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カテゴリ:インド・名所、旧跡、歴史
坂を登るとやがて正面の視界が開け、きれいなブルーの街並みがが見えて来るのですが、そこには街に向かって大砲が設置されておりまして、ちょっと物騒な雰囲気がしないでもありません。まあ今はもう弾は出ないのでしょうが、街の住民にしたらやっぱりいい気持はしないでしょうねえ。
そんな見晴らし台で折り返す形で、さらに坂道は城の内部へ向かって続きます。 その途中にもいくつかの門があり、その度に観光客は足を止め記念写真なんかを撮ったり、意味もなく石の門をぺたぺたと触ってみたりするわけです。また右手には城塞の高い壁が威圧的にそそり立ち、そいつを口をあんぐり開けて仰ぎ見たりなんかするのであります。 そうこうしながらも長い坂道を上りつめ、いよいよ最後7番目の門「ローハーポール(鉄の門)」をくぐることになるのですが、門をくぐったすぐ右手には、こんな手形の浮き彫りが・・・ いったいこれはなんなのでしょう? 実はこれ、1843年にマハラジャ、マン・スィンが亡くなった時に、その火葬の火に身を投じて殉死した、マハラジャの未亡人たちを表しているのです。 いやはやなんともすごい話じゃありませんか。 だって「未亡人」じゃなくて、「未亡人たち」なんですから。さすがはマハラジャです。 さて、ここまで登って来たらずいぶん喉が渇きましたので、本格的な見学の前に一休みと参りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.13 11:15:42
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