ピポ子のスタジオ訪問日記 人間と環境の関係編
先日ピポ子がいつもお世話になっているキーボーディストであり、音楽プロデューサーの多田さんのスタジオにお邪魔したわ。以前こちらにお邪魔したのは移転されて間も無い頃だったのだけど、今はマニアックな機材も更に増え多田さんらしい"良い気"が流れているスタジオに完成されていたの。最近では歌撮りだけでなく一連の作業を全てこちらのスタジオで行いたいという要望も増えているそう。機材、技術、空間だけでなく、彼の人間性がアーティストの良い部分を導き出してくれてるせいなのかもしれないわ。彼は今も数えきれないほどのアーティストと関わってお仕事をされて、仕事ぶりは勿論だけど人間的にも頼れる"兄さん"なのよ。ピポ子もどれほど助けていただいたか・・。プロデューサーという仕事は、ただ制作をするという事ではなく人間の細かい心の部分まで敏感でないといけない、シャーマン的存在なのよね。それを良く理解できたのも多田さんのおかげなの。家もそうだけど、住む人間がその空間や空気感を作り出すものよね。特に何かを生み出す場所だからこそ、その部分は非常に重要。長い時間をかけて繰り返し同じ音を聞き込まなくてはいけないし、完成まで試行錯誤しなくてはいけない・・突き詰めていけば行くほど精神状態は追い込まれていくわ。だからこそ居心地の良さとアドレナリンが放出できる精神状態にしておかないと思う作品は生まれて来ないかも。多田さん曰く、ピポ子は"自分を削って生み出すタイプ"だそうなので、少しこの空間で癒しのエネルギーを頂いて削られた分を補わせていただこうかしらね。どれだけ作品に己を濃縮させる事が出来るのか。勝負!