[ぴかままの仕事部屋] カテゴリの記事

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  ・・・ったくもう・・・（愚痴）

  本日はちょいとばかり不機嫌仕事関係で２つの大きな交渉ごとが同時進行していたのですが・・・片方を【Ａ】もう片方を【Ｂ】と呼ばせて頂きましょう。どこのどういう種類の仕事か、ここには書けないんです。すいません【Ａ】と【Ｂ】は、そもそも時期が重なっているため両立しません。【Ａ】は、自分が希望して募集に応じたもの。【Ｂ】は、向こうから「やってくれないか」と転がり込んできた話。私としては【Ａ】を優先したく、【Ｂ】のオーガナイザーには、仕事そのものには大変興味があり是非やりたいのだが、【Ａ】の結論が出るのが2月中旬だそうなのでそれまで待ってもらえるか、と頼み、それまで待つという返事をもらっていたのです。【Ａ】のほうは、聞こえてきたインサイダー情報によればかなり可能性が高いらしいということで、ほとんど決まったようなものだろうと私も読んでいたのです。ところが。今日になって、【Ａ】から断りの連絡が入りました　なんてこったいんで、慌てて【Ｂ】のほうに「日程的に大丈夫になったので是非やらせて欲しい」と連絡を取ったら、なんと私の返事を待たずに別の人に決めてしまったというではないですかくっそぉ・・・結果的に嘘になっても良いから【Ｂ】に「絶対やります」と言っておくべきであった。正直者は損をします・・・悔しいのう。そして、こんなことは実はこの業界では日常茶飯事・・・とまではいかないけれど、けっこうしょっちゅう起きるのです。でも、いくら駆け引きの世界だからといって、日常的に平気で嘘を付くような人間ではありたくない・・・でもやっぱり、こういう人は損をします・・・人間としてのポリシーの問題だから、しょうがないと言えばしょうがないんですけどね。厄落としに、ビーフステーキに納豆のっけて喰ったろか？！わかる人にはわかる、わからない人にはわからない内輪ネタですいません「それってどことどこだべ？」とかのつっこみもご遠慮下され・・・世の中、簡単じゃないよね、と同意してくれたらポチッとヨロシク　

  2008年02月16日

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  再びハンブルク。

  私にとっては二回目の公演。前日にベルリンに戻ってきているし、この日は稽古も無しということで、開演30分前までに楽屋入りすればOK。ただし、前回譜面台の高さと照明の関係をちょっと失敗してしまって楽譜が見づらくなってしまっていたので、譜面台の高さ調整をするためにもう少し早めに入ることにしましたが。午前中はゆっくり寝て、ブランチしにささやへ。今年初めてのささやです。バラちらしを食べはじめたら、新しく入ってきたお客さん（日本人カップル）、なんとなく見覚えのある顔。でもチラッと見ても反応がないので単に他人のそら似とかなのかなと思ってそのまま食べていたら、大将と私の会話を耳にはさんだらしく「もしかして・・・」と話しかけてきました。なんと、もう6～7年は会ってないと思われる同業の知人。ベルリン州立歌劇場の合唱団員として長年お仕事をしていらっしゃるご夫妻でした。ご主人、以前はつるんとしたお顔だったのですが、ひげを生やしていらしたのですっかり見違えてしまいました。一旦家に戻ってトランクを持ち、ハンブルクへと向かいます。予定の列車にもし乗り遅れても、その次のでも全然間に合う（ちょっと所要時間が長くなりますが）ので時間をあまり気にせず準備していたら、気がついたらもうかなりギリギリになってしまいました。家を出て10mほどでメイク落としを忘れてきたことに気がついて、取りに戻ろうかな？と時計を見てギリギリであることに気がついた次第です（汗）。取りには戻らず現地で買うことにしてそのまま駅へ。それでも、ナンプレの本を買うために本屋に入る時間はあるんだから不思議なものです（笑）。残念ながらそこには欲しいシリーズのが置いてなかったのですが、結局ハンブルクの駅構内の書店で見つけることが出来ました。一旦ホテルに荷物を置いてから、ちょっとその辺を一回り。幸い、よく使っているチェーン店のドラッグストアを見つけることが出来て、メイク落とし用にベビーオイルの小瓶、浴用剤（今回のお部屋はバスタブ付きなので）、そして飲み水を無事に買うことができました。楽屋にはワセリンが置いてあるのでそれ使ってもいいんですけど、それ、なぜか蓋がないので埃が積もっているような気がして・・・（>_

  2008年01月11日

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  突然の代役

  7日の夕方、「け」とふたりでお留守番していたら、携帯に電話がかかってきました。なんとなんと、ハンブルク州立歌劇場（リンク先はドイツ語）の「ルプパ」のバディアトの代役の話です。それも、明日の晩だというではありませんか。なんでも、本来の歌手がインフルエンザだとか・・・。10月の本番の直後だったら暗譜で演技付きといわれても即できたかも知れないけど、２ヶ月以上楽譜開いてもいなければ録音聞いてもいないし、あのあとにもいろんな曲をやったので、突然いわれても演技付きはちょっと無理です。その旨一応伝えたのですが、とにかくこの役はほかにやったことのある人が少ないので、譜面見てでもいいから歌える人がつかまったというだけでもありがたい、と言われ、では引き受けましょうということになりました。但し、本来の歌手が正式に病欠と決まらないと正式には頼めないということで、当日の午前11時まで連絡待ちをしてくれというのです。代役ではこういうことはよくあることなのですが、やっぱり予定が決まらないのはこちらもハラハラドキドキしますね。結局10時にこちらから電話を入れて、ゲラからなので遅くとも11時12分の列車をつかまえないと本番に間に合わないのでできるだけ早く決めてくれと頼み、10時12分に「来て下さい」との電話をもらって即出発。一応直ぐに出発できるように、リュックサックには持って帰るべきものを詰めてはおいたのですが、パソコンはギリギリまで列車の接続調べたりで使っていたので、電話をもらってからプログラムを終了したりなんだりで、コートを着てTeru家を飛び出したのが10時20分。というのも、10時30分の列車があるのがわかっていたので、少しでも早く着くに越したことはないからそれに飛び乗ろうと思ったわけです。ところが、50mも行かないうちに携帯電話を忘れてきたことに気がついてUターン。インタフォンで「携帯！」と叫んで、らららちゃんに持って降りてきてもらいました。その時点で10時24分。そこからダッシュ！幸い、Teru家はゲラ中央駅から徒歩5分。全速力で走れば3分で着きます。27分にホームに通じる階段のところに着いたので、そこにある自動販売機で切符を買おうと試みますが、慌てているので上手く行きません。途中で諦めて階段を駆け上がり、「間もなく発車します、ご乗車の上お待ち下さい」とアナウンスがかかっているライプツィヒ行きの快速に飛び乗ります。これ、そういえば車内に券売機があるんですよね。それを先に思い出していれば下で泡喰わずに済んだんですが・・・と、券売機の前に立ってみると、券売機、故障中との表示が・・・（>_

  2008年01月08日

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  一旦ベルリンへ。

  24日に皆でクリスマスをお祝いしたその翌日、ウィーンからお客様。日本の公的奨学金を得てウィーンに一年間の留学に来ているという、バリトンのＩさんです。彼は息子さんが生まれて直ぐに、妻子を日本に残して留学に旅立ったということで、一番可愛い時期をそばで見られないかわいそうな新米パパ。そういえばTeru氏も、「け」が生まれて4ヶ月くらいでゲラの劇場に単身赴任し、5ヶ月ほど寂しい日々を送ったんでした。この日の夜、Teru氏の出演するオペラの公演があり、Ｉさんはそれを観にいらしたのです。ホントは私もこの公演を観たかったのだけど、私は夕方から一旦ベルリンに帰らなければなりません。というのは、26日にベルリンで本番があるのです。お昼過ぎの14:45からゲネプロ、17時からと19時からのダブルヘッダーという日程だったので、物理的には当日の朝ゲラを発てば充分に間に合う計算になるのですが、万が一自分が乗り遅れたり、そうじゃなくても列車が大幅に遅れたりする可能性もあるので、本番には絶対穴を開けない為の保険として、やはり前の日に帰っておくのが良いと思ったわけです。そんな事態にまではならなくても、移動というのはやはり疲れるしストレスにもなりますからね。お昼頃に到着したＩさんを交えて昼食。そのあとはTeru氏以外の皆で、近くの城跡にお散歩に行きました。新米パパのIさん、近い将来自分の息子とこうやって遊ぶのか～と想像しながら「け」の相手をしてくれていたみたい。最初は先輩の前で少々縮こまっていたのでしょうが、「け」と遊んだりしているうちにだいぶほぐれてきたみたいですよ。けっこうお茶目な面も披露してくれました。家に戻り、私の焼いた全粒粉の無糖シュトレンでお茶。それから、私はベルリンへと向かいます。荷物はほんのちょっとだけ。着替えや何やかやはぜんぶ置いていきますよ。持って帰るのは、もらったクリスマスプレゼントと、ノートパソコン、そして26日のコンサートの楽譜くらいですから、リュックサックひとつでじゅうぶんです。途中ライプツィヒでの乗換の際、晩ご飯代わりにしようと、行きにも買ったベーカリー・ルーカスのシュトレンをひと切れ買いました。でも結局、Teru家で残ってしまったほうれん草と挽肉のパイも持ってきたので車内ではそれを食べ、シュトレンは家まで持ち帰ってしまいました。ほら、表面にかけてある粉砂糖の層、マジで5mmありまっせ・・・ ちなみにこれ、幅は20cmあります・・・とりあえず予定通りに家に到着、その日はゆっくり家で眠り、翌26日のハードスケジュールに備えます。クリスマスの連休なので、普段の祝日よりももっとお店は開いていません。いつでもやっている深夜営業の酒屋でさえ閉まっています。冷蔵庫はほぼ空っぽ、冷凍品以外で入っているのは調味料や保存食類、そして使いかけの白菜くらいです。冷凍のご飯さえも切らしてしまってしたので、まずはご飯を炊いて、白菜とメンマと、冷凍から出しておいた豚肉とで中華炒めを作りブランチにしました。今回のクリスマスコンサートのプログラムのうち、私に関係のあるのはサン＝サーンスのクリスマスオラトリオと、ソロ５重唱で歌うMax Reger編曲のクリスマスソング４曲。これを、ゲネプロと本番２回をたてつづけにやるのですから結構たいへんです。思ったよりも疲れました。自作の初代シュトレンを持参・提供して皆に喜んでもらえました。本番後、打ち上げでギリシャレストランへ。小さいサイズのGyrosを頼んだものの、それでもフライドポテトの分だけ多すぎました。テノールのソリストのお子さん２人（お兄ちゃんが８歳、妹ちゃんが７歳）にすっかりなつかれて、だんだんテンポの上がっていくクリスマスソングにあわせて店内をグルグルと練り踊るのに参加させられてしまいましたよそして27日朝、再びゲラへと向かいます。本当ならば午前中はゆっくり寝て、お昼頃から向かいたかったのですが、切符が安くとれるのがもう朝８時58分発のしかなかったのです。結局、ルーカスのシュトレンはそのまま汽車の旅の共として持ち運ぶことになってしまいました。・・・ほんとに5mmある！と目を剥いたらポチッとよろしく　　　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年12月27日

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  ドレスデン：その５

  再びドレスデンにやってきました。前回より一本（２時間）早い時間の電車にしたのは、午後２時半からの稽古に最初から出てくれという指揮者の要望に従ったもの。午後１時ちょっと前にドレスデン中央駅に到着し（DBっつーのは全く遅延無しでは運行できないのだろうか・・・今日は６分遅れ）前回と同じホテルにチェックインを済ませて部屋に荷物を広げ、それからお昼ごはんに前回食べのがしたStriezelmarktの子豚ちゃんを食べに行きます。紙皿に山と盛られた子豚ちゃんの肉とザウアークラウトの煮込み、マスタード、そして黒パンが１枚ついて5EUR。子豚ちゃんはグリルで丸焼きにしたのを切り刻んで更に肉汁でサッと煮込んであるようで、柔らかくジューシーな、豚肉好きならば垂涎の一品。しかしながらこれ、あまりにジューシーであるため、カウンターから立ち食いテーブルまで１メートル移動する間にお皿から肉汁がこぼれて私の白っぽいコートに大量にかかってしまいました。コートの生地は多少ならば水分を弾くようになっているのだけど、なにしろ脂染みですからね、乾いても跡が残ってしまいました。ホテルに戻ってから濡らしたタオルで一応拭いてはみましたが、完全にはとれてない。これは家に帰ったら丸洗いするしかないでしょうね。（←帰宅後洗濯したら無事とれました）２時半に会場に入ってみると・・・オケの稽古は始まっているのだけど、ソリストは誰も来てません。稽古を聴きつつ本を読みながら待っていたら小休憩に入ったので、指揮者に確認してみるとソリストは４時入りでいいのだというではありませんか。聞いてないよそんな情報。ここの団体、そういう事務連絡の不行届きがちょっと多すぎます。少し後になってからわかったのですが、テノールのソリストは今日の4時からも稽古があることすら知らされておらず、この日の午後、専属歌手として歌っている劇場での本番（子ども向けの小オペラ）があって、そこでこちらのコンサートにも乗っているオケのメンバーから聞いてびっくり、慌てて電話入れて夜のゲネプロしか来られないことを告げたと言ってましたよ。しかも、予定のバリトン歌手がインフルエンザで歌えなくなってしまったということで、別の初見のきくバリトンが急に頼まれてやってきました。この人、とにかく初見はすごくきくみたいです。男性歌手でここまで初見のきく人というのはこれまで出会ったことがないかも。夕方の休憩でまたこないだと同じベーカリーでお茶。私はコーヒーのラージサイズと、シュトレンをひと切れ。ここのは甘さは比較的控えめで私にとっては食べやすいのだけど、ちょっとぱさつき気味かな。面白いプチフールがあったので、schtatzky☆さんに頼まれていた件の証拠写真を兼ねて一枚撮ってきました。手前が「カエル君」、奥にあるのがSchwarzwaelder Kirschtorte（黒い森のさくらんぼケーキ）。「カエル君」はあまりカエルには見えないなぁ。むしろパックマンSchwarzwaelderは、写真が鮮明ではないけれど、ちゃんとプライスカードでそう名乗っているのが読めますよね？ちなみに、全国チェーンではなく地元のベーカリーですよん。午後の稽古の進行から考えて、今日のゲネプロ、本当に全曲通せるのだろうか？という感じでしたが、途中数回止めながらも何とか予定の時間内に全曲やることだけはできました。コーラスとか、結構心配な箇所はたくさん残っているのだけど・・・ま、本番で皆集中力を保って乗り切るしかないのでしょう。ホテルに戻って夕食。といっても今日はベルリンから稽古中の間食として小さいおにぎりを２個（ゆかりむすび、味噌焼きおにぎり）持ってきていたのを途中で食べたからそれほど空腹というわけではなし、でもこのまま寝るのにはちょっと空き気味、という感じだったので、ホテルのレストランで軽めのひと皿を注文してみました。・・・これで軽めかよ・・・Suelze（お肉のゼラチン寄せ）なんですが、写真ではソースで隠れていてほとんど見えませんね。それにサラダがちょっとと、Bratkartoffeln 炒めじゃがいも（いわゆるジャーマンポテト）がたくさん添えられていて、かなりボリュームあります。これと小グラスのビール（300ml）。・・・さすがにじゃがいもはだいぶ残しました。ところで、稽古の時に聞いた話なんですが、この日の朝７時、Striezelmarktではなく、旧市街は宮殿のところに出ている「中世風クリスマス市」で火事があり、10軒のスタンドが焼けてしまったのだとか。（↑リンク先はドイツ語）加えて宮殿の壁にも大きな損傷が出たんだそうな。この「中世風」は絶対お薦めだと言われていたので今回覗いてみるつもりだったのに・・・残念。去年ライプツィヒで同様のコンセプトの（多分主催者は同じ）には行きましたから様子はだいたい想像つくのだけれど・・・。もともと今週の木曜日までという予定だったので、今年はもう焼け残り部分を含めて閉鎖とのこと。タッチの差で行きのがしてしまったことになります。バーバラは月曜の晩に行ったのだそうで、「実はあんたが火つけたんでしょ～？」なんてジョークでからかわれていましたよ。・・・なんで子豚ちゃんの写真はないの？！と思ったらポチッとヨロシク　　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年12月17日

