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カテゴリ:面白かった本たち
「知ってる?でも私はあなたの未来に嫉妬してるのよ」 (東京タワー / 江國香織 / 新潮文庫より) 先日、友達が誕生日プレゼントに送ってくれた「リトル・東京積み木」。 こっちにおいでよ!という無言のアピール、らしいです(笑) 一度も住んだことのないところに行くのも、このさいいいかもね~。 地元のハローワークに限界を感じた月曜日。 -果たして、わたしは彼に嫉妬されるほどの未来を歩んでるんだろうか。 立て続けに女性作家の恋愛小説を読んでしまい、ちょっと当てられてしまったみたい。 過去のいろんな恋愛(って言ってもそうたいした数じゃないけど 笑)を思い出して、妙に 熱っぽかった週末でした。 大学生の頃、かなり年の離れた年上の人と付き合っていたことがありました。 この小説の主人公、透のように。 状況もそっくり。 そして、全く同じことを言われたのでした。 もっと早く生まれればよかった。そしたら、あなたの学生時代に一緒に過ごせたのに! 過去の時間にさえ嫉妬してしまうほど、その時のわたしは彼に夢中だったんですね。 それに対して彼が言ったセリフが、「僕の方こそ、君の未来に嫉妬するよ」。 言われたときの反応も、透と一緒でもう笑っちゃう。 嫉妬するくらいなら、ずっと一緒にいてくれればいいじゃん。そんなこと言うなんてずるいよ。 まさに、やるせなさと怒りでいっぱいでした。 今はもう相手の顔もはっきり思い出せないのに(笑!)、そういわれた時のズキズキ胸が痛む感じが、 すごくなまなましくよみがえってきました。 いつもは思い出さないけど、いつまでも忘れられない。 そんな言葉、みんなもひとつはありますよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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