[親子留学]の記事一覧 | バイリンガル育児を楽しもう！

親子インターンシップについて

私が体験した親子インターンシップについて、ご質問を頂きましたので、そのことについて今日は書いてみます。私が利用したインターンシッププログラムは、↓の会社のスクールインターンの中の親子インターンです。International Internship Programs私と娘のCelina★は、2002年の10月～12月の２ヶ月半の間、このプログラムを利用して、アメリカの小学校に日本の文化を伝えに行ってきました。親子で、小学校の先生の家にホームステイをし、その先生と一緒に小学校に毎日通いました。　娘は、同じ小学校のGrade２（当時８歳になったばかりの娘は、そこの学校ではGrade２に相当するということで）のクラスに編入させてもらい、毎日、他のクラスメート達と一緒に授業を受け、とても貴重な体験をさせてもらいました。実際に、私がこのプログラムに参加することを決めたのは、2002年の２月です。まず、小学校の担任の先生に、実際問題として、子供が学校を長期で欠席することが可能であるか、また、その場合、なにか不利になることがあるかどうか、相談しました。小学校の先生は、意外にも、私がこのプログラムに参加することに「大賛成」で、「是非、体験してきてください」と背中を押されてしまいました。　私自身は、先生に相談するまでは、本当に行くべきかどうか、悩んでいたので、今思うと、あの時、背中を押してくれた小学校の先生に感謝しています。また、学校側も、教育委員会に問い合わせてくれ、２ヶ月半、学校を休んでも、別に不利になることはないというお返事をくれました。さて、学校側から、背中を押してもらった形で始まった（笑）この計画ですが、その後、面接試験を受けに名古屋まで行き、数日後に合格の通知が届き、そこで、10万円の登録料を支払いました。　もちろん、この登録料は、合格してからでも、「やっぱり止めます」といって、断ることも可能なので、その場合は、支払う必要はありません。この登録料を支払うことで、事務局側は、参加者の行き先を探し始めてくれます。　参加者は、希望する国だけは選べますが、国の中での地域は選べません。　もちろん、実際に事務局側が見つけてくれた学校や地域が気に入らなければ、お断りすることも可能ですが、その場合、キャンセル料のようなものを数万円取られると思います。　でも、その後、また、他の学校を紹介してくれることにはなっています。ただし、あまり、何度も断ったり、条件を出すと、なかなか派遣先が決まらないことになりますし、特に、親子プログラムの場合は、受け入れ先が少ないので、なかなか派遣先が決まらないと言われました。私の場合は、結局、一番最初に勧めてくれた学校に決めたのですが、その時もいろいろと悩みました。　というのは、この学校、メノナイトというキリスト教の一派のクリスチャンスクールだったのですが、このメノナイトという名前でネット検索すると、カナダのメノナイトが出てきて、ここの人達は、アメリカのアーミッシュと同じような生活をしていると出てきて、一時期真剣に悩みました。ご存知の方も多いと思うのですが、アーミッシュの人々は、今でも、電気も車も使わない生活をしているのです。　そんなところに、子連れで行って生活できるのか、真剣に悩みました。　が、実際に、アメリカのメノナイトは、元々は、アーミッシュから派生した宗派なのですが、電気も車も使っている人たちだということがわかり、一安心した、という経過もありました。　でも、私達が滞在したすぐ隣の町には、アーミッシュの部落があり、滞在中に、彼らの勤勉な生活を垣間見ることもできました。次に心配になったのは、近くにスリーマイルアイランドという原発があったことです。　調べてみると、ここの原発は、あのテロの時に狙われたのではないかと言われている原発で、実際にペンシルバニア州に墜落した１機は、その原発に突っ込む計画だったとかいう噂もあったほどで、テロのあと、数日、その原発の上空を飛ぶ飛行機の飛行が許されなかったとも聞いています。