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  もっかい行ってきま～す

  ハイ、それでは今からもっかいドレスデン行ってきま～す。今日は午後から夜まで稽古があって、明日の晩が本番。明後日の夕方帰ってきます。夏のリハビリでお友達になった「ドイツ版KIKちゃん」ことHちゃん（ドレスデンの隣町に住んでいる）も来てくれるって。「ドイツ版楽ちゃん」ことIちゃんは仕事の関係で残念ながら無理だそうな。同じテーブル仲間のPさん夫婦にも案内状送ったんだけど、こちらはまだお返事がないので来られるのかどうかわかりません・・・。彼らはドレスデンからちょっと離れた村に住んでるしねえ。ホテルにはどうやら無線LANが存在するらしいのだけど、多分結構料金高いやつじゃないかと思うので、値段確かめてから使うかどうか考えます（爆）。高かったら、帰ってくるまでネットはお休みね。・・・ガラス製「ウプパ」買ってくるのかな？と賭けをしたくなったらポチッとヨロシクいや、何にも出ませんけどっ　　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年12月17日

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  ドレスデン：その１

  ドレスデンにやってきました。今回は稽古だけ。とはいっても、14:30～17:00、18:30～22:00という予定の長めの稽古です。最初はオーケストラだけで始めるということで、私は15:30に会場入りすればよいということになりました。会場は中央駅からそれほど遠くはありませんので、14:52に中央駅着の電車に乗りました。結局10分遅れで中央駅に到着。そこからトラムにひと駅だけ乗ってちょっと歩き会場へ。Lukaskirche ルカ教会というところです。ここは、ドレスデン十字架合唱団のファンなら名前を聞いたことがあるかも知れません。DDRの時代、レコーディングによく使われたところなのです。共産主義政権は基本的に宗教を阿片として弾圧する政策をとっていましたので、この伝統ある教会の建物も、教会としてではなく、その音響の良さを生かそうとレコーディングスタジオとして改装されて使われていたのです。統一後は改めて修繕され、現在は教会としても復活し、同時にレコーディングやコンサートの会場という役割をも果たしているのだそう。会場で他のソリストたちともご挨拶。メゾソプラノのソロを歌うバーバラは、実は我々の世代の日本人にはひそかによく知られた人なんですよ。音楽・合唱ファンはもとより、コミックファンも知っているかも・・・「バイエルンの天使」という漫画、覚えてますか？南ドイツのBad Toelz バート・テルツに本拠地をおくテルツ少年合唱団を舞台にしたコミックです。バーバラは、ここの指導者の先生の娘さんなんですよ。漫画の中にも登場します。第１巻では、金髪巻毛の少女として、日本人が連想する典型的なヨーロッパ人の女の子の姿で描かれているのですが、その出版後にテルツ少年合唱団の来日公演があり、作者のたらさわ みち さんが実際のバーバラに初めて会い、金髪巻毛ではなくダークブラウンの緩やかなウェーブヘアだということを知って次からは絵が変わったのだ、と本人が言っていましたよ少年合唱団ですから男の子だけなんですが、指導者の娘さんですから「少年合唱団の中の唯一の女の子」として一緒に歌っていたのだそう。少年合唱団といえば、今回初演する作品の作曲家との打ち合わせのためつい先日ベルリンのコンサートホールのカンティーネで待ち合わせをしたのですが、渋滞にひっかかって30分ほど遅れるという作曲家を待つ間、最初は空っぽだったカンティーネが、ちょうどリハーサルが昼休みになって昼ご飯に降りてきた、ライプツィヒ トーマス教会合唱団の少年たちで溢れんばかりの騒がしさになってしまい、打ち合わせをするにはふさわしくない状態に・・・ 作曲家の到着を待ち、やむを得ずそこを出て別の静かなカフェに移動する羽目になりましたよその作曲家も、少年時代を十字架合唱団の団員として過ごした人。今六十代初めですから、この教会でのレコーディングにも参加、したのかな？実際に歌ったりほかの人の演奏を聴いたりしてみると、すぐそばよりも演奏者よりも少し離れた方が聴きやすいようです。指揮者の直ぐ横にいるとオーケストラを挟んだ後ろの合唱団はとても聞こえづらく、でも客席にまで離れればちゃんと聞こえているという感じです。バロック作品の際に合唱団の直ぐ前に立って歌ったら、今度はまた聞こえ方が違うし。ソリスト同士のアンサンブルにも、オーケストラの音を聴くのにも、ちょっと慣れが必要かも。その点から言っても、本番前日と当日だけでなく、この日稽古があったのは良かったです。列車の中に持ち込んで食べた中華のお弁当（駅で買ったもの）が結構な量だったためか、稽古の「夕食休憩」の時にはまだお腹がすいておらず、バーバラと一緒に近所のベーカリー（こちらのベーカリーにはたいていイートイン出来る場所があります）に行ったものの結局コーヒーだけ飲んで、隣接のトルコインビスでひきつづき紅茶を飲んでおしまい。そうそう、このトルコインビスで作曲家が緑茶なるものを頼んだら・・・でてきたのはえらく鮮やかな緑色の液体。ちょうどかき氷にかけるシロップみたいな色です。あれはいったい何だったのでしょうね・・・まさかWaldmeisterのシロップをお湯で溶いたもの、ではないと思うんですが。写真撮っとけば良かったなぁ。稽古の合間に、持っていった蜜柑を食べて、稽古が終わるまで保たせました。21:40頃稽古終了、そこからホテルに移動してチェックイン。ホテルは、中央駅近くのHotel ibis Koenigstein。フランス系のこのチェーン店ホテル、ドイツ全土あちこちにありますが、ウチの近所にも一軒ありますよ。ドレスデン中央駅の前にはこれがなんと３軒並んでいるんです。DDRの頃に立てられた国営ホテルをibisチェーンが引き受けて、それぞれ別のibis Hotelとして営業しているんです。どれもクラスや値段は同じですが、内装などが微妙に違うらしい。私は確か初めてではないはずですが、３つのうちどれに泊まったのかは全く覚えていません（汗）。Koenigsteinは３つのうちの真ん中。ibisチェーンの典型的内装、きちんとした庶民的中級ホテルです。レストランが23時まで注文を受け付けるというので、夕ご飯はここでとることにしました。ホテルのレストランといってもibisなのでお値段もたかが知れています。その辺でふらっと入れるお店と大差ありません。旅先での夜遅い食事をとるには便利な存在です。スタンダードな物以外にもちゃんとその地方の名物も置いてますしね。というわけでドレスデン風ザウアーブラーテン。ザウアーブラーテンというとライン河地方風のが有名でこれは酢漬けにした牛肉（まれに馬肉も）を煮込んだものですが、ドレスデン風というのは酢の代わりにButtermilch バターミルクを使うんです。なので、ライン風よりもマイルドに仕上がります。ライン風のものの日本語レシピはみちえさんが載せて下さっていますが、ドレスデン風のは日本語レシピは見つかりませんでした。それだけでなく、日本語での情報も少ないためか、旅日記などでもほとんどの人がライン風と混同してしまっているようで「酢漬けにした牛肉」と説明しているみたいです。日本語であり得る表記の「ザウアーブラーテン」「ザワーブラーテン」「サワーブラーテン」の３つで検索かけてみたんですが・・・（ドイツ語レシピはこちら）夏にそういえば「病院食」シリーズでもこれ、でてきましたよね。ドイツの病院食：その４・・・わかってはいたんですが・・・やっぱりこの料理、肉の旨味が肉から抜け出てしまうんですよね・・・これはむしろ、お肉はどちらかというと苦手、特に脂身なんてもってのほか、というかた向きの料理かも知れません。柔らかく煮えているから食べやすいことは食べやすいし、使うお肉もそもそも赤身、それを酸味のある調味液にマリネするわけですからね。「肉の旨味は脂身にあり」というモットーの肉食人種にとっては物足りない料理であることは確かです。しかも・・・例の病院食と、味の面でもそれほど差がなかったんですよね・・・要するに私、ザウアーブラーテンそのものがあまり好きではない、ってことなんですな飲み物は隣町マイセン産の白ワイン。本来この料理には赤でしょうが、ザクセンワインはやっぱり白が好きなので。食後、飲み干しきれなかったワインをそのまま持ってお部屋へ。これもホテルのレストランならでは、です（^_^;）。部屋には有線LANは来ていません。ネットはモデム接続のみ、なんだそうな。しかも説明書きによれば、T-OnlineとAOLでしか接続できない設定になっているらしい。私がモデム接続用に確保してあるドイツのアカウントはtiscaliのアカウント（この会社自体freenetの傘下に入って会社名変わってしまいましたが）なので、使えないということですね。試してはみませんでしたが。ここの電話番号はフリーダイヤル番号で、料金は私のtiscaliのアカウントに直接請求されるようになっているから、もしかしたら大丈夫かも知れませんが、１泊なので無理に試してみることもないでしょう。来週は２泊だからどうしようかなぁ。・・・今ibisのサイトを見てみたら、無線LANがあると書いてあるではありませんか。う～、フロントに確かめてみるべきでした。でもきっと有料でしかも高いんだろうなぁ。ワインをチビチビやりつつ、この日記の下書きをしたり写真をリサイズしたりしてから就寝。でもなかなか寝つけず、深夜に起き出してナンプレやってみたりもしましたが。翌日はチェックアウトが12時までということなので、朝はノンビリさせてもらってお昼からクリスマス市を覗き、午後3時の列車でベルリンに帰ることになります。そちらは別項にてレポート。・・・「バイエルンの天使」昔読んだよ！ってかたはポチッとヨロシク　　　

  2007年12月13日

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  出張行ってきま～す

  シュトレンの記事アップしたそばからナンですが、シュトレンの本場ドレスデンに行って来ます。来週のコンサートのための稽古です。ベルリン～ドレスデンは在来線特急で２時間９分。充分日帰り圏内なんですが・・・残念ながら今回は不可能。あまり距離の変わらないライプツィヒからならばけっこう遅い時間まで電車あるのに、ドレスデンからの最終は21時半前なんですよ～。今日の稽古は22時までの予定なので、現地に一泊させてもらって、翌日、かの有名なドレスデンのクリスマス市でも散策してくるつもりで～すんじゃ、いってきま～す！・・・シュトレン買ってくるんじゃないだろーね?!と一瞬疑ったらポチッとヨロシク　　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年12月13日

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  コンサート無事終了！＆事前事後オフ（追記！）

  おかげさまで「ルプパ」のコンサートも無事終了しました。たくさんのお客様がいらして下さって感謝感激。演奏も大きなミスもなく、演奏側の立場としては成功だったと思います。今回、全員揃っての稽古が始まってぶっ飛んだのは・・・実は本来「セミステージ形式」という風には言われていなかったんですよ。「スライドや照明での効果は入るけれど、歌手は演技無しで譜面台立てて演奏会形式で」というお話だったものですから・・・完全に暗譜して演技をするのと、譜面を立てて演奏会形式で歌うのとでは、ちょっと暗譜の仕方も稽古の仕方も異なってくるのです。その後の業務連絡で衣裳についての話が出てきたので不安になり、マネジャーを通して「ホントに暗譜の必要はないのか？結局暗譜でなければ出来ない動きが入ったりということにならないか」と何度か確認してもらったのですが・・・こういうのってやっぱり現場で実際に集まってみないとわからないんですよね。外人キャスト達は皆、マドリッドやリヨンでのフルステージ上演を経てきていますから、多少細部に怪しい部分こそあれ、基本的にはいったん暗譜してるわけですよ。そうなるとやっぱり、身体が自然に動いて演技がついてきます。外人だけが動いて日本人は動かない、となると、内情を知らない方にはどうしても不自然に見えてしまいますし、「やっぱり日本人は演技が・・・」なんて思う方も出てくるはずです。立ち位置も違う「エライさん」役の他の日本人キャストのかたがたは動かなくともそれほど不自然ではないのですが、外人組と絡みの多い私はやっぱり、多少は動いているように見えないと・・・というわけで、譜面から離れるシチュエーションを出来るだけ組み込みました。とは言っても変拍子の多いこの作品、落としやすいところだけは演技よりも譜面＆指揮者に集中するようにして、演奏会形式のメリットである「舞台での上演よりも、作曲家の意図に忠実に、正確に演奏できる」ということをなるべく踏み外さぬように心がけました。それでも一箇所、演技のタイミングとうまく合わずに一拍早く飛び込んでしまった箇所がありました 悔しいぞ～っ。幸い、指揮者も演出＆舞台スタッフの方々も以前から良く存じ上げている皆さんで、当初からお互い遠慮なく質問や意見交換も出来たし、外人組も気さくな人ばかりで世代的にも話しやすく、また特にデーモン役のトム君などは同じベルリン在住で、直接の知り合いではなかったけれどお互いのステージを観たこともある間柄、人間関係における困難さを全くといっていいほど感じずにお仕事できたのは幸いでした。コンサートの出来については、お越し下さったかたがたの評価におまかせしたいと思います。さてさて、今回コンサートに来て下さったブログ仲間のオフ会がコンサート前に行われました。３時集合ということだったし、会場も同じアークヒルズ内のレストランということで、これはゲネプロ終了次第サプライズで顔を出すっきゃない！と、実は最初から目論んでおりました。ご注文頂いたチケットも、受付渡しよりも直接渡せた方が安心だしね。ゲネプロが終わって、前もって用意しておいたお弁当を楽屋でかっ込み、受付渡しのチケットを預ける手配をしてから、オフ会会場に乱入。驚いてもらえてうれしかったよ～ん。何よりも、BBQオフで一度会ったきりの綺羅ちゃんがダッシュで駆け寄って喜んでくれたのが感激だったわ～。私の赤いカーディガンを気に入ったらしく、ワンコ型の飾りボタンを心ゆくまでいじったあとは、金ボタンをひとつひとつ丁寧に外して脱がせようとしてくれました。ボタンが結構大きいし滑るから、綺羅ちゃんの小さなおててでは外しにくかったんじゃないかな・・・？私もドリンクだけ注文して、短い時間ですがおしゃべりに参加します。料理が出てきた途端、それぞれカメラを手に写真撮影に余念のないブロガーの群れ！（笑）カイエさんのご主人や、自身もブロガーであるえーちゃんさんは圧倒されているご様子。私は30分くらいで失礼して本番の準備に楽屋に戻りましたが、その後も皆さん、楽しくまた美味しく過ごされたようですよん。詳しくは皆さんの記事でどうぞ～。その１その２とあるかたのはその１を貼っておきますね。　　KIKちゃん　カイエさん　ポメマルさん　裕美さん　楽子さん　えーちゃんさん　おはちゃん　（順不同）終演後は楽屋の混雑をなるべく避けようと、残る時間のある方には打ち上げ会場のレストランに集まっていてもらうようお願いしておきました。そして私も、公式打ち上げ（立食）と行ったり来たり（笑）実はその他にもマネジャーとか、うちのトレードマークと化している鳥アイコンの作者まきちゃん＆ベルリンでさんざん一緒に飲んだようこなんかも同じ店で飲んでたので、４つの席を飛び回っていたんですよ～（爆）。ビールは飲めたけど、食べる方はほとんど食べてる暇がありませんでした（^_^;）。そして・・・この日頂戴したお土産大公開！ブログ仲間ばかりではなくリアル友だちからのものや、コンサートに来られなかったかたからのおことづけも含みます。　　　　　　　　　　　　この他にも写真を撮りそびれたものもあるんです・・・。♪♪♪みなさん、どうもありがとうございました♪♪♪ドイツへ持って帰るキャパや、我が家の胃袋のキャパの都合で、一部を北海道に持参して皆で賞味させて頂きました・・・カメラを手にするブロガーたちにウケたらポチッとヨロシク　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年10月20日

