テーマ:介護・看護・喪失
カテゴリ:想い
mixiばかり書いていて、こちらはほったらかしにしていたら、なんと、1年近く経ってしまったのですね。
就職して1年ちょっと。 職場の環境は抜群で、毎日楽しい日々でした。 ところが… 今までいろいろと苦労をしてきたので、もう苦労はないだろうなんて思っていましたが、 人生最大の苦しみではないかと思うようなことがありました。 息子の病気です。 息子には持病があります。 それを、忘れていたわけではないけれど、息子があまりにも元気だったので、 「だいじょうぶだ」と思っていました。 だから、症状が出た今回… 「だいじょうぶでしょ。」「そんなはずがない。」なんて、怖いから逃げていた。 息子の病気がわかったのは、生後間もない頃。 今から10数年前です。 その頃は、今のように「インターネット」なんてものはありません。 だから、息子のめずらしい病気に関する情報を、今のように手軽に集めることができませんでした。 初めての赤ちゃんで、病気で、いっぱいいっぱいだった。 今はインターネットで手軽に情報収集ができます。 それなのに、「だいじょうぶだ」と思いたい私は、 息子の病気に関する情報収集を、しないでいました。 ちゃんと情報を集めて、危機感を持っていたなら… 今回のように息子を苦しめることもなかったのではないかと、後悔しています。 医者の意見を鵜呑みにせずに、もっと食い下がって息子を守れたはず。 幸い手術は成功し、息子は回復に向かっています。 でも、後遺症の恐怖と不安、闘病のすさまじさのショックからふさぎ込んでしまっています。 私がもっと病気のことを勉強し、危機感を持っていたら… 医者に食い下がって、もっと早い時期に原因を取り除くことができたはずなのです。 今日、テレビで長門裕行さんと南田洋子さんの番組を見ました。 アルツハイマーの疑いが濃厚な洋子さんを、長門さんは献身的に介護していました。 「愛してるよ」 「洋子もだよ」 そんなやりとりが、たまりませんでした。 長門さんが洋子さんを愛しくてたまらない様子がよくわかりました。 今回の息子の闘病生活と、重なることもとても多くて涙が止まりませんでした。 しかし、息子には未来があります。 長門さん夫妻は、最期をどうやって迎えるか…というゴールに向かっているような気がします。 ずっと二人で、いつも二人で、手と手を取り合って… 二人でいることは幸せだけど、やっぱり悲しいですね… 長門さんは、洋子さんをまだ病院に連れて行っていないとのこと。 洋子さんが外出したがらないからだ…ということだからそれで良いのかもしれないけれど、 無理やりにでも連れて行けば良かったのではないか。 アルツハイマー病は、治療方法はわかっていないけれど、 進行を遅らせる薬はあるらしい。 もっと早くに洋子さんを病院に連れて行けば、進行を遅くし、二人の時間が長くなったのではないか… そんなことも感じてしまいました。 病気は待ってくれません。 ちょっとでも不安だったり、ひっかかることがあるのなら、 一日も早く病院に行ってください。 そして、自分の病気について勉強し、情報を集めてください。 情報が沢山ありすぎて、取捨選択が難しいところではありますが、 ぜったいに、それが早期治療につながると思うのです。 そしてそれは、愛する人を守ることになるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.04 01:25:15
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