で、私達が行く２ヶ月前に読んだ英字新聞には、その原発から10キロ以内に住んでいる人達には、政府からヨウ素剤（被爆した時に、甲状腺がんになるのを防ぐと言われている薬）が無料で配布されたという記事が出ていて、正直、ビビリました。でも、実際に地図で調べてみると、私達が行く所は、そこから10キロ以上は離れていそうだし、結局、いろいろなことを心配していたら何もできないということで、最終的には、出発することに決めました。あと、配慮したことは、子供の学習面です。アメリカにいる間は、日本の勉強をさせる気はなかったので、殆ど日本の本やワークブックは持って行きませんでした。これは、たまたまだったのですが、娘は、年長の夏から公文の学習（３教科）を始めていた（その後、算数は、小１でやめ、帰国後また始めましたが、英語は現在はやっていません）ので、国語も算数も、３ヶ月以上は先の学習を進んでしていたので、帰国後、学習面で困ることはなく、とても助かりました。また、アメリカには、英語の読み書きまである程度できる状態で行ったので、授業で困ることもなく、学校生活を十分に楽しむこともできましたし、成績も、優秀な成績を頂いてくることができました。ということで、具体的に、事前から綿密な計画を立てていたわけではなかったのですが、振り返ってみると、偶然、いろいろな意味で準備ができていたのかなぁとも思います。尚、詳しい料金等は、↑のサイトに出ていますので、そちらを参考にしてみてください。　また、あくまでもボランティアで日本の文化を伝えるという目的で教壇に立つわけですから、教材費は全てこちら持ちになりますし、教壇に立つ以上、それなりの準備は必要になります。なんだか、とても個人的な体験談なので、あまり参考にはならなかったかも知れませんが、ご質問等、ありましたら、お気軽にお書き込み下さいませ。追記：　このプログラムに参加したのは、あくまでも、私自身がアメリカの小学校などの教育機関に関心があったことが第一の目的であって、子供の英語教育は２の次ということで参加したものです。　その辺の点については、こちらをお読み下さいませ↓。関連日記

小学生の留学＆インターンシッププログラムについて

小学生の留学についてと、インターンシッププログラムについて、今日は、書かせていただこうと思います。2002年の10月19日から12月31日までの約２ヶ月半の間、私は、インターンシッププログラムというプログラムを利用して、アメリカのペンシルバニア州にある、ある小学校（実際には幼稚園と中高を兼ね備えた私立の一貫校でしたので、プリから高校生まで、全てのクラスの教壇に立ちました）に、娘のCelina★（当時小２）を連れて行ってきました。　ボランテイアで日本の文化や伝統を伝えながら、実際のアメリカの教育現場を見てみたいという目的で行ってきました。　もちろん、子供をアメリカの学校に通わせてみたいという２次的な目的も達成できましたが、あくまでも、第一の目的は、私自身の英語教師としての好奇心を満たすことでしたので、その点、ご理解いただければと思います。詳しいことは、「アメリカの小学校体験記」を読んでいただければとも思うのですが、今日は、そこには書いてないことを書いてみたいと思います。まず、私のサイトに遊びに来てくださっている方の中には、お子さんをいつかは海外の学校に留学させてみたいと思っていらっしゃる方も多いと思うのですが、私が利用した、このインターンシップというものは、あくまでも、子供はオマケでついていくものですので、子どもに関しては、正規の留学という扱いにはなりません。ですから、お子さんの留学を第一の目的と考えていらっしゃる方には、あまりお薦めできません。　親のお母様、もしくは、お父様がご自身が、海外の学校や職場で、実体験をしてみたいという方でないと、とても務まらないと思います。実際、私の場合も、滞在中は、レッスンプランを立てたり、教壇に立ったりと忙しく、娘の様子を心配しているゆとりは殆どありませんでした。ですから、お子さんの留学が目的の方は、違う留学斡旋会社等をご利用された方がいいと思います。　