カテゴリ:ぴかままの旅の空
今回の衆議院議員選挙。告示が8/18、投票が8/30ということで、私、告示日から投票日まで、全く住所地にいられないわけです。普通のお勤めのかたでも、例えば長期研修とか長期出張とかでこういうケースって充分にあり得ますよね。
んで、この選挙日程が発表になった段階でネットで調べてみたら、期日前投票というのは告示日翌日から投票日前日までしかできないみたい。こういうケースは、不在者投票の制度を使えば滞在地での投票が出来る、ということでした。それで、区役所に行ったついでに上の階にある選管事務所に寄り、不在者投票の申し込みをしてきたんです。 手続きは簡単。書類に必要事項を記入するだけ。投票用紙を送付して欲しい宛先をちゃんとメモしていきましょう。私は実家の住所をとっさに思い出せずケータイのアドレスブックを開くも、なんと住所を入力してありませんでした 慌てて母に電話して番地を確認して記入。 この時、最高裁裁判官の信任投票もやりたいかどうかを聞かれます。というのは、これは投票日の一週間前からしかできないので、しないならば投票用紙も早く手元に届く、とのこと。せっかくの国民の権利ですから、これもやることにします。 それで、投票用紙その他の入った速達簡易書留が先日実家に届きました。 話逸れるけど、ドイツの郵便制度では速達と書留がなぜか両立しないんだよね・・・ どちらかにしろ、といわれる。 単に習慣・制度上の問題でしかないのだろうけど、なぜ同時に出来ないのか理解に苦しむところ。同時に両サービスを行う必要性を、ドイツ人が感じていないから制度がないのだろうとは思ふ。 さて、その速達書留。 私の不在中に母が受け取ってくれたんだけど、配達人がいうには「これ、ホントなら名古屋に転送しているところだったんです・・・」とな。つまり、私が約1年前に「転居による転送届」を出している、それにひっかかるんだそうな。 ・・・でもさあ。明らかに「名古屋の選管」から「不在者投票の投票用紙」と明記されている封書だよ?まあ、だからこそ転送にせずに救出してくれたのではあろうけれど・・・転送届も、意外と不便な現象を引き起こすんだね これは、外封筒は開封していいのだけど、中に「投票用紙」「投票用内封筒」「不在者投票証明書」「投票用外封筒」などが入っている封緘された封筒があり、これは自分で開けちゃいけないのだそう。このまま投票所に持っていって、係員が開封するんだとか。 さて、これを持って昨日の稽古帰りに、ひと駅手前で下車して「期日前投票所」に行ってきました。 あれ?「期日前」じゃないよね? ・・・なんだけど、区のサイトで調べたところ、「K東区の不在者投票所は期日前投票所と同一です」と書いてありまして それもでも、そのページを目を皿のようにして全部読んで初めてわかる書き方・・・パッと一度読み飛ばしただけだと、路線も違う遠い区役所本所の選管に出向いて投票しなきゃならないみたいに読めました・・・それも、土日はダメ、みたいに。実際には区内各所に点在する期日前投票所で土日も出来るんですけどね。 行ってみると、「期日前投票所 不在者投票所」と並記されていてひと安心。 でも、その部屋に入ろうとすると係のかたが「こちらの宣誓書(投票用紙請求書)に記入を・・・」と言っています。それって「期日前」用だよね・・・。 「あの~・・・期日前じゃなく不在者のほうなんですけど・・・」と言って封筒を渡すと、 「あ・・・不在者投票・・・ですか・・・こちらにおかけになって少々お待ち下さい・・・」 明らかに慣れてない様子。で、どうやら上司に「どうするんでしたっけ?」と確認しに行ったみたい。 しばらくして係員がでてきた。 手には、既に開封された例の重要書類の入った封筒が。 う~ん・・・これって、係員が、投票者本人と立会人の目視のもとで開封するべきものなんじゃないのかなぁ・・・「本人確認のため姓名と生年月日をお願いします」と言われるも、係員の声も小さく発語もはっきりしていないので一瞬理解できず戸惑う(これは職業病か)。電話じゃないんだから、証明書提示させればいいんじゃないのかねぇ。 そして記入台へ。 記入台の隣のブースにその係員が立っているので、いちおう見ないようにしてくれてはいるのはわかるんだけど、なんか監視されてるような気がして書きにくいなぁ。 小選挙区(私の場合愛知2区)の候補者リストは名古屋の選管が同封してくれているのでそれを見て記入。比例区は全国共通なので、わからなければ現場でリスト見せてもらえばいい、とのこと。 ベルリンの大使館での在外投票だと、記入台ブースにリストのファイルが備え付けてあったんだけどな。ここには一切そういうもの、無いねえ・・・。 書いた用紙を内封筒に入れて糊付け、外封筒に入れて糊付け、外封筒に記名、という手順は在外投票で慣れているのと同じ。でもそれ、在外投票ならば複数の立会人に目視確認してもらいながら、登録の選管の住所を記入した送付用封筒に入れて封をするところまでやるんだけど・・・ここでは隣に立っている係員にそのまま3通の封筒を渡すだけ。「間違いなく名古屋市の選管まで送らせて頂きます」と言ってはいたけれど・・・大使館の厳密な手順を何度も経験しているだけに、ホントにこれでいいのか?と不安になってしまった私でした 大使館での在外投票時の、あまりにも大げさとも思える手順、当時は無駄な労力と思っていたんですが、今回の区職員のやり方見てると、逆に「もっと厳密にやれよ!」と思えてしまいました。大使館のだって現地採用アルバイト使ったりしてましたから、必ずしも「外務省の国家公務員と国内の地方公務員の能力ややり方の違い」とも言い切れないんですよね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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