Flaki...ポーランドのモツ煮スープ
サッカーのヨーロッパ選手権でのドイツの第一戦だったポーランド戦の時に、「喰っちまおうキャンペーン」第1弾としてポーランドのスープであるジューレックを(出来合いのだけど)食べたんですが、そのジューレックを買ったとき一緒に、モツ煮スープである「フラキ(工藤久代さんの「ワルシャワ貧乏物語」ではフラチキと紹介されています)」も買ったんです。これ、買ったあとすぐに家で食べてみたらすんごく美味しくて、これは絶対にブログで紹介しなければ!と思いつつ早数ヶ月・・・あれからこのスープを買うのはもう3回目。たいてい、数軒先にある日本書店に古本を売りに行った帰りに寄って買ってくるんです。帰国のためやっぱり出来るだけ荷物を減らしたいから、もう読まないと思われる日本の本は売り払っているのです。日本だと、神田神保町などにある本当のアンティークを扱うような旧来の古本屋さんは別として、特に大手チェーン店だと現代小説やエッセイ集といったものは一山いくら、それもちょっと古いと引き取ってもらえないし、外装が傷んでいるともう全然お話にならないのですが、外国では日本語の本であるというだけで価値があるんです。在住日本人はもちろん内容さえ間違いがなければ良いと思っているし、日本語を学ぶ現地の人にとっても日本語の古本はありがたい存在ですからね。帰国予定があるワケじゃないけれど本が溜まってあふれ始めたTeru家からも、処分するなら一緒にお願い、ということで箱一杯の本が届きましたから、初めてフラキを買ったときには、これらの本を大きなトランクに詰め込んで売りに行ってきたわけです。思ってたよりも良い金額になりましたよ。その後も通るついでがある時に(ついでを作り、ともいう)売り残した本を持っていき、ついでにポーランド屋にも寄ってくる、ということなんです。さてさてフラキ。これ、メーカー品のジューレックとは違って、こういうふうに売られているんですよ。決してソーセージではありません これはドイツでは良くあるスタイルで、ジャガイモのスープとか、グラーシュズッペとかが、お肉屋さんでこうやって売られているのをよく見かけます。濃いめに作ってあるので、鍋にあけたらコップ1杯程度のお水を加えて温めます。フラキは牛モツのスープ煮なのです。マージョランが利いています。これね、一昨年ワルシャワのレストランで食べたものよりもずっと美味しいんですよ。ここの店で売られているハム・ソーセージ類は、ベルリン在住のポーランド系精肉職人ミコワイさんが作っているものなのだそうで、もちろんこのフラキもそうであるはず。おやおや、本国でよりも外国でのほうが…ってのはロシア料理だけじゃなかったのねお値段はキロ当たり5,99EUR(約990円)。ひとパックが400gくらいで、私なら3回分。欧米人なら2人前といったところでしょうか。モツ好きには絶対お薦めです。KLONPestalozzistr.7110627 Berlin地図はこちら このお店、在伯ポ人向け情報誌も発行してるらしいですところで、このあいだこまんだー君らと飲みに行った際、ビヤホールから流れ流れて、ベルリン1と評判のケバプ屋にたどり着いたのですが、私はお腹が一杯でケバプには手を出せず、トルコ風のモツ煮スープを頼んだんです。これがまた美味しかった!こちらは白いクリームスープ系で、レモンを絞って食べるんです。以前、salahiさんが紹介されてるギリシャのアウゴレモノスープを作って食べてみたことがあるのですが(美味しかった♪)、それを連想させてくれる味でした。エーゲ海をはさんでお隣同士、やっぱり傾向が似てますよねこの記事で、「ぴかままのおうち」1000記事に到達しました。わぁ、4桁だ~追記:Flaki(Flaczki)のレシピは工藤久代さんのレシピがこちらにありますので、作ってみたいかたは是非どうぞ。・・・早速ポーランドデリに駆け込みたくなったらポチッとヨロシク