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  川崎：その２

  さて、今日から４日連続川崎通いです。午後からの稽古に出かける前にふと思いついて、ホットスポット検索をしてみました。そうしたら、ミューザの隣のLAZONAに入っているカフェが、無料のホットスポットになっているということがわかったんです。ということは、パソコン持っていって、お茶でもすればいいわけだ。関西に行ったときの写真がまだアップできていなかったし、文章だけ書いて画像タグを取得していなかった記事もそこからアップできるはず。というわけで、今日は重い荷物を更に重くして川崎に行って参りました。今日は初回のオケ合わせです。また、一昨日到着したばかりの外国人歌手陣とも初顔合わせ。中のひとりアメリカ人のトム君はベルリン在住。以前、私も何度か一緒に仕事をしたことのある現代オペラのカンパニーの公演に出ていたのを聴いたことがあるはずです。連中はリヨンでの同作品の公演メンバーということで、共通語はフランス語らしい。まあでも、トム君やラウリ君はドイツ語圏で歌っているのでドイツ語OKだし、マエストロもドイツで振っている人なので、稽古ではドイツ語と英語と日本語が飛び交います。6時まで稽古をして本日は終了。お腹ぺこぺこ。１時間かけて実家まで帰るのはお腹が保たないと判断し、そのネットの出来るカフェにて夕食を食べて帰ることにしました。頼んだのは豚菜とろろ丼。・・・ちょっと味濃すぎるかな・・・ま、でもいいや。食前食中食後、心ゆくまで高速回線で写真のアップから日記のアップまで、そしてメール受信をさせてもらいました。週末の大阪のホテルでも、日本のえらく速い回線に目を瞠りました。こちらは有線LANでしたから、無線の今日のカフェよりももっと速かったです。flickrに写真６枚をまとめてアップするのにホンの２～３秒しかかからないなんて・・・ドイツの我が家のプリミティブなDSLと比べても夢のようでしたよ。ましてや実家の電話回線・・・（>_

  2007年10月16日

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  川崎。

  10/20のコンサートの稽古で、川崎駅前のミューザ川崎に初めて行ってきました。東京交響楽団が本拠地をここに移してからもご一緒させて頂く機会はあったのですが、いつもサントリーホールでのコンサートで、稽古も旧稽古場＠大久保ということが多く、川崎まで出向く機会がなかったのです。JRの駅からそのまま続く連絡路を渡っていくとあります。便利。地下には食べ物屋さん街もあって、稽古の合間の食事やお茶にも困りませんね。この日は練習室での指揮者とコレペティとの個人稽古でしたので１時間弱で終了、お昼ごはんを食べて帰ることにしました。お昼の定食をやっているところもあれば、営業は夜のみというところもあります。色々見て回って選んだお店は、小さな和食のお店。海鮮和風石焼きビビンパを注文。美味しかったけど、私にはちょっと炭水化物過剰（笑）。その後は隣のビル「LA ZONA」めぐり。実は、東響の事務局のかたにランチにお薦めのお店を尋ねたところ、LA ZONAにも面白いお店が多いとおっしゃっていたのです。結局この日はミューザの中のお店を選んでしまったのですが、このあと何日間かここには通うことになりますし、この先の稽古は時間も長くなりますので、あちこち試してみる機会もあるでしょう。「PLAZA」で輸入雑貨・輸入菓子を眺め、ドイツからの輸入品のあまりのお値段の違いにひょえ～っと声をあげ、でも逆のケース（日本のをドイツで買う場合）だってお値段２倍半～３倍って普通だもんなぁ・・・と納得もしました。それから「ビックカメラ」へ。お目当ては・・・お決まりのアレ。健康器具コーナーでの「お試し」という名の「もみもみ」です（爆）。三十万円以上する高級な「チェア」を堪能したあとはすぐそばの「足用」コーナーで全機種ちょっとずつ。くすぐったいものから痛すぎるものまで色々ありますね～。その中でけっこう気持ちいいなと思ったのはひとつだけ、上記高級チェアと同じメーカーの製品の、お値段が安い方のでした。でもこれは足部分だけで、ふくらはぎは同時には揉めないんですよね。ふくらはぎ揉み機能もあるけれど、その場合は違う置き方をしてふくらはぎだけを揉ませることになるわけです。まあ、（チェアは）当分自分で購入することは無理でしょうが（だってドイツに持って帰るだけで莫大な送料かかっちゃうも～ん）、いつの日か、何十万円もする「高級チェア」を自分のリビングに備え付けたいものです（^_^;）。「足用器具」ならば・・・と思ったのですが、今回は以前感動したようなマシンにはめぐりあえませんでしたね。そして、洗濯機や冷蔵庫、オーブンレンジなんかも眺めます。洗濯機は、ドイツではドラム式があたりまえ、というかドラム式しか存在しないんですけど、日本の全自動って縦型が主流ですよね。でも最近はドラム式のも出てきたと聞いていましたので、ちょっと偵察。どれも乾燥機能付きなんですね～。ドイツでは、乾燥機能を併せ持った洗濯機は主流ではなく、たいていの人が部屋干しをしています。というのも、むこうは空気が乾燥しているから、部屋干しでもすぐ乾くし、部屋干し臭くならないし、さらに乾燥しすぎの室内の湿気調整にもなるんですよ。でも、日本でドラム式っていうとほとんどが洗濯乾燥機なんですね。ちょっとビックリしました。それと、ドイツの場合伝統的に白物は「煮洗い」をするので、95℃という選択肢が付いているのが当たり前なんですが、日本のにはあまりこれは付いてないみたい。これ、洗濯機の消毒にもなるから、出来ればついてて欲しい機能なんですけどね～。まえにぴかぴさんが、それについてのオカルト写真付き（笑）記事を載せていらっしゃいましたが、乾燥機能付きの場合は乾燥機能で消毒するというコンセプトになっているみたいで、あまり乾燥機能を使わないでいるのは、洗濯機のメンテナンスという面からみて良いことではないのだそうです。それにしても・・・ドラム式、どれも高いなぁ・・・。話題の超高温蒸気調理式のオーブンレンジも見ましたが、これ、いいのはわかるんだけど、やっぱり高いよ～（>_

  2007年10月11日

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  タガログ語？！

  今ベルリンでは、「アジア・パシフィック・ウィーク」（リンクはドイツ語ですが英語版も選べます）という文化フェスティヴァルが行われています。もちろん日本からも、パフォーマンスだの展示だので参加している人が何組もいるようですよ。そのフェスティヴァルの一環として行われているのが、「サウンドブリッジ」という現代音楽のコンサート。３日間に分けて、主に東南アジアの作曲家の作品が演奏されます。9/11（火）に私が出演したのはその１回目。歌ったのはフィリピン人ベテラン作曲家の作品です。本来は、フィリピン特集のコンサートを16日（日）に行うため、出演依頼も当然16日に、ということだったんですが・・・16日は・・・こまんだー君その他と共演の例のオペラの本番ですから無理。そう言っておいたら、私の歌うべき曲を11日のプログラムに回して、私が出られるように調整してくれました16日のほうにももう一曲ソプラノが入っている作品があり、そっちは、ベルリン芸大で一緒に勉強した、フィリピン出身で、ベルリン・ドイツ・オペラ専属歌手のソプラノAちゃんが歌います。聴きたいのになぁ・・・後で録音聴かせてもらおうっと。さてさてこの作品・・・歌詞がタガログ語なんですよ・・・ひとっっっっこともわかりません・・・・・・・いや、中にひとことだけわかる言葉がありました。「Arkitektura」って・・・アーキテクチャーねいずれにせよ、全くわからない言葉を歌うというのは説得力に欠けるので、本来ならば避けたいところなんですが、仕事とあればそうも言っていられないのが現実これまでにもアルメニア語だのアゼルバイジャン語だのといった、自分にとっては全くワケのわからない言語の作品もやってきてますからね、やるっきゃないでしょう。タガログ語の場合、作曲家が注釈に書いてくれたところによれば、発音は難しくは無さそう。アルファベット表記だし、どうやらローマ字読みすればだいたい合っているらしい。そして、それをなんとな～くアジアっぽく発音すればいいんじゃないか、と狙ってみました。コンサートを聴きにいらしたフィリピン人女性からも、昔この曲の作曲家に教わったというフィリピン人作曲家からも、「聴いてて言葉がよくわかったよ！」と発音を褒められてしまい、うれしいのはもちろんですが、逆に恥じ入ってしまいましたよ・・・そしてこの作品、音階がどう聞いても沖縄民謡風なんですよ～。ドミファソシド～なんです やっぱり沖縄って、文化的にはむしろ東南アジアに繋がっているんだなぁ・・・。初回の合わせの際、曲中の或る部分にテンポの表示が見あたらなかったので、指揮者は当然その前と同じテンポでやろうとしますよね。でもその部分、同じアジア人である私にとってはどう考えてももっともっとゆっくりじゃなきゃおかしい感じなんです。その部分がまさに東南アジアふうなテイストに溢れていたんですもん。それで、ここはゆっくりなテンポでやらせて欲しい、きっとテンポ変更の表示が抜け落ちてるんじゃないだろうか、と指揮者に言って、ゆっくりめにやらせてもらったんですよ。そしたら、次の稽古の時に指揮者が、「フィリピンまでメールで問い合わせてみたら、まさにその通りだった！」と 私が提案したテンポよりもむしろ遅いくらいのテンポを作曲家は言ってきたそうです。指揮者はドイツ人だし、ヴァイオリニストはアメリカ人、ヴィオラはフランス人、打楽器はドイツ人。皆それぞれとっても素晴らしい演奏家ばかりなんですが、曲想の細部がどうも欧州的になってしまう箇所がいくつか気にはなっていたんです。とはいっても私は作曲家でもフィリピン人でもないので「こうだ」と断言は出来ないから、このテンポのこと以外は指摘しませんでしたけどね さてさて本番。曲の最後の部分で、歌いながら外に出て行くという指示が書いてあるんです。で、いざ出ていこうとしたら、私が通るつもりだった場所に、予備の椅子だの譜面台だのが並んでいて通れないじゃないですかしょうがないのでそこで右折し、そこにかかっているカーテンの隙間を探しつつ客席方向に向かいますが・・・隙間が見つからないっっ！！！結局カーテンの反対側の端まで歩いてそこから姿を消しましたが、曲が足りなくなりそうになってえらく焦りましたところで、この日午前中のゲネプロの時に、共演のアンサンブルの代表でもあるフルーティスト＆ピアニスト夫妻から、庭でとれたというマルメロ（西洋カリン）を大量に頂戴してしまいました。これ、生のままでは固くて酸っぱくて食べられないんですよ。火を通して初めて美味しくなる果物。家に持ち帰って量ってみたら、20個で8kgもありました・・・こんなにたくさん、どうしたらいいのでしょう・・・これの料理話は次の記事にて。マルメロっていうと、昔読んだ外国の民話に、大きく立派に育ったマルメロを王様に献上しようとした男に、ケチな女房が「もったいない、イチジクでいいよ」と言ってイチジクを持たせたところ、ありふれたイチジクをもらって腹を立てた王様がそれをその男に投げつけ、男は「これがあの固いマルメロじゃなく柔らかいイチジクで良かった！うちの女房はなんて賢いんだ」と言ったという話がありました。当時はこれ、どんなに美味しい果物なのだろうと思ったものですが・・・実は作業が大変なコマッタチャンなんですよ～ちなみに、ゲネプロとはドイツ語である「ゲネラルプローベ」の日本での略称で、本番前の最後の練習のことです。学芸会なんかでは「総練習」って呼んでた記憶があります。ドイツではGP（ゲーペー）と略します。英語だとドレスリハーサル。でもオペラ以外では、ドレスリハーサルには衣裳を付けるわけではないんですけどね。・・・今度はタガログ語かい・・・と絶句したらポチッとヨロシク　　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年09月11日

