今日の音楽・・・Death And The Flower
■Death And The Flower(生と死の幻想) / Keith Jarrett(1974)部屋を整理してたら、GT-Rの整備解読書とか日産の整備週報に混じって、古いスウィングジャーナルやJAZZ批評、JAZZLIFEが。RIDERS CLUBは全部実家に置いてきたけど、音楽の本はいろいろとここにも置いてある。ムカシのSRXでレースをしてた頃の写真とかはどこに行ったかな…ピアノという楽器が人の手によって演奏される時、その楽器、人、場所という要素がどのような世界を作り上げるか。音楽的に解明してゆく作業には意味を感じない。キース・ジャレットこの間の来日も、おおむね評判はよかったようだ。この作品を吹き込んだ頃、ソロピアノの表現への挑戦も並行して行っていた彼の、ある意味ベクトルとしてはソロの延長線上にある作品だ。そして、この多楽器と集団即興演奏はまぎれもなく、オーネットの、オーネット・コールマンの存在を感じる。自分が自分でしかないことの確認作業としてのソロ、集団という組織での運動に似た関係であるカルテット。その方法こそ変われど、彼の目指すものは同じ方向を向いていた。そのキースの死生観を全員が理解し、表現したのがこの作品だといえるだろう。『我々は日々生と死を迎える花のようにあるべきだ』と説く、キースの哲学。死をも受け入れられる情熱といえるか。死という存在を認識した上で、それに向かいつつある自分を表現する。この曲に添えられたキースの詩訳を抜粋する私たちが生きているのは生と死のはざまあるいは都合よく解釈しているのかもしれない事実は生まれたときそれと同じ死ぬときに永遠の瞬間が訪れる私たちの人生に1.Death And The Flower2.Prayer3.Great BirdKeith Jarrett (p,ss,fl,perc)Dewey Redman (ts,perc)Charue Haden (b) Paul Motian (ds,perc)Guilherme Franco (perc)ああ、ようやく日曜は休める・・・