ただし、この留学斡旋をしている会社も、アメリカにある会社だったりすると実態がわからず、詐欺にあったというお話もちらほら聞きますので、何かあったときに法的手段に訴えられる日本の会社（アメリカの会社の場合、法的な手段に出るのがいろいろな面で難しいようです）を選ぶか、海外にあっても、本当に信頼できる方の斡旋を選ばれた方が安心だと思います。（ネット上のサイトで避けた方がいいと思うところは、BBSのついていない斡旋会社です。BBSをつけると、詐欺紛いの実態が書き込まれてしまうので、そういう会社はBBSをつけていないと思います。）また、親自身が自分でいろいろと体験してみたい方には、このプログラムはお薦めです。実際に登録料等、高額ですが、なかなか学校の教壇に定期的に立たせてもらえる機会というものは、知り合いに頼んでみても実現するものではありません。　私も実際にアメリカの友人で学校関係者もいましたが、却って友人の手を煩わせるのが申し訳なくて、そうした機関を利用することにしました。また、このプログラムのもう一つのメリットは、子供と同じ学校に通える点で、担任の先生や子供のクラスの様子もよくわかるという点です。次に、このプログラムに参加する場合の子供の年齢についてですが、原則として、小学生であることが要求されます。が、例外として、兄弟で、下の子供が幼稚園の年長とかでも、派遣される学校が幼稚園を付設している場合は、OKになる場合もあるようです（その辺は、相談してみてください）。最後に、英語力についてですが、まず、親に関しては、登録をする前に面接試験があります。これは、英語で行われます。ただし、ここでは、英語力がすごくないと駄目というより、一人で海外で生活がしていける人なのかという自立性や積極性をみる面接だと思っていただければいいと思います。お子さんの英語力については、全く問われることはありませんが、実際問題として、例えば、１ヶ月～３ヶ月のような短期で行く場合は、もし、お子さんに殆ど英語力のない場合は、クラスメートや先生が何を言っているのか、さっぱりわからないうちにその滞在期間が終了してしまう可能性もあるわけで、しかも、親も、子供の面倒ばかり見ていられないという状況ですから、英語力のないお子さんがいかれるのでしたら、最低、半年以上は滞在しないと、お子さんにとって、いい思い出にはならないかもしれないです（あくまでも、想像ですが）。うちの娘の場合は、英語力があったので、すぐにお友達もできましたが、クラスメートが声を掛けてくれたのは最初の１週間だけ（ものめずらしさで声を掛けてくれるものです）で、その後、２週間は、全然一人孤立していたと、後になって先生に言われました。私も忙しくて、子供のことは気にしていなかったので、担任の先生にそういわれたときはびっくりしましたが、とにかく、自分から話さないと駄目だという話を一度じっくりして、それからは、ふっきれたように、元気に誰とも話しができるようになったようです。ですから、逆に、短期の１週間～１ヶ月だと、ずっとお客様扱いになりますが、そうでない場合は、お子さんの英語力の有無や性格によっては、辛い体験になってしまう場合もあると思いますので、その辺の所は、じっくり考えられた方がいいと思います。あと、オーストラリアの小学校に、子供自身が、派遣者となっていくジュニアインターンシップというのもあったと思います。これは、オーストラリアの学校は、日本の夏休み中も学校があるので、ちょうど、日本の夏休みに、オーストラリアの学校生活が体験できるということで、学校を休まずに行かれるという点では、お薦めです。ただし、オーストラリア訛りのない地域に行きたいとか、そういった要望は出せません。このインターンシッププログラム全体についていえることですが、あくまでもボランティアでいくということなので、希望できるのは、派遣先の国だけで、それ以上のこちらの要望は殆ど通らないと思った方がいいです。　以上、簡単にまとめてみましたが、ご質問等、ありましたら、お気軽にお尋ね下さいませ。☆☆☆☆☆楽天日記をリンクさせていただいている、Kanataheさんが、実際に去年の夏、お子さんをスイスの学校に短期留学させられた体験談を、ご自身のサイトでご紹介されていますので、興味のある方は、そちらもご覧になってみてくださいませ。