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  いや～どうなることかと・・・

  無事に初日の公演を終えることが出来ました！・・・・・・・と書きたいところなんですが・・・・・・・・・・・もう、どうなることかと思いましたよ・・・前日のゲネプロを終えて家に帰ってきて、雑用をチロッと済ませて寝たところまでは、何の問題もなかったんです。・・・翌朝、目が覚めてみたら・・・・・・・・・・・・寝返りが打てません・・・・・・・・・・いわゆるギックリ腰です・・・・・ええ、私の長年の友の、あいつですわベッドの中でしばらく考えた。今回の仕事、動けないからといって休むわけにはいかない。だって、代わりはいないんですから。今日は金曜日、午前中なら向かいの主治医はやっているはず。こういう時のために、近くてかつスポーツ医学の専門家を主治医にしているんだよな、と思い返し、痛いのを無理矢理起きて服を着て（でも靴下は履けなかった）行ってきました。「今夜が初日の公演があるので、何がなんでも今晩までに動けるように、それもアクティヴに動けるようにならなくちゃならないんですっ！」と泣きついて、「吸玉療法」と、正式な名称は良くわからないのだけど、患部に何度も針を刺して痛み止めの薬を入れる療法をやってもらい、更に飲む痛み止めの、いつも出してもらっている結構強いのよりも更に強力なのを処方してもらいました。その上で演出家に電話。「痛み止めで痛みを和らげても、この状態では走ったり踊ったりできないと思う」と言って、なんらかの解決策、例えば演出助手が演技をして私がサイドで歌う、とかはできないだろうか、と相談したのだけど・・・彼の美学としてそれはできないという。そう、今回の演出では、かなりアクティヴな動きが多くて、踊る場面もいくつかあるんです。しかも2時間近くずっと出ずっぱりだし。そうなると、解決策はもう、強力ドーピングしか残っていません。演出助手のひとりEちゃんがうちまで駆けつけてくれて、近くの病院の救急窓口までで連れて行ってくれました。そう、うちの主治医、金曜日はは12時半でオシマイなもんで それに、患者の強い希望であれば出来るだけのことはするけれど、主治医としてはやっぱり、患者の身体の長期的健康を考えて、強い注射を打つよりはむしろドクターストップを掛けたいところでしょうからね・・・。私としても、休めるものなら休みたいですよ。でも、私が休むと、チケット完売の初日の公演を中止しなくちゃならない。・・・そんなの無理です。金銭的にもね。とてもじゃないけど、私にはそれを弁償する能力はありませんもん。タクシーで病院にいったものの、待っている人が山のようにいて、何時間も待つことになるだろうといわれてしまいました。とりあえず１時間ほど待ってみたんですが、呼ばれる気配はまだまだありません。そこに演出家から電話連絡が入りました。ドイツには、救急の場合に、保険のきく範囲内で往診してくれるシステムがあるんです。昔、フライブルクの語学学校の寮にいたときに、日本人仲間が病気になって呼んだことがあります。このシステムのお医者さんの手配が付いたという連絡でした。それで、病院のほうはキャンセルして、もう一度タクシーに乗って家に戻ります。女医さんが来て、強い注射をブスブスっと３本ほど打ってくれました。それが夕方4時半頃のこと。6時半に招集がかかっているけれど、少し遅れてきてもいいからそれまで少しでも休んでからでてくるようにと言い残して、Eちゃんは公演会場に戻っていきました。5時半に目覚まし時計を合わせて少し眠ります。目覚ましが鳴って、すぐに止めたんですが・・・そこからまたちょっと眠ってしまって、気がついたら6時15分でした 慌てて起きて、身支度をして、出かけます。「タクシーで来るように」と、プロダクションの予算からタクシー代を置いていってくれたんですが、表に出てみるとあいにくタクシーが通っていません。公演会場までは、実はうちの前からトラムで乗り換え無しで10分、そこから徒歩7～8分といったところなんです。それで、タクシーを呼んで待つよりもトラムに乗ってしまった方が速い、と気がついて、ちょうど来たトラムに乗りました。実のところ、乗用車の座席って、腰の痛いときには最悪なんですよね なんたって角度が悪い上に、路面のガタガタが直接響くんですもん トラムのほうがよっぽど楽です。それに、この時点では注射がかなり効いてきていて、鈍い痛みはかなり残ってはいるものの、鋭い強い痛みは消えていましたから、歩くことはほとんど問題なくできましたからね。7時過ぎに楽屋に入り、なんとか間に合いました。ダッシュしたりお辞儀したりは難しいけれど、とりあえずお客さんにはわからない程度に演技することが出来ました。明日、あさっても公演があるし、明日はその前に別のコンサートの合わせが入っているんですよ～ なんとか持ちこたえられるといいのだけど。経験上、３日目くらいにはも大丈夫なはずなのですが、これは安静にしていられた場合のこと。舞台上で暴れ回った場合どうなのかは、あさってになってみないとわかりません・・・歌手ってのもけっこう身体張った仕事なんだねえ、と同情してくれたらポチッとヨロシク　　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年09月07日

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• 公演に向けて追い込みにつき・・・

  今週金曜日に初日を迎えるオペラの最終稽古が佳境に入ってまして、日記ネタはいくつも溜まっているのに日記をアップしている時間と頭のキャパと体力の余裕がありませ～ん（涙）。ブログ仲間のブログにもなかなかお邪魔できずにおります・・・。シンクロネタもちゃんと料理はしたのに～というわけで、一段落ついたら出没します

  2007年09月04日

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  怒濤の３日間を乗り切って・・・

  金土日と本番だっつーのに、金曜日の朝起きたらなんと、喉が痛いっ！これは絶対、前日木曜日に雨模様の中まる一日うろつかねばならなかったあいだに風邪をひいたに違いない・・・幸い、金曜日は、午後に予定されていた稽古が、共演者のひとりの都合で日曜日の午後に無理矢理移動したため、とりあえず夜22時開演の本番までは出かけなくていい。10～14時にトランクの集荷が来ることにもなっていたので、とりあえず手持ちの日本の風邪薬を飲み、うちで大人しくしていました。トランクの集荷は14時少し前にようやく来て、とりあえずこれで荷物のほうはOK。でも、金曜日って、我が主治医であるお向かいのお医者さん、午前中しか診療がないんですよ・・・っつーことは、「風邪だ～」と駆け込むことはもう不可能。う～ん困った。それに気がつくのが遅すぎた。・・・でも、具合の悪い時って、頭がちゃんと回らないんですよね。医者に行かねば、と思いついたときにはもう閉まっている、というのは毎度のことです。症状はますます悪化。熱も出てきたらしく、下半身の関節、筋肉が痛い。いつもの半分のスピードでしか歩けません。さむけもしてきました。とりあえず、衣裳や靴などを持って、会場である、ベルリン郊外の村の教会の集会所に向かいます。フラフラしながら到着、関係者一同に「風邪ひいて喉が痛い、今日はたった一曲なのだからなんとか誤魔化して歌うけど、事故が起きるかも知れない」と言っておき、温かい紅茶に砂糖をたっぷり入れたのを飲んで、体を中から温めると共に血糖値を少し上げる。・・・本番中、めまいというわけではないのですが、目がちらついて、歌詞がちゃんと読めない・・・この日の曲の楽譜はコンピュータ入力のものなので、読みやすいことは読みやすいのだけど、歌詞の文字が小さいんですよ。おまけに、ものすごい早口で長いセリフを喋る部分が２箇所あり、そこなんか更に文字が小さいんです。歌声のほうはなんとかなったけど、早口セリフのところ、正直言ってぐちゃぐちゃになっちゃいました。・・・実はでもこの曲、もともとの詩をいろんなレベルに分解して使っているので、そもそもぐちゃぐちゃな順番で言葉が並んでいたり、詩を朗読したものの録音を逆向きに再生したような効果で発音記号が並んでいる部分もありで、聴いている人にはわからなかったはず・・・です自分の出番が終わったらもう23時過ぎ。とっとと着替えて、とっとと帰りました。土曜日は、同じ村の別のところでの本番。もちろん、同じフェスティヴァルです。具合のほうはだいぶ良くなり、下半身の痛みはもう無くなりました。あとは喉だけ。ようやく頭がはっきりしてきて思い出したのは、そういえばだいぶ前に喉の炎症止めのスプレーを処方されて買ったことがある、ということ。薬箱を覗いてみると・・・ありました！でも・・・使用期限2002年・・・土曜日はお医者さんはやってないけど、薬局は開いています。とりあえず薬局に行って、同じ薬の新しいのを買ってきました。これを喉にシュッシュッとスプレーしてやると、だいぶ楽になってきました。この日歌う作品は、現代音楽ではあるけれど、声の特殊な使い方は全く要求されていない、むしろクラシック風の「歌曲」。ホルンとのデュオです。画家のアトリエでのコンサートでした。これね、ちょっと面白いテーマのシリーズの一部なんですよ。「スイスの山から・・・」という標題がつけられていて、この村の一角にある、スイスの地名のついた地区の個人宅などを会場にミニコンサートがいくつも行われ、お客は引率にしたがって順番に各会場を回って聴く、というものなんです。私が歌ったアトリエは、Unterwaldenstr.というところにあります。他の会場も、Ruetlistr.とか、Vierwaldstaetter Str.とか、Genfer Platzとか、すべてスイスの地名がついています。Vierwaldstaetterというのは、私が一昨年も行ったリギのすぐ下の湖がVierwaldstaetter Seeというのですが、「４つの森林州の」という意味で、この湖を囲む、スイス建国の元になった４つの州を表しています。Genfというのはジュネーブのドイツ語名称です。演奏されるのはスイス人の作品やスイスにちなんだ作品ばかり。私が歌ったものは、スイス人の詩にオーストリア人が作曲したものです。それにちなんで、私もちょっとだけ衣裳に趣向を凝らしました。真っ赤なブラウスに、楊柳地の白いズボン。靴も赤。これで、スイスとオーストリアの国旗を表した、というわけですまあ言ってみれば日の丸だって同じ色ですけどねとりあえずこの曲は無事終了。声のほうも大丈夫みたいです。その後もコンサートは別の会場に移動して続くのですが、私は大事をとって直帰しました。そして今日日曜日。今日の出番は２曲です。会場は教会の本館礼拝堂。今日は午後早めの時間に稽古があり、そのあと19時の本番までずっと空いています。でも、やっぱりちょっと遠いので、その間一旦家に帰るというのは無理。教会の隣にあるレストランで昼食をとり、そのあとは本を読んだりして時間を潰しました。他の曲のコンサートもやっていたからそれを聴いても良かったんだけど、やっぱりひとの演奏を聴くというのはけっこうエネルギーを使うし、それに、この日は喉の具合はだいぶ良くなったのだけど、その代わり鼻のほうに来ちゃって・・・鼻水ジュルッッてのはやっぱり、コンサート中はちょっと迷惑だしね。出番を迎える頃には、だいぶ復活。喉の痛みもちょこっとだけ残ってはいたのですが、歌い終わったらもうほとんど痛みを感じない程度まで復活していました。終演後のレセプションで一口だけ赤ワインを飲んでソーセージなぞ食べ、各方面にご挨拶（営業営業）し、帰ろうとしたら、以前から何度も一緒に仕事をさせてもらっている作曲家がちょうど同じ時に車で帰ろうとしていて、でも市内でも方面・ルートが違うので、最寄りの駅までだけ車で送ってもらいました。あすは早起きして洗濯機・食器洗い機を回して、サッと掃除機をかけなくては。そして９時にはリハビリへと出発です。・・・やばっ、もう１時過ぎ・・・もう寝なくちゃおやすみなさ～い・・・・・・風邪もとりあえず落ち着いて良かったね、と思ったらポチッとヨロシク　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年07月01日

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  留守にしておりました。

  27日は丸一日、仕事で留守にしておりました。出張・・・というか、まあベルリンの近郊なので出張という気分ではありませんが、似たようなモンですね。本番のため、先日から一緒に稽古していたアンサンブルと一緒に車に乗って、郊外のお城合宿所まで行ってきたんです。コンサートは18時開演、ゲネプロが12～14時という予定。私を含むこの近辺の住人３人は車が無く、朝9時半に某駅前で集合し、そこで市内の全く別の区域に住むクラリネット吹きE君の車に拾ってもらうことになったんです。お天気の良い連休の日曜日、E君の家族も連れて、ピアニストのY子さん（日本人）の車も出して2台で・・・という話もあったのですが、E君の家族は結局この日は一緒に行かずに別行動するということになり、Y子さんの車をE君の家族に貸して、E君のちょっと大きめの車に5人乗って行こうという結論に達したのだそうな。このピックアップポイントに行くには、うちから乗り換えも含めて約30分ほどかかります。なので朝9時出発。・・・実は、同じ時間、もしくはもう10～20分ほど遅く出発して電車を乗り継いで行っても、ほとんど同じくらいの時間に着けるということがわかっていたんですが、せっかく乗せていってくれるというのだし、車で乗りつける方が確かに楽なので、乗せてってもらうことにしました。E君、さっそく高速の分岐点を間違えて南に向かってしまい（爆）、次の出口で一旦降りてUターンし乗り直します。これも無料のアウトバーンならでは。日本の高速だと、間違うとえらいことになりますよね。高速をびゅんびゅん飛ばし、一般道に降りてからの田舎道は通る車も少なく、集落の中以外は、これって日本だったら高速の制限速度じゃ？！と思うくらいの表示（80km/h）を眺めつつ飛ばしていきます。80km/hの解除表示から次の制限速度表示までの区間は100km/hまでOKなんだとかホントかいな　ちなみに高速では150km/hくらいでびゅ～んと。それでも抜かされますけどね。田舎道でも、一度分岐点を通り過ぎてしまってUターン（笑）。11時過ぎに到着すると・・・前の日に現地入りしていたアンサンブルのリーダーが、「突然で申し訳ないが、たった今諸般の事情でリハーサルの時間割が変更になった」というのです。なんと、私ののっている曲のリハは16時半からになってしまったというではありませんか・・・なんてこったい（どうやら主催者側のオーガナイズのミスらしい・・・）合宿所の食堂で給食を出してくれるというのでとりあえずお昼ごはん（この日のメニューは「豚肉のハンガリアングラーシュ 紫キャベツとジャガイモ添え」）を済ませ、その後どうやって時間を潰そうか考えます。いちおう、皆で共用の楽屋をもらってはあるので、荷物はそこに置けるし、そこで読書でもしていればいいのだけど、でも設備が学校の教室みたいなところだから、くつろげないんですよね。横にもなれないし。良い天気なのだから表の芝生にゴロゴロという手もありますが、湖畔ゆえ蚊も多いし、それに突然雨にでも降られたりするのもイヤ（案の定、ほんの数分間ですがスコールがきました）。本番前にあまり太陽を浴びるのも好きじゃないし（疲れるから）、他の連中とず～っとお喋りってのも喉が疲れる。そこでふと思い出したそういえば私、この日コンサートのあと宿泊するかどうか、主催者側にはっきりとは連絡してなかったんです。「必要なら合宿所に部屋をとる」とは言われていたものの、かなり初期の段階で「多分アンサンブルの人たちの車に便乗して往復することになると思うから、要らないと思う」とは言ってあったんですね。でも、結局どうなったのかは連絡してなかった。というのは、どの車に誰が乗るというのが前日の夕方になってようやく決まって連絡が来たので、私としても連絡のしようがなかったんですよ。もし席がたりないなんてことになったら、私だけ電車で往復、その晩は宿泊、っていう可能性もあったんですもん。それで尋ねてみると・・・案の定、私のための部屋を押さえてくれていました「宿泊はしないけど、コンサート終了まで使わせてもらえるとありがたい」と申し出て、お部屋をもらうことができました。さっそく、お昼寝ですわ　とっても助かりました。おかげで、本番はリラックスかつ集中できて、なかなか良い演奏が出来たと思います。私の歌う曲はプログラムの中でも前半だったので、本番が終わったらさっさと着替えて化粧を落とし、ついでにシャワーまで浴びて、事前に確保して食堂から持ってきておいた夕食（ドイツ式の冷たい食事…要するにパンとハムとチーズとサラダ）を食べ、荷造りも済ませて楽屋に戻ってみると、つい数分前に最後の曲が始まったところだというので20分もすれば終わるのかと思ったら・・・50分以上かかる曲でした・・・。終演後は皆、とっとと荷物をまとめて帰路に。出発した時点ではまだまだ天気も良く、この時期とあって日暮れはまだまだ、夜の9時近いというのに真っ昼間みたいだったのですが、途中、間もなく高速に乗ろうというあたりで、まだ日は暮れてないのにお空真っ暗。ええ、真っ黒な雷雲ですわ。ここ数日、ベルリンも夕方になると毎日雷雨に見舞われているんです。土曜日など、直径1cm以上もある雹が、ものすごい勢いで大量に降ってましたよ。黒い雲と、空の明るい部分がくっきりわかる状態の中、我々の車は、その雲の下を若干かすめつつも、雲の端っこに沿うように走ってベルリンへと向かいます。窓から見えた雲の形がまるで「火の鳥」みたいだったので、猛スピードで走る車の中からシャッターを切ってみたのですが・・・私の安物デジカメでは、こんな写真しか撮れませんでした。幸い、ひどい雨や雷に遭遇することもなく、無事雲の下を抜けてベルリン帰着。あ、E君ったら、またまた高速の出口を通り過ぎちゃいまして（爆）、結局、行きにUターンした出口を出たところで我々は下車、電車に乗り換えることとなりました・・・。そうそう、そういえばこの日のコンサート、なんだかちょっと日本人密度が高かったんですよ。この日は一日中、様々な奏者による様々なプログラムのコンサートが行われていたんですが、我々が到着した時間にやっていたプログラム（コンピュータミュージック）には日本人がふたり出ていたらしいし、午後のフルートとギターのデュオは２曲ばかり日本人の作品（うち片方は我が日本在住の友人の作品）をやってました。我々のプログラムでも、私とY子さんだけじゃなく、オランダ在住の箏曲演奏家M子さんが箏のための現代作品を演奏してましたしね。M子さんとは以前、別の演奏会でもご一緒したことがありますよ。・・・お昼寝できて良かったね！と思ったらポチッとヨロシク　　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年05月27日

