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2007.02.10
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カテゴリ:Art
息子と久しぶりに、2人で映画を観にいった。

何を観にいこうかと相談しているとき、
せっかく映画館でみるならと、映像的に迫力あるものを他に候補として上げたが、
息子いわく
「迫力があっても内容がスカスカやったらおもんない」と、ばっさり。
そして
「だって面白くない映画見たら、金をドブに捨ててるようなもんや」

中2の息子に言われて、はい。参りました。
(それにしても、何たる表現。。;親の顔がみたい;;)

そして、
日本の司法制度に、映画という手法でメスを入れたこの作品に決めたのだった。
それでもボクはやってない

夜は、母が来宅したので、ホームシアター。
家にあった「ジャンヌ・ダーク」をみることに。
イングリット・バーグマンの若かりし作品とあって、母が喜んだのだが、
映画で脚色されているとはいえ、ジャンヌ・ダルクが実在の人物だと知り、
息子は、「学校で習ってへん、知らんかった」と、
ちょっと、ショックだったようだ。

今日はどういうわけか、
2本とも、無実の罪で罰せられるという映画。

時代も、国も違うのに、
なんと愚かなことだろう。

人が人を裁くなんて。
その無謀さに気づくことなく、権力が行使される。

そのシステムに、いったん取り込まれると、
見えなくなる世界が存在するようだ。

そして時代が変わって、はじめて過去の過ちに気づくことになる。

権力を持たない少数派は、常に、権力と戦うことでしか、
真実を手に入れることができない。

無実を信じ、支える人々の存在が、せめてもの救いだ。

2本の映画の結末に、
息子はかなりショックを受けていたようだった。





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Last updated  2007.02.12 02:10:58
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