３ヶ月のアメリカ生活で得たものは/（追加あり）

去年の今頃は、娘と二人でアメリカにいたので、着る服一つをとっても、「あ～これ、アメリカで買ったものだ、、、」とか「○○の結婚式に招待された時に来ていった服」だとか、いろいろと思い出します。で、あの３ヶ月で、私達が得たものってなんだったんだろうと最近時々考えることがあります。まず、娘の英語に関して言えば、これは、確かに収穫はあったと思います。ネット友達のYさんは、すごく変わったというから、やっぱり英会話力はすごく伸びたんだろうと思います（これは、小学校に入学以来、私とは殆ど日本語で会話をしていたので、英会話力が落ちていたから、余計に感じたことだとは思います）。ただ、最近は、話す時、アメリカにいたときに比べるとやはりかなりゆっくりになりました。アメリカにいたときは、本当に流暢に話していた気がします。それでも、この前、お話をつくるとかいって、すらすらとお話しを言っていたので、アメリカに行く前よりは、力がついているなあとは感じます。娘の読み書きに関しては、アメリカにいたときは、宿題もお稽古事も殆どなかったんで、本は今よりたくさん読んでいたと思います。アメリカにいたときは、担任のMrs.Bakerが毎日、Little House のシリーズを学校で読み聞かせてくれていたので、同じ本を家でも読みたがり時々読んでいました。でも、日本に帰ってきてから、あの本は難しいらしく、もう読んでいないので、あのまま、アメリカの学校に行っていたら、ずっとあのシリーズをずっと読んでくれたんだろうなぁと思うと、少し残念です。やはり、環境って、大きいですよね、、、。さて、英語以外に何が一番の収穫だったかというと、これは、Hugの習慣です。　今でも、毎日、Good morning Hugに始まり、たぶん、一日に３回以上はHugはしていると思います。アメリカに行く前は、公立の小学校に入学してから、言葉遣いがひどくなってきていて、とてもそのことに心を痛めていたのですが、不思議とそのHugの習慣がついてから、言葉遣いはよくなりました。それに、自分からお手伝い表を作って、毎日お手伝いをしてくれるようになりました。私にとっては、それは英語以上に大きな収穫でした。娘の親友のAちゃんが、KissやHugをお母さんとしないということを知って、すごくびっくりしていた娘なので、彼女にとっては、KissやHugが当然のことになっているようです。この習慣だけは、ず～っと続いてくれるといいなぁ～と思っています。そうそう、逆に失ったものもあります。たとえば、アメリカでは毎日遊び呆けていたので、帰国してから、家庭学習の習慣をもとに戻すのに、半年以上は掛かりました（爆）。それから、アメリカにいる間は、殆どピアノの練習ができなかったので、ピアノが元のレベルに戻るのにも、やはり半年以上掛かりましたから、進度はかなり遅れました。　また、お稽古事も、それをきっかけに２つ止めることになりました。それと、帰国後、日本の学校のクラスで、お友達関係で少し悩むこともありました。　今は、どれも殆ど修復できているので大丈夫ですけれど、学校を休ませて海外で生活するということに関しては、それなりのリスクを伴うものだとも思いました。☆　☆　☆　☆　☆お薦めの英語教材の部屋に、子供向けの本のガイドブックを追加しました。　「The New York Times Parent’s Guide to the Best Books for Children 」という本です。どんな英語の本を子供に与えたらいいかわからないときに、とても役に立つ本だと思います。興味のある方は、↓を覗いてみてくださいね。(２) 単語が読めるお子さんにお薦め教材のページ(３)本が読めるお子さんにお薦め教材のページ☆　☆　☆　☆　☆アメリカでの生活で得たものについては、また、いろいろと思い出したら日記に書いていきますね。ということで、今日はこのへんで。