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カテゴリ:Art
息子と久しぶりに、2人で映画を観にいった。
何を観にいこうかと相談しているとき、 せっかく映画館でみるならと、映像的に迫力あるものを他に候補として上げたが、 息子いわく 「迫力があっても内容がスカスカやったらおもんない」と、ばっさり。 そして 「だって面白くない映画見たら、金をドブに捨ててるようなもんや」 中2の息子に言われて、はい。参りました。 (それにしても、何たる表現。。;親の顔がみたい;;) そして、 日本の司法制度に、映画という手法でメスを入れたこの作品に決めたのだった。 「それでもボクはやってない」 夜は、母が来宅したので、ホームシアター。 家にあった「ジャンヌ・ダーク」をみることに。 イングリット・バーグマンの若かりし作品とあって、母が喜んだのだが、 映画で脚色されているとはいえ、ジャンヌ・ダルクが実在の人物だと知り、 息子は、「学校で習ってへん、知らんかった」と、 ちょっと、ショックだったようだ。 今日はどういうわけか、 2本とも、無実の罪で罰せられるという映画。 時代も、国も違うのに、 なんと愚かなことだろう。 人が人を裁くなんて。 その無謀さに気づくことなく、権力が行使される。 そのシステムに、いったん取り込まれると、 見えなくなる世界が存在するようだ。 そして時代が変わって、はじめて過去の過ちに気づくことになる。 権力を持たない少数派は、常に、権力と戦うことでしか、 真実を手に入れることができない。 無実を信じ、支える人々の存在が、せめてもの救いだ。 2本の映画の結末に、 息子はかなりショックを受けていたようだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.12 02:10:58
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