんばればなんとかなるけど、速すぎてだめー、
アルゼンチンタンゴの人たちがくっついて踊ったりする曲だよ、これ、
他は素敵で聴くのはいいけど、全然ダンス曲じゃない、と言う。
うん。そうかも。おかん、なかなかえらい。

タンゴはコンチネンタルになって初めて、ラテンの正式種目になったということなんかなぁ。

バンドネオンについて、とってもわかり易く書いてくださってるＨＰを拝見した。
あまりの鍵盤の・・・鍵盤ではない、ボタンの・・・バラつきに唖然とする。
了承を得ずに、 msda さんのＨＰへ直リン
もんのすげぇでしょ。

スチールドラムもメジャースケール叩くだけでかなりばらんばらんな配列だったと思うが、
それを上回るかも。コード弾くし。
尊敬です、バンドネオン奏者の方。

これに比べれば、サックスなんて、とってもわかりやすいのになぁ・・・