昨日は、勢いにまかせて ブログに書きなぐりまして、
駆け出しコピーライターダメダメの図・・・でございました。
結局、クライアントの「こんな感じ」を言葉にしてこそ!コピーライター!
がんばるしかない!ということで。
しかしながら、そんなこんなで、昨日は頭の中が日照り状態・・・。
今朝の寝起きもいまいち悪し・・・。
でも、
「土曜日は仕事をしない!」
と決めてたので、朝からPCも開けず・・・。
で、午後からは、N響コンサートに行ってきました。
まるで、
まるで、
砂漠に恵みの雨が降ったようでした。
今回の演奏会は、「ボレロ」で有名な作曲家 ラヴェルのみ3曲。
マザーグースの物語を題材にしている曲が並ぶ
組曲「マ・メール・ロワ」
かわいい5つの小品からなるわずか16分の作品。
頭が、心が どんどんと癒されているのが分かりました。
続いて、ラヴェルが生涯2曲しか書かなかったというピアノ協奏曲の1つ
ト長調。
これが、ジャズ的要素が入ってて、なかなか面白い。
ピアノとオーケストラとの掛け合いな感じも心地よくて、
思わず・・・
コクリ・・・と居眠り・・・。こらこら。。。
ま、それぐらい心地よかったということで・・御許しを。
休憩挟んで
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)
これ、実は、合唱も入るらしく(今回は入らず)、当時
依頼主のバレエ団の興行主からはなかなか気に入られなかったもの。
バレエの初演も成功とは言えなかった・・・そうで、
とはいえ、音楽自体は、ラヴェル特有の旋律美や、精妙な管弦楽法が十分に発揮され、
今では、音楽の実が演奏会で奏される機会が多いとか。
クラシックは昔から親の仕事の関係で、よく聴きに行ってましたが、
音楽の道に進んだ姉とは逆に、居眠りすることも多かったのが事実。
でも、最近では、コンサートの楽しみ方も知り、
今回は、特に 指揮者の手の合図によって、奏でられる打楽器さんたちに注目!
いや~~この楽曲は、打楽器がたくさん使われてるんです。
ティンパニー、大太鼓、中太鼓、小太鼓、
タムタム(ゴングみたいで、大きな円盤状の打楽器)
シンバル、アンティークシンバル、タンバリン、カスタネット、トライアングル!
そして、ウィンド・マシーン!
こんなの・・・
ぐるぐる回すことで、シートをこすって、風の音を出す・・・機械みたいです。
これを回す瞬間、もう~~~私は、音楽そっちのけで釘付け!
シュルシュルシュル~~~~って音が出て、
ゆっくりだと、低め、速いと高めのシュルシュル~~が。
おぉ~~!
カスタネットのたたき方にプロの腕を感じたり、
静々とタムタムに向かう演者さんの動きに敏感になったり、
そして、弦、木管、金管、すべての音色がそろった時の盛り上がり。
鳥肌ものでした。
すべてを聴き終わったとき・・・、
ワタシの昨日までのもやもやが、一気に飛んでました。
あ~~これでまた頑張れる。
ミュージカルもいい、芝居もいい、映画も絵画鑑賞もいい。
でも、こんなに洗い流された感は久しぶりでした。
朝、クライアントの担当さんから、電話があって、
別の新しいコピーの話に、「はいはい、今進んでます!」
って言いきって、ちょっと心が痛かったけど、
それも、OKだったのかも。
今、ぐつぐつしているなかなか終わらないコピーとともに、
明日から、がんばれそうな気配です。
息抜きは必要。
気分転換も必要。
時には、思いっきり放っぽり出して、仕事を忘れる。
これも、仕事をしていく上で、大切なこと・・・なんですね。
ラヴェルよ!N響よ!クラシックよ!ありがと・・・♪
ナンテね。 ノー天気に戻りました・・。