あなたの隣に誰かいる 1~5話
北村さんは、澤村数馬と久遠駿介役。半分しか見ていないので、この2人の関係はいまだ不明。ものの噂でストーカーだと聞いていたのだが。(以下ネタバレます)なんだこれ、単に理不尽に付けねらわれたんじゃなくて、女の方が頭からやる気で浮気なんだ。そりゃ、あなた。ちょっと可愛そうってもんだろう。ストーキングするだけの立派な、と言うと語弊があるが、理由はある。遊ばれてぽい捨てされたのは、いや、まさに文字通り、海に捨てられちゃった(らしい)のは駿介の方じゃないか。ヒロインに対する好感度は結構重要。怯える側に感情移入し難いと、せっかくの怖さも半減してしまうからな。梓は景気よく叫んでくれるが、恐怖に打ちのめされ、侵食されていくメンタルなところの説得力が乏しい。この手の犯罪の加害者にシンパシーを感じさせられるとこっちが困る。いや別に北村さんが演じているからってわけではないですよ、多分(笑)ご都合主義的に、周りは怪しい人がわんさか、今日に町の事件が起こり、明日に当座の解決を得つつ、話は進んでいく。前座、町に入った途端、警告をかますおばあちゃん。八つ墓村の老婆とは無論、別人である。一番手、お向いの日野さん。二番手、お隣りの北村さん。三番手、ご近所のラムちゃん言葉の奥さん。この時は、駿介と梓のポラロイドがソファーにささっていたから、別ルートの侵入もあったのだろうが。ここで一旦今日の町の事件、一人目の犯人披露。四番手、実は運転手さん。犯人二人目披露。どちらの今日の事件も、北村さんがヒロインの危機を救うという、同じパターンが踏襲されて、ちょっと飽きる。放火犯を撃退した後の「こんばんわ」は素敵だが。4後半から5話目で、半ばのクライマックスを作って引っ張り。この後は虫の女と30年前の因縁話で2,3話引き伸ばす、のか?戸田さんは、快演だったな。ユースケさん、いいダンナさんっぷり。隣家のドアを強行突破する北村さんはさすがの迫力で、堂に入った家宅侵入。海岸のポエマーとしては、訛りがちょと気にはなりますが、愛嬌愛嬌。ベスト着て、にこにこしながらスーパーの袋を下げているのは、とっても爽やかで可愛らしい。光が強ければ、影も濃いのだ。出番が多いのは嬉しいー、先に期待して見続けよう。5話も見たのにまだ、これがホラーなんだかオカルトなんだか、サイコスリラーなのかサスペンスなのか、見極めがつかない。最終的にどこに落とすつもりなんだろう?途中のマルチはかまわないけれど、最後は収めてくれないと。世界観の線引きだけは、お茶を濁さないでくださいませね。これだけ時間使って見るんですから。連ドラを続けて見るのって、辛い・・・(フジテレビ 2003)