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2011.02.27
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テーマ:日本の歴史(1070)

日本考古学協会などの16学会が24日、

宮内庁が応神天皇陵に比定している誉田御廟山古墳の調査を始めました。

2007年に宮内庁が内規を緩和し、限定的に立ち入り調査が認められるようになりました。

過去には神功皇后陵と言われる五社神古墳などの調査が行われました。

何度もこのブログでご紹介しているように、

皇族の陵墓は調査どころか、長い間立ち入りすら認められていませんでした。

エジプトのピラミッドなどと違って、日本の天皇陵などは「無縁仏」ではないのです。

歴代天皇陵や箸墓古墳などは、今上天皇のご先祖さまのお墓なのですから。

しかし多くの「天皇陵」などは比定が間違っているとも言われています。

天皇の祭祀は正しく行って欲しいとも思います。

かと言って、やはり調査目的で皇族の陵墓を掘り返すことには反対です。

 

 

せっかく許可された立ち入り調査ですが

今回の調査に関する報道を見て、ちょっとがっかりしました。

各学会の代表16人が調査したというのが

「墳丘の周囲を巡る濠の外側にある内堤」とのこと。

しかも歩いて回るだけで、掘ることはもちろんのこと

何かを取上げる(拾う)ことも禁止されていたそうです。

今までのことを考えると、それでも大きな進歩と言えるかも知れませんが・・・。

2008年に行われた神功皇后陵(五社神古墳)の調査結果はどうだったのでしょう。

専門誌を購読しているわけではありませんが、

少なくとも新聞などで報道されるほどの成果はなかったのかも知れません。

田母神俊雄氏が先日、

「(調査学者の中に)サヨクの学者が入っていないといいですね。

彼らはまた天皇陛下を貶めるトンデモ理論を作るかも知れません」

と、twitterでつぶやいておられました。

私はその心配はまずないだろうと思っています。

たとえ日本を代表する優秀な学者が集まったとしても

内堤を歩いて回るだけで、大発見があるとは思えません。

しかも「サヨク学者」が何かを発表しようと思っても、

かなりやっかいな理論展開が必要になるのです。

今回調査対象となった誉田御廟山古墳は5世紀前半の古墳。

ですが、応神天皇は記紀によれば3世紀後半から4世紀にかけての天皇。

100年ほど時代が合わないことになります。

誉田御廟山古墳が応神天皇陵ではないと言うのは簡単ですが、

古事記や日本書紀に記された応神陵の記載の説明も必要になります。

最近話題になった斉牽牛子塚古墳(けんごしづかこふん)の例で言えば、

あらたに見つかった大田皇女墓と思われる塚も含め

日本書紀の斉明天皇陵に関する記載内容と合致します。

古代史を語る上で、やはり日本書紀の記述を無視するわけにはいきません。

古事記で「川内の惠賀」と記載された応神陵。

日本書紀ではその記述はありませんが、雄略記に「誉田陵」の記載があります。

その「誉田陵」が出てくるのは、河内国古市郡での話題です。

やはり、誉田御廟山古墳は応神天皇陵である可能性が高いと思います。

 

 

可能性は限りなく0%に近いですが、

今回の立ち入り調査で、誉田御廟山古墳が応神陵である証拠が

見つかってくれたらいいなと思っています。

そうすると、たいへん面白いことになるんですが・・・。

次回は日本の古代史観が大きく変わるかも知れない、その面白いことについてと

陵墓および陵墓参考地の調査がどうあるべきかについて書こうと思います。                                     

                                               つづく

 

 

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Last updated  2011.02.27 17:10:41
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