カテゴリ:英語教育
市の国際交流協会の会報誌作りをボランティアでしていて、昨年1年間、市内の中学校何校かにお邪魔して、英語の授業の様子やALTの活用方法などについて取材させてもらった。
といっても、市内には、私立の中学は、出来たばかりの学校が1校あるだけで、取材させてもらった学校の殆どが公立の中学校だった。 ところが、今年になって、娘も5年生ということもあり、中学に進学する子ども向けの体験レッスンとか、学校見学会というもがあることを知り、隣の市も含めて、この1学期に、何校かの英語の授業を見学することができた。 ◎まず1校目は、市内にある私立のH中学校。 ここは、1昨年にすでに一度、取材で見学させていただいたことがあったということと、時間が合わなかったということもあり、見学は今回はできなかったが、説明会にだけには参加できた。 中学部ができて今年で3年目。 英語教育も、週に5日+放課後の講義という形で、週6時間ほどはあるらしい。 週5日のうち、2時間は、ALTによるレッスンで、特に、聴く話すに力を入れているという印象だった。 その成果もあってか、中2までに、英検2級を取得している生徒が、2名。準2級もいれると、結構な人数がいるとのこと。 これは、漢検も同様で、かなり、検定試験に学校ぐるみで取り組んでいる様子が覗えた。 地元の公立中学では、中3で、英検準2級に受かっている子が、7月の時点で、たったの2名という現状からすると、かなりレベルは高い。 ◎2校目は、となりのH市の大学付属の中学校。 英語の授業は、一応、日本人の教師が、オールイングリッシュで行っていた。 但し、私が聴く限りでは、それほど、流暢な英語という感じではなかった。 2年生の授業では、「Stand By Me」の聞き取り&穴埋め&歌を歌うという授業で、教科書は、一度も開かれず、生徒の教科書にも、開かれた形跡は、殆どないように見えた。 ここは、全くの見学のみで、説明会には参加しなかったので、英検等の実績は、全くわからないが、噂では、学校では、教科書を殆ど使わないので、結局、生徒は、大抵2つ以上の塾で勉強しているらしい。 ◎3校目は、同じく隣のH市にある、私立の女子中学校。 今年から、中1の中間試験の結果で、講座別の授業をするということで、通常は5クラスという形態で授業を受けているのが、英語のみ、レベル別の7クラスに分かれての授業になっているそうで、さらに、来年からは、9レベルにわけるという噂もある。もちろん英語の授業数は、週に6時間ある。 また、今年の中1に関しては、友人のお子さんのクラスには、英検2級に既に受かっている生徒が2名いるそうで、もし、平均的にそうした子どもが割り振られていれば(真偽の程は、確認できていません)、10名程度はいることになる。 また、ここの中学では、中3までに、英検準2級に合格していると、3週間の英語研修に全員参加できるというオマケも今年からつくそうだ。 ということで、田舎の私立中学校は、まだまだ(?)とも思っていたのに、結構、英語教育に力を入れていて、少しびっくりした。 相変わらず、公立志向の高い田舎ですが、かなり、私立の学校も健闘しているなぁ、、、と思う。 少し前まで、地元の公立トップの高校で教鞭をとられていた先生のお話では、そのトップ校でも、高1で英検2級に合格していれば、その高校では、英語はトップクラスだと話されていたので、、、、英語教育って、私立の方が、たとえこんな田舎でも、結構すごいのかなあ、、、とも思った。 ただ、問題なのは、そうした実態を何も知らない父兄が多いという点。 公立の中学で英語の授業が週に3時間しかないという事実を知らない親御さんがかなり多いというのも、事実だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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