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  10月のコンサート チケット発売情報

  本年10月20日に出演します東京交響楽団 第549回定期演奏会ヘンツェ作曲 オペラ「ルプパ」のチケット、現在のところ定期会員券のみの発売となっておりますが、6月1日より一回券が発売になるそうです。私を通してのチケットについては現在問い合わせ中ですが、注目作品の日本初演、そして１回のみの公演ということで、よいお席は早めに押さえた方がよいのではないかと思われます。発売日以降に、直接各プレイガイド等でお求めいただくのが一番安全確実ではないかと・・・。もちろん、発売当日に売り切れてしまうほどとは考えられませんが（^_^;）。直接のお問い合わせも受け付けますが、必ずしもご希望の席を確実にお取りできるとは限りません。また、関係者割引が利かない場合もありますのでその場合はご寛恕下さいませ。おもに関東近辺の皆様、どうぞよろしく・・・オフ会もしようね・・・　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年05月24日

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  ボリス・エリツィン氏の死去によせて

  前ロシア大統領のエリツィン氏が亡くなられたそうですね。辞任・引退以来とんと消息が聞こえてこなかったので、どうしているのだろうとは思っていたのですが、長年の心臓の患いに、あの巨体もとうとう屈服せざるを得なかったようです。在任中からあれだけ、心臓疾患による健康不安をいわれながら、ここまで生きながらえたということに、正直言って驚嘆の思いです。実は私、一度だけ、エリツィン氏には直接ご挨拶させていただいたことがあるのです。在任中の98年、日ロ文化交流の一環のコンサートに出演させていただいた際なのですが、この文化交流事業は、いわゆる「エリツィン・橋龍」コンビの外交成果ということで、その直前に首相を辞任された橋本龍太郎氏もロシア入りしての、両国を挙げての企画だったわけです。コンサートの休憩の時に「大統領にご挨拶を」ということを急に言われ、心の準備もないままお目にかかり、ちゃんとご挨拶の口上も申し上げられなく密かに恥ずかしい思いをしたものでした。ほんの一瞬のご挨拶だったのですが、大きな人だなあ・・・と思ったことははっきりと覚えています。握手のつもりで差し出した右手に、伝統のbaisemainの挨拶をされ慌てました（笑）。ドイツではこんにち滅多にお目にかからぬスタイルですから（^_^;）。あの時はまさか、大酒呑みで心臓の悪いエリツィン氏よりも橋龍さんのほうが先にあの世に召されるなんて、想像も出来ませんでしたね。ご冥福をお祈りします。

  2007年04月23日

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• 日帰り出張

  朝５時に起きて日帰り出張で遠出しておりました。ベルリン中央駅帰着が０時半、トラムの接続が悪く、さっきようやく家に到着したところです。もう死にそうなくらい眠いので、いただいたコメントへのレスは明日ということで。

  2007年04月17日

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• もっかい出張ね

  今日の夕方から、こないだの出張の続きに行ってきます。帰ってくるのは今度は火曜日の午後。例によって日本語環境がないから、更新は（スパムもどきの英数字?!を除くと）帰ってきてからになりま～す。っつーか、実は無線LANがあるらしいんだけど、壊れているらしく、こないだは誰が試しても機能しなかったんだよね。これが機能してくれれば、現地からでも更新とかコメントとか出来るのになぁ。そうそう、腰はもうほとんど良くなりました。今回は横向いて寝よう（笑）。楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年03月30日

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• Minasama

  Yappari nihongo wo nyuryoku suru kankyo ga arimasen.Demo toriaezu aima ni minasama no Blog ha yomasete moratte masu.Comment wo shitaku tomo taitei no Blog de Eisuji nomi no toukou wo uketsukenai settei ni natte iru karaka dokonimo kakikomemasendeshita...(T_T)Narenai Win-Maschine de ganbatte mite imasu.Getsuyou gogo ni ha ittan ie ni kaerimasu node sonoato aratamete.pikamama@shigotoba

  2007年03月24日

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  デスクワーク

  ２日ほど間があいてしまいました。マックを仕事の用事に使っていて、日記を書いている余裕がなかったんです。例えばデモCDを大量に焼いたりする場合、マック自体が古くてキャパシティが小さい上にCDライターも安物なので、焼いている最中に他の作業をしちゃうとエラーになったりするわけですよ。焼いている最中は暇なのに、ネット見れない～（涙）。途中で何かしたわけでもないのに音飛びのあるものなんかもあって、完全を期すためには焼いたものを全部一度試聴してみなくてはならないくらいです。でもそこまでやってらんないので、音飛びのCDが行ってしまった応募先とは縁がなかったということで諦めるしかありません（^_^;）。歌手の世界は、よっぽどの世界的超売れっ子の、音楽に興味のない人でも名前を聞いたことのあるような人を除くと、常にオーディション、オーディションの世界です。応募書類も常に最新のものに更新して、どんどん送らなくちゃなりません。バイオグラフィなどを大量にプリントアウトしていたら、我が家のプリンタ複合機がストライキ権の行使に出てしまいました。さっきまで動いていたのに、「カートリッジを点検して下さい」と表示が出るばかりです。それで、インクカートリッジを取り外して改めて差し込んでセットしてやるんですが、全然ダメ。中身はね、たっぷり入っているんですよ。純正品のカートリッジを、近所の詰め替えサービス店で安く詰め替えてもらって使っているもんですから、「インク量が少なくなっています」というのは常に表示されちゃうんですが、こうやってカートリッジの異常という表示が出るのは初めて。プリンタを再起動してみたり、マックを再起動してみたり、色々やってもダメです。これは、プリンタがいう通り、カートリッジが壊れたに違いない。たまたま、ハレでドラッグストアの移転閉店半額セールをやっていたときに、これに適合する安いメーカーのカラーインク２個セットというのを見つけて、半額で買っておいたものがあります。カラーインクをこれに代えてみます。黒インクは在庫がないので、とりあえずそのまま古いのを。そうすると、やはり同じように「カートリッジを点検...」と出ます。ということは、黒インクのカートリッジが故障しているということ？！それで、黒のほうを抜いてみると、今度は「右（黒）のカートリッジを挿入して下さい」と。やっぱり黒がおかしかったんだ。それで、黒カートリッジを買いに出ました。カラーの替えの安いのが某ドラッグストアに売っていたのだから、他のチェーンにもないか？と一応見てはみたんですが、我が家の近くにある２種類のチェーンではそういうものは扱っていない様子。また、これもチェーン店の文房具店に行くと、純正品ではないけれどそのカラーのとも違うメーカーのがあって・・・う～ん、でももうちょっと安いと嬉しい。最終的には、いつもの詰め替えショップに行って、純正カートリッジの、でも新品じゃなく詰め替えたものを安く買ってきました。試しに、この黒と、さっきまで使っていたカラーを入れてみると・・・ちゃんと動きます！う～っ、新品開けるんじゃなかった・・・（涙）。インクカートリッジって、一旦開けてしまうと日持ちがしないんですよね。というか、プリンタにセットして使っている分には良いのだけど、プリンタから外した状態で放置しておくと、インクの出るところが乾燥してしまって使えなくなるんだそうな。上記の詰め替え屋さんで、インクの出る部分を蒸留水に浸けておけば乾かないとか、アルミホイルで包んでおくと良いとか、いろいろ裏技を教わっては来ましたが、これもせいぜい２週間だとか。なので、カラーインクは、今使っているものと、開けてしまった安物とを、週替わりで取り替えながら使っていくようにすることにしました。・・・忘れなければ、ね（^_^;）。さてと。作業の続きをしなければ。・・・オペラ歌手ってそんなこともするんだねえ、と思ったらポチッとヨロシク♪　　　楽天ブログ以外のブログをお持ちのかたへお願いします。コメント記入の際、ご面倒でなければ、貴ブログのアドレスを本文欄内の最後の行にそのまま（HTMLタグを使わずに）貼り付けて下さると助かります。

  2007年03月14日

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• ハイ今日もお留守にします

  きのう「ｍデー」だったんすけど、まだ写真加工してませ～ん。んで、今日は例の田舎町に出張なので、ネットできまへ～ん（っつーかやろうと思えば出来るんだが）。今回はマック連れてって、列車の中とかで記事書こうかな。「ｍデー＠べるりん」報告はもう少々お待ちを～♪

  2006年12月09日

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  まだまだだいぶ先の話ですが・・・

  来年秋の東京でのコンサートのお知らせをアップしました。もっとも、先にえーちゃんさんがBBSで詳しく書いて下さいましたが（汗）。チケット（一回券）の発売はもう少し先になるみたいです。わかったらお知らせしますね。　

  2006年12月02日

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• いってきま～す

  え～っと、今日はまたハレで公演なので、今から行ってきま～す。売ってれば、ですが、また特大椎茸を仕入れてこられたらうれしいな～。あと、ハレの塩も買ってこられたらいいな～なんて思ってます。それから、お味噌を合唱団のSさんに押しつけてきま～す（^_^;）。明日の昼頃に帰ってきま～す。今回はたったの１泊なので、マックはお留守番。コメントへのレスやメールへのお返事は明日になりますのでご承知おきの程～♪

  2006年11月29日

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  明日ようやくベルリンに帰ります

  日曜日の午後、２回目の公演がありました。１５時開演だったので、たった１時間半の作品だから、１６時半には終演。最初からこの予定を聞いていれば、今夜の列車をとったのですが、てっきり夜の公演だと思い込んで確認しなかったもので、翌日の列車の切符を買ってしまったのです。それも、午後の。というのも、夜公演ならどうせ起きるのは９時過ぎとかになるだろうし、それから荷造りして、小包を郵便局に持っていって・・・なんてやっていたら、１０時の列車には乗れないだろうし、だったらゆっくり帰りましょ、と思ったわけです。でも、実際には明日１１時頃ここを出発します。合唱団員の日本人Ｓさんが、たまたま所用でベルリンに行くということで、彼女のパートナーＰ君の運転する車に便乗させてもらえることになったんです。彼女の用事は午後２時頃だというので、じゃあその前に皆でささやに行ってご飯食べようじゃないの、ということになりました。今日もずっとお天気が不安定で、出かけようと思うと雨が降ったり風が吹き荒れたり、そうかと思うと太陽が顔を出したりだったため、結局お城の展示を見に行くきっかけを失ってしまいました。朝から出かけられる格好をしてはいたのですが・・・。どうしても行かねばならぬ用事なら仕方がありませんが、観光だから、風雨の中をわざわざというのはストレスになります。ましてや午後は本番なのですから。それで結局、半日ずっとお部屋で荷造りの準備をしたり本を読んだりして過ごしました。今日の公演も大きな事故もなく無事に終了。お客さんもたくさん入っていましたし、途中で出ていく人（現代作品にはつきものなんです）もいなかったみたいです。この、途中で出ていくというのも、その人にとってつまらないからそ～っと出ていくというのならばわかりますが、「気に入らない」ということをアピールするためか、わざとドアをバタンと音を立てて締めて出ていくというケースが結構あるんですよ。日本人からするとちょっと考えられないですよね。今回はこれまでのところまだこういう人はいません。終演後、共演のギリシャ人ソプラノＭさんと一緒に近所にお茶を飲みに行ったら、たまたまＳさんとＰ君、もうひとり合唱団のＫさんの３人（先日一緒に手巻き寿司をした仲間です）も同じお店でお茶しようとしていたので合流。考えてみたら、今回一緒に６重唱をやった仲間のうち、劇場の専属の４人は皆、ファーストネームのイニシャルがＭなんですよ。でも残念ながら「ミリアム」はいませんでした（笑）。そこで、私が長いこと疑問に思っていたことを彼女に質問。「Zaziki（Tsatsikiとも書きます）」というのは、いったいどう発音するのが正しいのか？「ジャジキ」でも「ツァツィキ（ドイツ人はこう読む）」でもなく、「ヅァヅィキ」が正しい・・・ということらしい・・・んですが、もっかい確認しないといけません。というのは、「ザズィキ」じゃなくて「ヅァヅィキ」だよ、と私は理解したんですが、もしかしたら逆だったかも知れない（-_-;）。子音が[z]（日本語なら「ざ、ずぜぞ」の子音）なのか[dz]（同じく「ぢ、づ」の子音） なのかという違いで、現代の日本語標準口語にはほとんど区別のない発音なのです。はっきり確認する前に話題が次に流れてしまって、確認するのを忘れましたm(_"_)m。次に彼女に会うのは２９日の公演の時になるので、その時に忘れてなければもう一度確認しときます、ハイ。・・・３週間長かったね、と思ったらポチッとヨロシク♪　

