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 Art of Life研究所  プレイバックシアター      

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2007.05.26
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カテゴリ:Art
今日は、社団法人子ども情報研究センターの総会。
総会に参加するのは、何年ぶりだろう。
決まってこの時期は、いろんな行事が重なるものだ。

今日も実は、他にいくつか重なっていたので、
ぎりぎりまでどうしようかと悩んでいたのだが、
自分が主催のものではなかったので、今回は他を欠席することに。

総会の前に、記念講演として、
写真家の小原玲さんのスライドを観ながら、お話を聞いた。

報道カメラマンとして活躍しながらも、事実を伝えるというよりも、
机上で作られたストーリーにあわせて、写真を撮りに出かける毎日。
勝者の歴史に加担して、真実を十分には伝えきれていない自分。

いつの間にかその矛盾した構造の中にとりこまれ、
消耗したこころを再起させてくれたのが、アザラシの赤ちゃんとの出会いだった。

撮ることが苦痛になっていたときに、
初めてカメラを手にした頃の、あのわくわく楽しい気持ちがよみがえってきたのだと。

決して撮られることが嬉しくもない、悲惨な状況にカメラを向けていた頃と違って、
好奇心旺盛にカメラに向かってくる、愛くるしい赤ちゃんアザラシ。

2週間しか子育て期間がないアザラシ。
そのあとは、流氷が赤ちゃんを一人前に育つのを守っている。
そうして、お母さんアザラシは、次の年の子どものための準備が出来るのだが、
18年間、撮り続けた中での変化。

今年の流氷は、違っていた。

どこまでも続く流氷の平原はなく、
どんどん溶けて、ぼろぼろになっている流氷は、
泳ぎをまだ覚え切れていない赤ちゃんにとって、
死を意味する。

毎日2キロ太る赤ちゃんと対比するかのように、
お母さんアザラシは、やせ細っていく。
そうして2週間で泳ぎを覚えさせたあと、
お母さんアザラシが去って、
まん丸に太った赤ちゃんアザラシが、少しずつスリムになった頃、
やっと潜ってえさの魚を採れるようになる。

その期間、真っ白な毛が生え変わるそのときまでの流氷の存在は重要だ。
10年前の写真と図の比較されたものを見たとき、
唖然とした。

死ねといっているようなもの、生きるなと。

地球環境が壊れ、子どもの命が守れなくなっている。

当たり前のように享受してきた自然が、
もう耐え切れなくなっている。

愛するものを守るためなら、
この危機を救うことが出来るかもしれない。

本気で、大切なものを守る気になりさえすれば。
大事なものを見殺しにしないために。
あきらめなければ。

今夜自宅でDVD「イルマーレ」を観た。
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックのラブストーリーだが、
2年のタイムラグが、ベースに進められている。

時の流れが交錯するなか、冒頭で、
「地球温暖化のせいよね」という台詞が、
2006年2月14日シカゴで、主人公の母親の口から何気なく飛び出す。

実はこのシーン、
2004年と2006年の違いの象徴として、
また大事なシーンの一部として、何度も繰り返されたのだ。

この映画自体は、環境問題などとは全く無縁の、ラブストーリー。
だが、湖畔に建つ家がキーポイントでもあり、
自然をコントロールしようとしていた有名建築家の父という存在や、
自然を愛しはぐくみ育てようとした母の存在が、
この物語の深みを演出している。

父の世代がやってきた過ち、
そこにも愛があったのだが、ただ方法が間違っていた。

父が愛した完成させなかったものを、
再生させるかのように活かそうとする息子の時代は、
そのまま地球規模に、置き換えることが出来るだろう。

「地球温暖化」という言葉自体は、ことさら珍しくもなんともない。
むしろ慣れすぎて、なんの感情も危機感すら薄れてしまっているかのよう。

それは、あきらめに近いのかもしれない。
もう今更、どうせ無理でしょう。何をどうあがいても、出来ることなんて知れているし。。

といったわたしの怠惰に警鐘を鳴らすかのような、
今日の体験となった。

映画の中でも、ラストシーンでは、現実に起きた悲劇を食い止めることが出来た。
「信じて待つこと」「愛すること」「あきらめないで行動すること」
この映画のキーワード。

写真家の小原玲さんも、報道カメラマンから動物カメラマンにそしていま、
そこから真実を発信して動くという、報道カメラマンとしての最後の役割が残っていたと、
語っていた。

そして、悲劇で終わらせてはいけない。
楽しい気持ち、わくわくする気持ちが、大事だと。
子どもたちに伝えていきたい。と。

そうあきらめるには早すぎる。本気で好きなら何でも出来るね。





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Last updated  2007.05.27 16:22:43
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