娘の本音
今まで「小学生ママの日記」に出没していましたが、今回からこちらにも出没します。先輩方、よろしくお願いしますね。さて、先週、娘の通う中学校では二泊の宿泊学習がありました。もちろん、娘も参加する予定でした。体力温存のためにめーーーーいっぱい家では休み、その日を迎える手はずでございました。なのに、なのに・・・。やっぱり頭痛が出てしまったのです。一日目「絶対行かない」と言い張り、脳神経外科で診てもらって薬をだしてもらいました。二日目、不機嫌な娘を現地まで送り届けました。私はそのまま母の病院へ。娘は我慢強いので行ってしまえば最後までいると思ったのです。でも、やっぱり駄目でした。夜に電話があって迎えに行きました。夕方くらいから酷くなって寝ていたんだそうです。夕食をほとんど食べていないというのでファミレスに寄りました。ここで私は腹を決めました。明日、病院へ行こうと。夏休みになったら行こうと思っていた病院へ。そう、心療内科です。理由は三つありました。一つはどうも学校行事で頭痛が酷くなるような気がすること。この時もファミレスに寄ったくらいからずいぶんと機嫌が直ってきていました。以前にも金曜日になったら嘘のように頭痛が治ったということがあったのです。本人にはわからない何か心のしこりがあるのかもしれないという気がしました。二つ目は原因となるものをつぶしていきたいという気持ちでした。どうしてもこの状態が続くようだったら夏休みに頭痛外来の有名な病院に行こうと思っていたのです。その為には本当の頭痛であることが必要ですし、他の可能性をなくしておきたいという考えがあったのです。心療内科はその一つでした。そして三つ目。本当はこれが一番の決意の理由でした。それは娘が「死にたい」と漏らしたからでした。このまま頭痛が続くのであれば、私、死んでしまいたい。そのセリフを聞いた時に気持ちは決まったようなものでした。この考えは絶対に悪い方に向かっている。この言葉は絶対に娘に言わせてはいけない言葉だ。そう思ったのです。心が病みかけている・・・。放っておいたらぜったいにいけないと直感で感じたのです。次の日までにネットでいろいろ探して、朝いちで予約がとれた病院に行きました。心療内科というところに初めて行ったのですが、明るくて綺麗でとても居心地のいいところなのですね。話をゆっくりきいてもらって、娘はかんたんな心理テストをしたようでした。結果は次回ということで軽い抗鬱薬と漢方薬をもらってきました。娘も今まで行った病院の中では一番よかったと言っていました。ということで薬を飲み始めたのですが・・・。頭痛はいまのところおさまっています。でも、問題は彼女の心にあるのかもしれません。今日も夜、眠れないと起きてきました。聞いてみると考え事をしているんだとか。私、もう死にたいよ。頭も痛いし、腰も痛いし。それがずっと続くかもしれないし、チョコレートも食べられないし(チョコを食べると頭痛がします)お風呂も長く入れないし(長風呂をした後に頭痛がでるのでしないように言っています。でもけっこうしてるぞ)なんだか、もうやだなぁ。ぼそぼそとうつむいてつぶやくように言う彼女に、どう言葉を返していいのか判りませんでした。寝るのが一番、と痛み止めを飲ませて(ちょっと眠くなるのが入ってるようなので)しばらく暗い横顔につきあいながら、努めて明るく「タモリ倶楽部」なんぞを見て寝るように促しました。娘のことはなんでも判っているつもりでしたが、このところ判らない・・・というか、気持ちに寄り添ってあげられないもどかしさを感じています。早く元気にという気持ちは一緒の筈なのに、どこかすれ違っているような感じがします。心療内科というのは私にとってもすがるものになっているようです。早く次回の診察日になってほしいとどこかで思う自分がいます。親なのに非力です。