  2006年11月12日

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  初日無事終了！仲間でお食事

  公演初日、無事に終了しました。前日のGPで、舞台装置や照明の方面でさまざまなポカミスが発生し、GPだというのに開始が大幅に遅れてみたり途中で中断したりしていたので、どうなることかと思いましたが・・・GPが今回は一般公開じゃなかったのが唯一の幸い。それでも、ジャーナリストをたくさん招いてのGPでしたから、あまりこんなみっともないところは見せたくはなかったはずなのですが。ともあれ、初日は無事に公演できてひと安心。オペラハウスの公演にせよ、オフシーンの公演にせよ、初日の公演のあとには公式の打ち上げがあります。私ももちろんこれに出席するつもりでいたのですが、稽古中のある日、共演のアルト歌手からこんな提案が。「ここの打ち上げって、とにかくタバコの煙でもうもうで、とてもじゃないけど５分といられないような状態なのよ。それで、もしよかったら、端役の皆で外に食事に出ない？」というのです。オペラ歌手のたくさん出席する打ち上げでモクモクってのは、かなり非常識な部類。まあでも、先日のオフシーンの仕事なんかだとその辺遠慮なく皆モクモクやってたし、歌う前じゃなければ私もそれほど強烈にイヤとまではいわないから、もしそうであっても仕方がないとは思っていたんですが。私ね、へヴィスモーカーってとっても「哀れな」人種だと思っているんですよ。なにしろ嗅覚と味覚が超鈍感になってしまっている上に、回りの非喫煙者がどれだけ嫌がっているかを知覚するだけの感性と想像力すらも失われてしまっているなんて、なんと心貧しい生活であることか！その上タバコがどんどん値上がりして財布の中身まで貧しくなってしまうんですから、世の中にこれほど哀れな連中はいないのではないでしょうか。健康に対するリスクを無視したとしてもこれだけ「マイナス」ばかりなのに、それでも吸い続ける中毒患者たち・・・。普通、公演当日の楽屋の各自の席に、オペラハウス側から公式のお手紙というか招待状の形で「打ち上げにぜひお越し下さい」というのが置いてあるものなのですが、このオペラハウスはやらないんですね。ついでにいえば、新演出の初日なのだから、劇場側からの「お祝いの言葉」と「Toi Toi Toi（おまじないみたいなものです）」の手紙が全出演者宛に文書であって然るべきなのですが・・・これもありませんでした。こういうのってこれまで経験がありません。招待状をもらっていないのだから、出る義務はないのだと割り切って、上に書いた「お食事会」のほうに直接向かいます。今回の作品で重要な役を歌っていた連中はさすがに打ち上げに出ないわけにもゆかず出席したようですが・・・。「お食事会」の会場は、合唱団の一員で、同時に家族でレストランも経営しているという女性の、そのレストランの個室。なんでも改装したばかりで、我々が最初のお客ということになるそうです。そこで、典型的なドイツ料理で、タバコの煙に悩まされることなく、楽しく食事とお酒、お喋りを深夜まで楽しみました。食べ物はこちら。まずスターターとして、黒パンとラード（バターのように塗って食べる）、キュウリのピクルス。メインの料理は、豚肉の塩竈焼き、それとグラーシュ。これに、ジャガイモの茹でたもの、ジャガイモ団子（クネーデル）、紫キャベツの煮込み、インゲンのベーコン巻、トマトとキュウリのサラダがつきます。ひとりだけ、演出助手がヴェジタリアンということで、彼女のためにはなにやら別の料理（野菜のピラフのようなもの）が用意されていました。最初に店主で合唱団員である女性からのおごりで、発泡ワインで乾杯。こういう場合、旧東ドイツではかならず「Rotkaeppchen（赤ずきんちゃん）」という、旧東産の発泡ワインが出てきます。それ以外はあり得ないというくらいこれにこだわっているようです。そのあとは皆それぞれの好みの飲み物を注文し、私はやっぱりヴァイツェンビール。お料理はどちらもとっても美味しかった！特に、塩竈焼きが絶品！お肉がふんわりと軟らかく焼けていて、脂や筋の部分がとろ～り。ところで「塩竈」ってこの字でよかったのかしら？この料理法、イタリアンレストランなんかでは魚でやっているのを見たことがありますが、お肉にもかなり良いのですね。日本だと何を使うんでしたっけね？これは今度是非自分でもやってみたいと思います。皆でイヤというほど食べてもまだお肉が余っていました。少し包んでもらえば良かったかしら（笑）。お代はほとんど実費と思えるひとり10EUR（1500円）、プラス飲み物代。「お友達価格」です（^o^）。一夜明けて土曜日、同居人Mrs.鹿（彼女は重要な役を歌っていたので打ち上げに出ざるを得なかった）に聞いてみたら、打ち上げ、食べ物はほとんど出ていなかったうえに、例によってタバコモクモクで、特にキャリア上影響のありそうなひとにご挨拶をすることもなく、つまりなんの実りもなかったということでした。それだったら、打ち上げにちょっとだけご挨拶に顔を出してからこっちに遅れて参加した二人の若手歌手（この二人は正式にここの劇場の専属なのではなくて、ある財団の奨学生としてここで実地研修をしているのです。打ち上げの主催がこの財団だったため、出ないわけにゆかなかった）に、Mrs.鹿も連れてきてもらえば良かったかしら。まあ、彼女はヴェジタリアンなので、もし来たとしてもこの美味しい肉料理は食べられなかったとは思うけど・・・。土曜日はまたライプツィヒの妻屋さんちに遊びに行かせてもらおうかと思っていたのですが、妻屋家の娘ちゃんがやっぱり風邪ひきで、伝染るといけないということで急遽取りやめ。一日、宿舎でぶらぶらしております。天気も悪いしね。・・・塩竈焼き、いいね！と思ったらポチッとヨロシク♪　

  2006年11月10日

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  「あの肉」？！

  舞台裏で、こんなものを見かけました。小道具の、「あの肉」（笑）。どの演目の小道具なんだか知りませんが、すくなくとも、今私が出ている作品のではありません（^_^;）。「あの肉」そのものより、その下のソーセージのほうがリアルで、つい食べてしまいそうです。・・・けっこう良くできてるじゃん？と思ったらポチッとヨロシク♪

  2006年11月04日

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  ボンにて

  いやぁ・・・疲れました（^_^;）。木曜日の午後、スーパーでアイスバインに使うオールスパイスを選んでいたら、携帯電話がブルブルブル・・・♪ボンの（公営）エージェントからで、「ブリテンのオペラ『真夏の夜の夢』タイタニア役を明日ボンで歌えるか？！」というんですよ。レパートリーリストに載せてあるのですからもちろん以前やったことのある役なんですが、何しろやったのはもう１０年近く前（音大の公演）、しかも私はドイツ語訳でやったのですが、こんどのは原語（英語）上演だというじゃないですか。「・・・日程は空いてますが、無理ですよ～暗譜じゃぁ・・・」と答えたんですが、「じゃあ楽譜見ながらなら歌えますね！？」と押し切られました（爆）。まあ、当時「ついでに原語でもやっておけば役に立つこともあるに違いない」と思ったので一応英語でもさらってはあったけれど・・・翌日の代役っていうのは私も初めての経験ですよ。ボンのオペラハウス側でも、とにかくヨーロッパ中探し回ったけれど、この役を英語で、暗譜で、翌日歌える歌手は見つからなかったということで、結局私が舞台の端っこで楽譜を見ながら歌い、本来の歌手（その劇場の専属）が衣裳を付けて演技する、ということになりました。それで、木曜日の夜遅くまで楽譜を改め直し、金曜日の朝の飛行機でボンへ。即刻劇場入りし、指揮者とひととおり通してみて、その夜には公演・・・。何とか大きな事故もなく乗り切ることができましたあ、でも、楽屋でちょっとした事故がありました。舞台端で楽譜を見ながらということなのでオペラの衣裳は付けず手持ちの黒いドレスを着たわけですが、持っていった黒いドレス、着ようとしたらなんと、ファスナーが途中でひっかかって開かないんです。回りの布をかんでしまったのかと思ってよく見ても、そういう風には見えないんですが、ちょうどウエストのところで止まってしまって、そこから下に行かない。衣裳補助係さん（こちらの劇場では、衣裳を製作するのと、公演の現場で衣裳を管理したり着せてくれたりするのは別の係なんです）にも手伝ってもらったのですが、無理にやって壊しても困るので、とりあえずそこまでにしておいて、無理矢理そのまま着ることに。なにしろ止まっているのがウエスト位置なので、ドレスの一番細い部分。ヒップは絶対通りません。それで上からかぶって、おっぱいひとつひとつつぶしながら無理矢理押し込み、なんとか着ることはできたんですが・・・今度は終演後、脱げないっっっ！全身汗かいてベタベタになっているから貼りついちゃってるしね。えらく苦労して時間をかけて、なんとかまた上から脱ぐことができましたが、今度はこのファスナー、上にも下にも動かなくなっちゃいました（爆）。あとでファスナーを取り替えなくちゃなりませんね。ところで、ボンに来たからには、やっぱりアレを飲まなくては（笑）。まずはケルシュビール。これは、普通のドイツビールの中ではもっとも軽いと思われるビールで、ケルンの地酒です。ボンとケルンは空港を共有しているくらいの隣町です。ちょうど、ホテルの２軒隣がケルシュを出す地酒ビヤホールで、２４時までやっているというので、本番を終えた後夕食がてら行ってきました。ちゃんとカメラ持参で行ったのに、ビールが出てきたら次の瞬間にはもう半分になってまして・・・写真取り忘れました。気がついたのは２杯目が半分になった時点だったんで、３杯目に行こうかと思いましたが・・・何しろ疲れてるので、この辺でやめておこう、と私の胃と肝臓が申しまして（笑）、それで写真は無し。ケルシュって、とにかくさっぱりしていてスッと入るので、最初の１杯向きなんですよね。アルコール分も若干低めらしいので、もしこの辺にいらっしゃることがあったら、お酒には弱めのかたも是非１杯試してみて下さいね。ビヤホールを出ようとしたとき、誰も座っていないはずのテーブルの下に、黒い革のリュックサックがころがっているのが見えました。ちょうど、新聞の束をぶら下げてあるところだったので、読んだ新聞を戻しに行くときに目に付いたんですよ。あれれ？誰か酔っ払って忘れたな？と思って通りがかりの店員さんに声をかけたら、結局スタッフの持ち物だったんですけど、今になって考えてみたら、「爆発物」だったりなんてこともあり得るんですよね、このご時世。あんなところにカバンを気軽に放置しないで欲しいもんです。もしそこに私が居合わせなくとも、こんな、歴史的建造物がくっつき合って建っているところで爆発なんか起きたら、２軒隣の我がホテルも巻き添えになってしまいますよ。なにしろ、バイエルン北部で（テロじゃなくガスだけど）大爆発で大きな被害が出たその同じ日ですからね。おおこわっ。そうそう、この日はTransrapidの試運転区間での大事故もありましたね・・・。それから、ここはやっぱりラインワインも行きたいところ。何しろ、ウィーンに移住後もラインワインを愛飲したというかの楽聖ベートーヴェンの故郷ですからね。ベートーヴェンの血筋を受け継ぐワイン醸造所もあるそうですよ。でも、さすがに本番前は飲めないし、本番後は上記の通りビール２杯でオシマイにしてしまったので、今日これからお昼ごはんに・・・？？？ん～、でも昼からワインはきついなあ・・・どうしましょ。やっぱり、次の機会に回すべきでしょうかね（汗）。そうそう、今の時期はFederweisserといって、ワインになりかけの「どぶろく」が出ているんです。これを１杯だけ飲むってことにしましょう。（結局ありつけませんでした。お昼時におなかがすかず、結局空港でバーガー食べる羽目になったんです・・・。）今回は、なにしろお話を頂いたのが前日だったので、オペラハウス側が手配した航空券、帰りのは夕方のしかとれなかったんですよ。だったら列車にしてもよかったなぁと今さら思ってみたりもする（笑）。結局帰りの飛行機は１時間ほど遅延し、ベルリンの自宅に着いたらもう夜７時でした。ったくもう・・・って思ってたんですが、今日明日とベルリンではベルリンマラソンが開催されているため、どうやら私が近所の駅につくちょっと前まで、我が家の前を走るトラムは区間運行休止になっていたらしいんですよ。飛行機が遅れてそれにぶつからず、かえってラッキーだったようです今日土曜日の夜ベルリンに戻ったわけですが、こんどは、明日日曜日の夕方、ちょっとだけハレに行かなくちゃなりません。ボンに着いてトランク待ちながら携帯のスウィッチをつけたら、着陸直前に別の（私営）エージェントから留守電が入っていて、こちらは11月公演の新作上演のためにソプラノを大至急探しているという。とりあえずその打ち合わせというか、まずは楽譜を見せてもらいに行ってきます。月曜日からは、例のショートオペラのワルシャワツアーです。こちらはかえってくるのが金曜日。そのあと翌週の火曜日から同じくルクセンブルクツアー。・・・んもう、ヒマなときはずっとヒマなのに、忙しくなると突然全部重なるんですよね。今回はでも幸いなことに、本番が重なってて断らなくちゃならないという事態にならず、ラッキーではありました。・・・いや、すでにいくつか重なってるものを断っているからなぁ・・・。・・・こんな急な代役ってのもあるのねえ・・・と一緒にため息をついてくれたらポチッとヨロシク♪

  2006年09月23日

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• 急なんですが

  今日金曜日はボンに行ってこなくちゃならなくなりました。急な代役の話が舞い込んで。土曜日の夕刻には帰ってきます。日本と違って携帯で更新とかできないし、マックは一応連れては行くけど（CD&DVDプレーヤー代わり）ネットに繋げるとは限らないしそういう時間の余裕があるとも思えないので、とりあえず土曜日の晩（日本時間だと日曜の早朝）までここ来ません。お返事とか遅れますがご了承下され。

