カテゴリ:ぴかままの旅の空
オーガナイズ方面でいろいろと混乱のある今回の演奏旅行ですが、とりあえず今日一日は稽古無し、ゆっくり休んで下さい、と言われ、ホテルでのんびりするつもりでいたんです。
・・・が。 深夜3時にホテルに到着しチェックインを済ませたところで、リーダーのかたから「12時半にロビー集合でお昼を皆で食べに行き、その足で観光に行きます。夜は合唱とオケの稽古を見学」と言われて「え”・・・」 休めないじゃん・・・。 とりあえず朝ご飯をパスし10時まで熟睡、シャワーを浴びて、下に降りていきました。そこで「私は観光よりむしろ休息を取りたいので、お昼はご一緒しますが観光は失礼してそこから自分でホテルに帰ります」と宣言。せっかく来たのだからとの配慮はありがたいし、行く予定の場所は見てみたいところではあったけれど(アタテュルク廟、アンカラ城趾、アナトリア文明博物館)、半日で、それもグループでそんなにうろうろしていてはきっと疲れてしまいます。特に博物館は、自分の興味のある分野に集中して見るか、全部をまる一日時間をかけて見るかしたいほうなので、団体で行っても見た気がしないのは予想できますからね。以前ペテルブルクでエルミタージュに連れて行ってもらい、VIP待遇で裏口から入って超特急見学ツアーというのをやったことがあるんですが、何を見たのか、なにひとつ覚えていないのです。その二の舞になりかねません。 行ったのはレストランと言ってもインビスに毛が生えた程度の大衆食堂で、しかも幸いホテルからそれほど遠いところではなかったので、とりあえず地図にそことホテルの場所を書き込んでもらい、徒歩で散歩しながら帰ることにしました。他の皆さんはマイクロバスでそのまま観光へ。 ちなみに、このマイクロバスを運転しているのはトルコ語しか話せないおっさんですが、大学で日本学を専攻しているというカヤ君というアルバイトのガイドさんが付いてくれています。彼は1年間東京留学の経験があるそうで、たいへん流暢な日本語を話します。彼にとってもこの「トルコにおける日本年」は良いアルバイト兼実習なんでしょう。もっとも、深夜にわたる長時間労働で大変だとは思いますが・・・。 お昼に食べたのはベルリンでもお馴染みのAdana Kebap。ラムの挽肉を、第一世代のiPod shuffleをもっと長くしたくらいのサイズに整形して焼いたスパイシーなハンバーグのたぐいとでも言ったらいいのかな。それと焼きトマトや、ブルグールのトマトピラフが盛り合わせになっています。小さな生野菜サラダが別皿で付きます。 皆と別れて坂を登ります。坂登りは普段から鍛えてますから全然OK(笑)。泊まっているホテルは市の南部、大使館の建ち並ぶ高級住宅街方面にあるのです。 坂を登り切ったところで、市街地を望むショット。ここのすぐ下の谷はボタニック・パークになっています。ここのそばには「アタクレ」という展望タワーがあり、上からは街並みが全方位見渡せるそうです。 その「アタクレ」の下がショッピングセンターになっているというので寄ってみました。この日は閉まっているお店も多かったんで全貌は把握できませんでしたが、スーパーや安物ショップもあり、買いたかったものはほとんどここで調達することができました。その前にレストランの隣の小さなスーパーでミネラルウォーターだけは買ったんですが。同じブランドのお水、最初の店のほうが安く売ってました(笑)。私が(最初の店で)買った値段は500ml=0.20TL(16円)、1.5L=0.40TL(32円)。色々ある中でも一番安いお水です トルコのデコポン?!というか普通のおみかんです。年末年始に札幌のスーパーでみかん買おうとしたらもの凄いお値段でびびってしまって買えなかったんですが(苦笑)、あれは年末年始価格なのはもちろんのこと、そういえば北海道ってみかんはいわば「輸入品」みたいなもんだから普段から高めだったよな、と思い返しています。柿なんかも愛知で買うよりかなり高かった・・・。 これもベルリンで慣れ親しんだ「Ayran」。塩味の「飲むヨーグルト」です。