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ぴけっと

ぴけっと

2007/03/04
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カテゴリ:JAZZ
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盲目の辻説法師。
そのグロテスクな外見にだまされるな。
ラサーンが出す音はまごう事なきJAZZそのものだ。
ジャズの伝統的なエッセンスを表現している。

外見のグロさに反比例してすばらしい音を出す。
黒い黒い、うねるようなリズムを。
ジャズの一般的な概念から逸脱している音を出すカークは、
普段がんじがらめのビジネス社会で働いて者にとっては、救いの音楽ともいえる。
カークの発するドロドロの血の色に染まった音には、魂の叫びが感じられる。
このカークこそは生で聴きたかったと思う。
Roland Kirk / The Inflated Tear (1968)

邦題『溢れ出る涙』
3本のサックスを同時に吹いたり、鼻でノーズフルートを吹いたり、何でもやります。
そのカークの後期の名作。
だがまだラサーン化はしていない。
トレーンの純粋さが受け入れられた時代にはこの赤裸々なカークは受け入れられなかったのであろうか
ギミックだまがい物だと批評されたという話を聞く

My Favorite Things のフレーズを吹いたかと思うと黒いうねりの後いきなり叫びだしたり、もーやりたい放題やるカーク。
一見、正統的なJAZZではないように見える。
でも、聴けば聴くほどJAZZだなぁと思う。

The Black And Crazy Blues
A Laugh For Rory
Many Blessings
Fingers In The Wind
The Inflated Tear
The Creole Love Call
A Handful Of Fives
Fly By Night
Lovellevelliloqui
I'm Glad There Is You





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Last updated  2007/03/05 01:29:41 AM
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