  2006年09月22日

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• コンサート無事終了♪

  サントリーサマーフェスティヴァルのコンサート、おかげさまで無事終了しました。今回のオーケストラは東京交響楽団。これまで何度も共演させて頂いているオーケストラです。ここの事務所と稽古場は、以前は大久保駅のすぐそばにあって、ここに行くたびに、まだ今ほど人気沸騰する以前のコリアンタウンでキムチを買って帰るのが楽しみでもありました。また、オーケストラとのお仕事をさせて頂けるようになるより前にも、合唱のお仕事などで何度かお世話になった音楽事務所も新大久保にあって、大久保コリアンタウンはかなり以前から、私にとって親しいところでした。東響さんの稽古場が、本拠地の川崎への移転に伴って、音楽レンタルスタジオという感じのスペースになっているのですが、今回は諸般の事情で、古巣での稽古となりました。そのおかげで、稽古のあった２日間、稽古後に少し大久保コリアンタウンでお買い物をすることができました。とはいっても、別に韓国食品を買ったわけではないのですが。酒の河内屋がだしている業務用スーパーで、海苔、ひじき、昆布をお安く買ったわけです。海苔は、自家用ももちろんですが、こないだせっかく１ヶ月も日本にいたのに海苔を荷物に入れ忘れてSOSをよこしたらららちゃんのリクエスト品でもあるんです。また、せっかく大久保なんだし・・・と思い、楽子さんに携帯メールで「ホットク」の美味しい屋台の場所を訊いて出動。初日は途中いろんな店にひっかかってしまってたどり着けませんでしたが、２日目に食べましたよ。はちみつのが特に美味しいということで、はちみつのを注文したんですが、なんと焼きたて熱々過ぎたのか、せっかくのはちみつが全部流れて袋の底に溜まってしまって、甘味の少ないホットクを食べる羽目に（爆）。もともと甘いものはそんなに得意ではないのでちょうどよかったかも知れないけど、でもはちみつ味は好きなんですぅ～・・・（涙）。そして昨日の本番。３時からゲネプロがあり、本番と同じ曲順で通すということだったので、私の出番は３曲目、３時すぎてから楽屋に入れば大丈夫・・・と思いつつも、日本人的習性にプロイセン的パンクチュアリティを掛け合わせた習慣に従い（笑）、３時前にはちゃんと割り当てられたD楽屋で「お店拡げて」ました。そこへ現れたのが、同じコンサートでヴィオラのソロを弾かれる川本さん。彼女はB楽屋だったのですが、なんでも、煙草を吸われるということで、喫煙所に近いDのほうが都合がいいとのこと。楽屋廊下は禁煙ですが、室内は喫煙OKなんです。でも自分の楽器や衣裳ににおいが付いたりするのも困るということなのか、あまり楽屋の室内でまで吸われるかたっていないんですね。D楽屋よりもB楽屋のほうがステージへの出口に近いし、設備も良いので、二つ返事で交替してさしあげました（^o^）。B楽屋にはシャワールームまでついているんですよ。今回、ハードジェルで髪を固めてヘアメイクをするつもりだったので、シャワーがあれば演奏後サッと髪を洗ってジェルを落とせて便利ですしね。そう、前にモッズヘアのヘアメイクの記事にも書きましたが、コンサートの場合は自分でササッとアップにしてしまうわけです。でもいつも同じじゃつまんない。もっと舞台映えのするヘアスタイルにできないものか、と少々研究してはいたんですね。今回やったのは、モッズヘアのテクとはちょっと違うんですが、ゴム２本とヘアクリップ、ゴムの入った円形のウィッグでつくるパイナップルみたいな感じの髪型。生え際や毛先はジェルでがっちり固めます。なかなかうまく行きました。簡単な割に舞台映えすると思います。ボリュームを全部トップに持っていくので、多少背も高く見えます（笑）。ヘアメイクにもっと手こずるかと思って早めに開始したのですが、意外とサクッと済んでしまったので、開演から出番までの１時間あまりをちょっともてあましてしまいました。で、楽屋で何をやって時間をつぶしていたかというと・・・数独・・・これね、単純なパズルなので、ある程度簡単なレベルの問題ならば、こういう時の暇つぶしとしては最高です。特に、あがり症の人なんかにはお薦めしたいです。集中してやっていると、本番前にドキドキしてるヒマなんてありませんよ（笑）。そうそう、ゲネプロが終わったあと、いつものようにとんかつ屋さんへ行ってとんかつ食べてきました。何故とんかつなのか。とんかつのチェーン店ならどこにでもあるし、特にこういう大型複合ビルには必ずと言っていいほど入っているんですね。で、当たりはずれが少ない。お値段がバカ高いということもありえない。私は炭水化物よりもタンパク質でエネルギーを摂取する方なんです。しっかりお肉を食べておけば本番中におなかがグゥ～・・・ということにもならないのですが、ステーキとかってお店によって結構当たりはずれがあるじゃないですか。それに、どこにでもあるというわけじゃないし。それでたいていの場合、本番前のお食事はとんかつになってしまうんです。もうひとつ余録もあります。チェーン店のとんかつ屋さんでは、たいていキャベツのおかわりが自由ですよね。なにしろ、日本の美味しい柔らかいキャベツをプロ（または機械）がキレイに千切りにしたものに飢えていますんで、ここぞとばかりにキャベツのおかわりしちゃいます（笑）。今回はしじみ汁もお代わりしちゃいました。ご飯はそれほどたくさん食べないんですが・・・。コンサートには、ここを覗いてくれている皆さんでは、ポメマルさん、楽子さん、はあこさん、mercedesちゃんが来てくれました。KIKちゃんやtamakappaちゃん、えーちゃんさんはもともと来るつもりでプランを立ててくれていたのだけど、それぞれ仕事の都合が付かず、残念ながら来られませんでした。また、高校の同級生二人も来てくれました。楽屋に顔を出してくれたのに、永らくお待たせしてしまったようで申し訳ないことをしました。ご招待申し上げた恩師のうち二人もいらして下さって、暖かいお褒めの言葉とご助言をいただきました。終演後、関係者内輪の打ち上げがあり、Carlsberg、Huegaarden、Guinessをごちそうになりました♪Huegaardenは面白い味ですね。甘いんだけど、ドイツビールの甘味とはちょっと種類が違う感じ。オレンジフレーバーと、グラスに入れてあるレモンとの不思議なハーモニー。まるでジュースみたいだから、弱い人がこれ調子に乗ってがぶがぶ飲んでるとつぶれちゃうんじゃ？終電の時刻をチェックしていなかったので、お開きになってから駅に向かったのですが、南北線が終電一本前でした（爆）。いや、アレはひょっとしたら、浦和美園まで行く最後の電車、ということで、私の利用する範囲ではまだまだあったのかも知れませんね。他より早じまいで知られる都営新宿線も、以前よりは夜遅くまで走るようになって、まだまだ余裕でした（^o^）。でも終電の２本くらい前だったような気もする・・・。

  2006年08月23日

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  キックオフ・グリルパーティ

  今日から、秋に入っているオペラの仕事の稽古が始まりました。この企画は、XXオペラハウスとかといういわゆるメジャー・ハウスの仕事ではなく、民間の団体が企画してやっているものです。今回はベルリンで初演と何回かか公演をしたあと、ワルシャワとルクセンブルクに客演をすることになっています。もちろん、新作です。稽古が始まったのに、なんと、曲が出来ていません（-_-;）。いったいどうなるんでしょう・・・。稽古場まで、こないだ歩いてみたら40分くらい、と思っていたのですが、あの時は、Birkenstockではあったけどサンダルだったのです。良いスニーカーを履いて歩いてみたら、30分ほどで行けることがわかりました。これだったら毎日２往復歩いても問題ないでしょう。それに、今日なんかすっかり涼しくなって、こうやってせっせと歩けば汗もちょっとはかくものの、普通にしているだけでは汗もかかぬほどの気温。これはやっぱり歩くしかないでしょう。午前中の稽古は音楽稽古。といっても、楽譜がほんの一部しか出来ていないので、ちょっとしかやることがありません。果たして間に合うんでしょうか。我々歌手は、演技をするためには完璧に暗譜をしなければならないわけで、譜面を持って歌えるコンサートとは違って、そのために時間を費やす必要があるのですが、これをわかっていない作曲家が結構いるんですね～。本番まで５週間しかないのに楽譜が出来ていないなんて。皆、このくらいの難易度の作品なら、遅くとも３ヶ月前には楽譜をもらっているのが普通だ！とカンカンです。とにもかくにも、今日の夜の稽古は稽古ではなく、まずコンセプト・ミーティング。それから、キックオフ・パーティということで、稽古場のある建物の中庭でグリルパーティです。こんなことをやっている場合かという話もありますが、とりあえず顔合わせだし、ま、とりあえずは乾杯。典型的、ドイツのグリルパーティです。焼き手が肉ばさみで挟んでいるのはとうもろこし。醤油かバターが欲しいところですが、今日は何もありませんでした。残念！実は、出かける前に「お醤油持っていった方がいいかなあ？」と一瞬思ったんですけどね。アルミフォイルに包まれているのはなにやら野菜だそうな。これはお肉を食べないヴェジタリアン用らしく、結局中身を見るタイミングを失いました。このほかに、サラダが３種類、ボウルに山盛り。バゲットとミッシュプロート。飲み物はビール、ビールカクテル（既製品）、白ワイン、アルコール飲めない人のためにりんごジュースと炭酸水。一応22時が建物のきまりでおひらきの時間なので、その時点で片付けて、でも何だかんだいってそこを出てきたのは22時半でした。今回の共演者や音楽スタッフ、舞台スタッフには、学校時代の同級生もいれば、ささやの常連仲間ももいるし、前に別の仕事で一緒だった仲間もいる。グループそのものは初めての仲間なのに、けっこう知り合いが多くて、楽しく盛り上がりました。中でも、学校時代に、学校のオペラ公演で母娘の役をやった友人（私が「母親」役）は、つい７ヶ月前に子供を産んで、お母さんになったばかり。そのダンナというのが、その時のオペラで恋人役をやった相手なんですね。その「とーちゃん」そっくりの赤ん坊の写真を見せてもらって「くりそつ～～～～！」と大爆笑。その彼女、某北欧の小さな国の出身なのですが、同じ国出身の人がチームにもうひとり。でもそれをいうなら、我らが日本国国民はチーム内に私を含め３人もいます。ドイツ人以外では、一番多いマイノリティです。その次がその彼女の国かな。もっとも、２人というのは他にも何カ国かあるけれど。屋外のテーブルを囲んでドイツビールを手にドイツ語で話をしている我々のうち、ドイツ人がたったひとりだったりすることもありました。おひらきの時点で、グリル上にはソーセージが３本ととうもろこしが一本残っていたのですが、片付けていた事務局のチーフのお姉さん、なんとこれをゴミ箱へ！え～～～～～っ、食べ物をそんな簡単に捨てないでよ～！とストップをかけ、誰も要らないなら私が持って帰る！と、どこぞから紙皿とラップを探してきて、辛うじて救えたソーセージを２本、持って帰りました。できればとうもろこしが欲しかったんだけど、真っ先にゴミ箱行きになってしまったのです。値段がどうのとか、もったいないとかという問題じゃなく、食べ物を、まだ食べられるのに捨てるってのが、私には信じられない。地面に落としたとか古くなったとかじゃないんですよ、たった今焼いたばかりのグリルソーセージですよ。生から炭火焼きにしたとうもろこしですよ。レストランで売れ残って、というんじゃないんですよ。料理と食べ物を愛する私としては、これは許せぬ行為です。だいいち、お百姓さんにも、ブタさんにも申し訳ないじゃないですか。これは明日にでも、ちょん切って卵と一緒に炒めて食べましょう。明日からは本格的に稽古が始まる・・・筈です。曲のでき次第ではありますけどね・・・もったいない！捨てないで！と思ったらポチッとヨロシク♪　　

  2006年07月31日

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  BINGO! 間違いメール

  ゆうべ遅く、もうそろそろマックを終了して寝ようとしていたときのことです。終了する前にメールをチェック。いろんなメルマガや広告やスパムメールがたっぷり・・・の中に、そのうちのどれとも思えない、でも知らない人からのメールが混じっているようです。しかも添付ファイルつき。ん？仕事の依頼かな？私のメインのメルアド（仕事用として公開しています）宛に来てるみたいだし。スパムメール、日本語のはもとより、英語のがたくさん来るんですが、うちにはドイツ語のスパムも来るので、ドイツ語だからといって必要なメールだとはすぐには判断できないんですよね。でも、仕事柄、知らない人からのメールを受けることは避けられないし。うちはマックなので、世に多く出回っているウィルスってだいたいウィンドウズ目当てだから、プレビューしてもウィルスに感染する危険度はかなり低いわけです（もちろん、マックに感染するウィルスも存在します）。で、とりあえずプレビューしてみる。・・・どうやら、この秋の、ライプツィヒで行われる某現代音楽祭の主催者からの業務連絡メールらしい。でも、この音楽祭、私は関わっていないんだけど。それに、最初の呼びかけのところ、英語で言うと「Dear 誰々」などに当たる部分が、「Lieber Eiko」って書いてあるんです。男性への呼びかけ（女性宛なら Liebe Eikoとなる）です。・・・ああ・・・これ・・・前にも書いたように、Eiko（アイコと読む）っていう男性宛のメールなんだ・・・で、添付されている書類を開けて見てみると、関係者のリストの中に、いました！ E i k o　　K. という男性が。いや～それにしても、自分の業界内での、BINGO!ともいえる間違いメールだったなあ・・・。どこでどう取り違えられちゃったんでしょうねえ。この主催者が私のアドレスをたまたま持っていたのは、まあ同じ業界内ならではという気もするけど。もちろん、すぐに「私はEikoという名前ですし、現代音楽やってますし、リストに載っている演奏者たちともよく共演していますが、ソプラノ歌手ですので女性ですし、それにこの音楽祭とはまだ関わりを持ったことがございませんが？」というお返事を出しておきました今日になって「間違えました、ごめんなさい」のお返事が届いていましたよお詫びのしるしに、来年あたり、そのフェスティバルでリサイタルの仕事でも回せよ～・・・「Eiko」なんて絶対女の子の名前だよね！と思ったらポチッとヨロシク♪　

  2006年07月19日

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  コンサートの時のヘアスタイル

  オペラの時は、プロのメークさんがメークからヘアスタイルまで、演出に応じてやってくれますので、つるっぱげとか金髪縦ロールなどといった突拍子もないスタイルにされたりすることもありますが、とりあえずは「お任せ」しておけばよいのですが、コンサートの時は全部自分でしなければなりません。若い頃、そう、ソロとしてコンサートに出るのがまだ「仕事」ではなかったころは、晴れの舞台ということで、当日はヘアサロンに行き髪をスタイリングしてもらったものですが、仕事をするようになると、毎回毎回それをやっていたのでは経費がかさんでしまいますし、当日はリハーサルもあってそんな時間の余裕はないというのが実情です。そこで私の場合、楽屋で自分でアップにしています。でも、このヘアメイクというのが実は私、あまり得意じゃないんですね。普段かまわないヘアスタイルをしているし、そもそも私の髪の毛がかなり頑固な性格なのでスタイリングしにくいんですよ～。もうちょっとやわらかいとかもうちょっとくせ毛だとかであれば、かえってやりやすいんでしょうけど、太めのストレートなので、こっちのオペラのメークさんに任せるときも、あらかじめその旨言っておいて、強めの整髪料でがっちり固めてもらうようにしているんです。じゃないと、こっちのメークさんは西欧人の細くて柔らかい巻き毛ばっかり扱っているから、ふわっと留めてくれちゃって、私の髪では３分と持たないんですよ・・・mod's hairのＨＰで、動画付きでおしゃれなアップスタイルの作り方を案内してくれているのを見つけました。このヘアスタイル、近くで見るとちょっとギョッとするかも知れないけど（笑）、ドレスを着て舞台に立ったらすごく映えると思いません？なになに、Back Weightというのね、この髪型。こんなの、自分で出来たらいいなあ。でもこれ、丸顔の私にはちょっと似合わなそうでもありますがなんでも、髪全体（内側にも）に、固まりすぎないスプレーをまんべんなく掛けてからスタイリングすると、どんなスタイルでも作りやすいんだとか。ふむふむ、これは使えるかも。他の髪型も見てみたんですけど・・・どれも素敵なんだけど、不器用な私には出来そうにない。でも、いろんなヒントは参考になりますね。逆毛を立てるのが自分で出来るようになれば、少しはバリエーションをつけられるようになるかも。そのコツも載っていましたので、参考にさせてもらいましょう。・・・努力します・・・

  2006年07月13日

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  8/23のコンサートのチケット

  さてさて、７月に入って、8/23のコンサートの準備も佳境に入って参りました。チケットのご注文を受け付けます。前回同様、このサイトの「メールボックス」からメールを下さるか、直メルアドお持ちのかたは直メールでお願いします。受け渡し・支払いのご連絡の都合があり、ここのスレにレスをつけて下さるだけだと、後々連絡手段に困りますので、上記のどちらかをご利用下さる様お願いいたします。または、直接 などのプレイガイドにてお買い求め下さることもできます。このほうが、確実にお手元にチケットを持つことが出来ますので、実はお薦めです。私を経由しても、割引率が少ないのでそれほどのお得感はないかも・・・というのが実情です。今回は滞在が短くて、オフ会が出来そうにないのが残念ですが、ホールにて終演後お目にかかれることを楽しみにしています♪・・・会いに行くよ～！というかたはこちらもポチッとヨロシク♪