イスタンブールの空港に到着するなり売店でこれを買って飲み、仲間にも強制的に味見させたんですが、飲んだ人は結構気に入ってくれましたよ。 漢字変換によってはサイトみたいな表記になってしまうこの飲み物、もちろんトルコのものなんですが、ベルリンの(普通の)スーパーでももうだいぶ以前から乳製品コーナーの常連です。でもさすがに1L入り、1.5L入りというのはトルコスーパーにでも行かないと目にすることはありません。ここではいろんなメーカーのが売られていましたが、牛乳瓶型のペットボトルが気に入ってこれを選びました。 ベルリン時代に使っていたニンニク潰しと同じタイプのものを見つけました。これ、ニンニクを潰すだけじゃなくて、チェリーやオリーブの種抜きも一体化しているスグレモノなんですが、私が持っていたのはアルミ製で、食器洗い機に入れて洗っていたら表面が劣化してしまってなんだか危ない感じになってきたので、引き揚げるときに処分してしまったんです。以来オリーブの種抜きを探しているのだけどなかなか良いのが見つからず・・・去年の秋に東京でひとつ輸入品を見つけたんですがカイエさんの分だけ買い、自分はドイツ行ったときに買ってこようと思い買わなかったんですね。というのも、日本でオリーブ、それほど買って食べないし。でもこないだドイツでは同じタイプのニンニク潰しが見つけられず(廃番になってしまったのか?)、もっといいニンニク潰しを見つけて買ってしまったのです。そっちには種抜きは付いていないので、種抜き単体もさがしたんですが結局買いそびれ。なので今回これを買って帰ってもあまり意味が無い。 でも、その横にはこれがありました! ええ、種抜き単体です! 上記のものより種抜き部分の受け側がちょっと大きいので、主にチェリー用なのかなとは思いますが、オリーブにもいろんなサイズがあるし、これでいってみましょう! 食品売場でおつまみ用のオリーブとコルニション(ミニサイズの胡瓜のピクルス)も購入。あとで使ってみようと思います。ちなみに、オリーブは100g買って0.85TL(68円)。ピクルスは同じく100gで0.75TL(60円)。激安 買ったワケじゃないけれど同じスーパーで見かけた洗濯用洗剤。ビンゴ!です ひとつ上の階の安物屋では、小さめのタライと、激安湯沸かしポットをゲット。 洗面台に栓が付いていないんですよ・・・おかげで下着の洗濯が非常にしづらく、栓を買おうと思ってたんですが、栓が見あたらず、帰りに捨てて帰ればいい、ということで1.5TL(120円)の百均もどきタライを買ったわけです。湯沸かしポットは、手持ちのティーバッグだのドリップバッグコーヒーだの粉末レモネードだのをカバンに放り込んできたのに、部屋に湯沸かし器がない!ということで諦めていたんですが、なんとこれ、4.5TL(360円)だったんです!そりゃ、買うでしょ~ タライもポットも、made in Turkeyだそう。 楽しいお散歩になりました。 夜、改めてロビーに集合し、公演会場へ。 ・・・と思いきや、意思の疎通が上手くいってなかったらしく、間違ってフェスティヴァルの開会セレモニーの会場に連れて行かれてしまいました 引き返して劇場へ。行ってみたら・・・ま、詳しくは書きませんがこちらの心づもりとは違ってカチンと来ることなどもあり しばらく待機の後指揮者と打ち合わせをして22時半ごろに終了。ミニバスでホテルに戻り、それからホテルの人に聞いて近くの遅くまでやっているレストランで深夜のご飯。 私が注文したのは名古屋めし、ではなくて あたかも名古屋めしかのような「鶏の手羽先のグリル」。これ、大ヒット!いわゆる手羽先に塩その他で味付けして焼いてあるだけなんですが、正しく日本のやきとり屋の味がしましたよ。あ、もちろんトルコ料理なんですけどね リピート必至かも。 (写真提供感謝>イチロー君) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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