スズメのお宿
先日、客先からの帰りに長居公園に寄ってサンドイッチを食べてました。ちょうど昼ごろでした。サンドイッチにパクついていると鳩やスズメが物欲しそうな顔で寄ってきます。さすがにハトはそこまでしませんが、スズメはテーブルの上まで上がってきました。試しにパンをちぎって手に持って差し出すと何の躊躇もなく、トットットッとやってきてパンをパクッと咥えます。おいおい、そんな無防備でええのか。もし、わたしが悪い人ならば簡単に捕獲されてチュンチュン焼きにされるぞ。周りで見ていたスズメたちも、チュン太郎がうまく餌にありつけたのを見てこら行けるぞと思ったのでしょう。総てではないですが、勇気のあるのが数匹やってきて手からパンを取っていきます。下では鳩がうらやましそうに見つめています。こいつらを手なずけたら手のりスズメになるのではないでしょうか。いや、それよりも手下にすべきだ。まず手なずけて言う事をきかせる。>ええか、お前ら、今晩桜の宮の造幣局というところに忍び込んで500円硬貨>をくわえて持ってこい。分かったな!翌朝>だっ、だっ、だれが1円硬貨を持ってこいって言うたんや。>500円硬貨って言うたやろ>なに?500円硬貨は重すぎて持ってこれんかったって・・・・>ようし、わかった。>それやったら、今晩スズメのお宿に忍び込んで小さなつづらを持ってこい>ええか、小さいのんやぞ。大きいのはあかんぞ。翌朝>だっ、だっ、だれがかんぽの宿へ行って楽しんで来いって言うたんや。>スズメのお宿って言うたやろ。>しかも持ってきたもんが、割箸とか、お茶菓子なんや。>つづらはどうした?>えっ?つづらって知らん。今の若いもんはつづらを知らんって。