  2006年07月06日

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• 夏の訪日予定大幅変更

  ８月２３日のコンサートのために日本へ飛ぶのを、８月中旬は航空券も高いし、どうせその辺は暇だから、７月末か８月上旬のうちに飛んで、８月末くらいまで日本にいようかな～と考えていたんですが・・・急に入ってきたオペラの仕事のため、それが無理になってしまいました。もちろん、２３日のコンサートには出るのですが、本番と稽古＋コンディション調整のための最低限の日数しか、日本にいられなくなってしまったわけです。お仕事をいただけるのはとってもありがたいことで感謝しているのですが・・・これで何が違ってくるのかというと・・・（１）オフ会@東京が出来そうにない（２）行こうと思っていたTeru氏のコンサート＠東京に行けない（３）「け」と東京デートができない（４）航空券がやたら高い（５）北海道への帰省が不可能と化す（8/12に同窓会があるそうな・・・）（６）以前から頼まれていた、知人関係の小さなコンサートin 9月@ベルリン近郊を、何とか上手に断らねばならない（本番が重なっている）（７）どうせ一ヶ月留守にするなら・・・と、ベルリンのアパートを語学コース参加者に貸そうという計画を中止せねばならない（８）Teru氏がベルリンで出演する現代オペラ（コンサート形式、8/31）を観に行けそうにない（稽古と重なっている）今思いつくだけでも、これだけ影響が出ます。航空券に関しては、２日前にこの仕事に仮OKを出した段階では、もともとのつもりよりはずっと高いけれど、まだもうちょっとは安いのがあったんですが・・・昨日、事務担当さんから条件交渉の電話が入ることになっていたので、その辺を聞いてから予約しようと思っていたら電話が入らず、さっきようやく連絡がついたんですね。で、航空券をもう一度チェックしたら、安いのは売れてしまっていました。結局、いつも頼んでいる日系旅行会社に電話をして、いろいろ探して押さえてもらったのがJAL。普通は避けたいと思っているア●ロフ○ートとか、ベルリン帰着が深夜になってしまうトルコ航空とか、まきちゃんが「ワインが足りない！」と怒り狂っていた中華航空とかまで調べてもらったんですが・・・。自分でオンラインで見つけた一番安いのよりもJALのほうが少し安かったのでこれを押さえてもらいましたが、これ、この料金でとれる最後の一席だったようです。仕事用交通費だから仕方がない、と割り切るしかないのですが。それにしても最近航空券、高いなあ。夏だから、ってだけじゃなく高いです。そんなわけで、８月は18日成田着、25日成田発、という日程になりました。去年の夏も似たような日程で、コンディション調整がきつかったんですよね・・・。

  2006年06月21日

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• もう一つの訃報。

  昨日作曲家のリゲティ氏が亡くなったというニュースが飛び込んできたまさにその時刻、日本が誇る指揮者の岩城宏之さんが亡くなられたというニュースが、今日になって追いかけるように入ってきました。岩城さんには以前、リゲティの「レクィエム」のソリストにとお声を掛けていただきながらこちらの事情でお断りせざるを得なかったという経緯がありました。その後別の機会に、金沢で共演させていただく機会をいただきましたが、その時はすでに咽頭ガンの手術を受けられた後でほとんど声が出せず、稽古のときにもマイクを使ってオーケストラに指示を飛ばしていらっしゃいました。それ以前とその後をあわせて20回以上もの手術を乗り越えて、最後の最後まで現役で活動されていらっしゃったんです。私が北海道で学生だった頃、岩城さんは札幌交響楽団の音楽監督をされていらっしゃいました。我々学生は、毎月の札響の定期演奏会でチラシ入れやチケットもぎりのバイトをし、バイト代代わりに演奏会を無料で聴かせてもらっていました。また、毎年年末のベートーベン第九のコーラスの一員としても参加していましたし（私の参加した４年間のうち岩城さんの振られたのがあったかどうか、残念ながら記憶にも記録にも見つかりませんでした）、学生オーケストラの一員としては札響の先生方にお世話になっておりましたので、そのシェフであった岩城さんは我々にとって、とても身近に感じる存在でいらしたのです。現代音楽を誰にでも身近な存在にするために力を尽くされた岩城さん。専門は別ながら、その意志を継いでいきたいと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。

  2006年06月13日

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• ジェルジ・リゲティ死去

  ハンガリー出身でオーストリア国籍を持つ現代作曲家ジェルジ・リゲティ氏が亡くなったという悲しいニュースが入ってきました。（日本語のニュースはこちら 速報なのでリンク切れになる場合があります）彼の唯一のオペラ「ル・グラン・マカーブル」のゲポポ＆ヴィーナス役でベルリン・コーミッシェオーパーに出演させていただいたのが一番最近の彼との関わりですが、それ以前にも、このゲポポ（秘密政治警察長官）役のパートをまとめたコンサートピース「Mysteries of the macabre」のソプラノ＆ピアノヴァージョンの初演をさせてもらいましたし、この作品を、彼の京都賞受賞の際に作曲家臨席のもとで演奏する機会もいただきました。さかのぼれば、留学後日本での公式なデビューとなった、サントリーサマーフェスティヴァルでのコンサートで演奏したのが、彼の「アヴァンチュール」「新アヴァンチュール」でしたし、もっともっと以前にも、合唱の一員として彼の合唱曲を演奏したこともありました。更に書き加えれば、私のCDのページでご紹介しているWomen's paradise たかの舞俐作品集の作曲家たかの舞俐さんの恩師でもあります。私にとって、とても重要な作曲家でした。今もちょうど、ピアニストと一緒に彼の歌曲をひとつ再勉強中です。この作品は上に書いた京都賞の際にも歌ったのですが、作曲家のつもりとしてはもっと違うタイプの声のために書いたということで、「この曲は君には向かない」と言われてしまったものなのです。でも歌曲なのでオペラと違い、そこまで厳密に声のタイプでやっていい悪いということはないと思うし、もう一度彼にこの曲を聴いてもらって、OKをもらえたらうれしい・・・と思っていたのですが・・・もうかなり以前から重病という話は伺っていましたので、もうそれはかなわないのかな、とは思っていたんです。でも、いざ亡くなられてしまうとやはり・・・残念です。京都賞の時、「Mysteries of the macabre」の演奏を褒めて下さって、舞台でやるときには必ず連絡をくれといわれていたのですが、実際に舞台で演唱したときにはすでにご病気で、舞台を観にいらしていただくことはかないませんでした。ご冥福をお祈りしたいと思います。

  2006年06月12日

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• ディスコグラフィのページを整頓

  作業が途中になったまま放り出してあった「ディスコグラフィ」のページを整頓し、とりあえず作業を終了しました。各国のアマゾンサイトへのリンク、およびジャケットの曲目詳細を掲載した別ブログのページへリンクするようにし、ご購入の便を図りました。残念ながら日本サイトでは注文できないものもありますが、できるだけ多くの国のローカルサイトを貼りましたので、御入り用の際にはどうぞご利用下さいませ。

  2006年06月01日

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  ピエロ本番

  5月5日、おかげさまで「月に憑かれたピエロ」の本番が無事に終了しました。この日はお天気もまずまずでした。たくさんのお客様がいらして下さって、皆さん集中して聴いて下さいました。こどもも結構たくさん来ていましたよ。演奏前に、橋本氏とデュトワ氏による曲目の解説があり、私も、同じメロディを普通に歌うのとシュプレヒゲザングで歌い語るのとどう違うのか実際に比べる例を実演させていただきました。シュプレヒゲザングというのは、譜面上では、普通の音符で書かれているのに加えて、音符の棒の部分にＸマークが書いてあるんです。これは、この音程で「語る」ということなんですが、この音程、その音の長さの中のどこかで通過すればいいというお約束なんですよ。だから、その音程で始めてそこから動いてもいいし、違う音程で始めて最終的にそこに到達するのでもいいし、また、別の音程から別の音程へ、記譜の音程を通過して移行してもいい。また、声自体も、かならずしも声楽的に美しい声でなくとも良いわけで、表現や音域などによっては、地声も使えば、アニメキャラみたいな作り声を使ってもいいんです。ただし、５人の楽器奏者のアンサンブルの中で音量面で埋もれてしまうわけにはいきませんから、歌手である私としては歌で使う声が一番音響的にはよく通るので、基本的にはそれを使って、途中いろんな声色を用いて色を作っていくわけです。楽屋に、宮崎出身で今はイタリア在住の同級生まゆまゆのお母様から、差し入れが届きました。なにやら大きな箱に入った軽いものです。「食べ物だよ」とまゆまゆから予告されていたので、なんだろう？お煎餅とかかな？と思って開けてみると・・・立派な「どんこ」！地元の有名なお店の干し椎茸だそうで、見るからに美味しそうです。乾燥なのに、ベルリンで売っている中国産の生椎茸と同じくらいの大きさで、しかも形が全く崩れていないんです。どうも干し椎茸というと、ぺちゃんこになっている物しか知らない私ですので、これ生じゃないの？！と目を疑いました（爆）。持って帰ってくるために残念ながら箱は処分してしまったのですが、箱ごとの写真を撮るのを忘れてしまいました m(_"_)m。なので、真空パック姿のをアップで。終演後、改めて荷造りを済ませ、皆さんにご挨拶をして空港へ。空港でおみやげ屋さんを覗いて回っていたら、「おび（飫肥）天」という、さつま揚げのようなものの実演販売のコーナーを見つけました。おいしそう！そこで、自宅用に６種類買います。そのあと、まゆまゆのお薦め「魚三亭」という和食レストランで夕食。あまり時間がないので、すぐに出来るという冷や汁定食を頼みます。あ、これも写真撮るの忘れちゃいました（汗）。とっても美味しかったですよ。飛行機が、羽田空港の混雑のため出発が遅れて、予定よりも30分ほど到着が遅れました。京急（都営浅草線乗り入れ）～都営大江戸線～都営新宿線と乗り継いで、家に着いたらもうほとんど深夜でしたね。生ものを荷物から出して冷蔵庫に移し、それだけで寝ようと思っていたのに結局勢いで荷物の整理を全部済ませ、ついでにメールチェックまでして、1時半就寝。

  2006年05月05日

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• 完売のお知らせ

  私も先ほどCROからのコメントで知ったのですが、5/5宮崎のコンサート、チケット完売なんだそうです びっくり。もし「行けるかな～、どうしようかな～」って迷っていらして買い損ねた、というかたがいらっしゃいましたら申し訳ありません。なにぶんホールのキャパシティが小さいらしくて、プログラム的には一番マイナーと思われたのに売り切れになってしまいました。取り急ぎお知らせまで・・・。

  2006年04月18日

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  コンサートのご案内

  8月23日のコンサートのチケットが5月に入ったら発売になるということですので、情報をアップしました。東京赤坂のサントリーホールにて、サントリー音楽財団サマーフェスティヴァルのコンサートのひとつです。チケットのご注文は例によってメールボックスへどうぞ。また、メルアドお持ちのかたは直接どうぞ♪

  2006年04月13日

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  コンサート＠宮崎

  5月に宮崎で出演するコンサートのご案内を、コンサート案内のページにアップさせて頂きました。シェーンベルク「Pierrot lunaire（月に憑かれたピエロ）」。これはご存じのかたにはもちろんお馴染みの作品でしょうが、ここでちょっとだけ、簡単にご案内をさせてもらいましょうか。「つきのひかりは　めでのむわいん・・・」ベルギーの詩人 アルベール・ジローのフランス語の50編の詩をオットー・エーリヒ・ハルトレーベンがドイツ語に訳したものから選ばれた21の詩を、５人の楽器奏者と語り手が綴っていきます。そう、このソプラノのパートは、シュプレヒシュティンメと名付けられた、歌と語りとの中間の声によって演じられるのです。そのため、このパートは歌手がやる場合と役者さんがやる場合と、両方あるんですよ。また、ソプラノと言ってもものすご～く低い音なんかもあるので、メゾソプラノが演奏する場合も多いですね。のちの作曲家達に様々な形で影響を残した、シェーンベルクの代表作のひとつです。シェーンベルクというと新ウィーン楽派を代表する作曲家ですのでウィーンとばかり結びつけられがちですが、この「ピエロ」、実はベルリンで初演（1912年）されているんですよ。私自身、すでに何度も演奏したことのある作品ですが、やるたびに新しい発見があったりアイディアが湧いたりして、何度演奏しても飽きるということのない作品です。前回日本でアンサンブル・ノマドと共に演奏した際には、こちらでファッシング（カーニバル）の季節に買っておいた道化師の衣裳を着て舞台に上がりました（爆）。今回はパントマイムのパフォーマンスがつくということで、私は普通にコンサートドレスか何かになると思いますが・・・。宮崎、それもゴールデンウィーク真っ只中ということで、お近くのかた、また、たまたまその時期宮崎へ旅行に行くというかたがいらっしゃいましたら、是非覗いてみて下さいね。リンクした主催者のサイトには、まだ私の名前が出ておりませんが、最新のチラシなどにはすでに出ているそうですので、こちらでもご案内をさせて頂きました。追記：おかげさまで完売となりました。ありがとうございました。

  2006年02月20日

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• おわったぁ～！

  何日か日記をお休みしてしまいましたが、そう、仕事にかまけておりました（爆）。そして昨日、無事にコンサートを終了することができました。いらして下さった皆さん、ありがとうございました！お客さんも思ったよりずっとたくさん入って、主催者側が「全然宣伝してなかったのにどうして？！」と驚いていましたよ。ギリギリまで曲が仕上がらず、ホントにできるのか？！とハラハラさせてくれた作品もなんとか前日に仕上がって、初演にこぎつけることができました。もうね、企画からオーガナイズまで全部やった作曲家の面々、彼らは皆音大＆音高の先生もしているので、ちょうど今の季節、試験と重なって大変だったそうなんですよ。ホントよくやったわ・・・。もう少し時期をずらせると良かったのでしょうが、ホール取りの都合もあってこの時期になってしまったんだそうな。とりあえず今日のところはご報告と感謝の気持ちだけ。明日は半日お出かけと仕上げのお買い物、荷造り。そしてあさってはもう機上の人となります。次はベルリンに帰ってからかな。

  2006年02月10日

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• 今日から合わせ開始

  さてさて、今回の帰国の本来の目的であるお仕事が、今日の夜の稽古から本格的に始まります。急なお話だったこともあり、また新作の初演も含むので、ギリギリまで楽譜を手にすることができずハラハラしましたが、とりあえず新作の最終ページを除いて手元に届きました。準備期間が短くて大変ですが、なんとか良い演奏を目指したいと思います。自分のブログをはじめ、お友達のブログへの出没頻度がちょっと減るかも知れませんが、まあ楽器が生ものなのでそうそうずっと歌い続けているわけにもいきませんから、休み休み合間を見て出没しますね。

  2006年02月06日

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  コンサートの宣伝を・・・。

  さてさて、ここで仕事の宣伝をするのは初めてですね。今度日本で出演するコンサートの宣伝をさせて下さい。これは、年末近くに急に飛び込んできたお仕事で、大学時代に一緒に勉強した作曲家夏田昌和氏が中心メンバーとなってやっているグループの演奏会なのです。彼がパリ留学時代にお世話になった先生の遺作を日本初演するということで、お手伝いさせていただくことになりました。とりあえず、チラシを。恩師の作品に加え、グループを主宰する金子さんと、今回は指揮をする夏田氏の作品も歌わせていただくことになりました。あ、チラシに私も実名出てます、ハイ（^_^）。こういう者です。よろしく♪チケット、私もお預かりしています。もしご希望のかたがいらっしゃいましたら、関係者価格にてお譲りできますので、トップページ左下のほうにあります「メール」機能からメッセージをお願いいたします。恐れ入りますが、その後のご連絡のためメルアドの入力をお願いします。この機能はメルアドを記入しなくても私個人宛にメッセージが送れますが、今回は金額等のご連絡も差し上げねばなりませんので・・・。コンサートの日時・場所等はチラシの画像からご覧いただけると思います。皆様、どうぞよろしく。ちなみに、楽譜が届いたばかりでして、現在鋭意さらっております（汗）。

  2006年01月22日

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