バリ旅行♪~5日目 Part 2~
一(いち)は多(た)‥多(た)は一(いち)‥(『イティハーサ』 第13巻より) ホテルにもどってシャワーを浴び、一休みした後、いつものホテル近くの2階にあるレストラン、「BENDI'S RESTAURANT」にて、夕食を食べました。 行く途中、地元のおにいさんに声をかけられました。「From Japan?(日本から来たの?)」「Yes.(はい)」「Realy!?(ほんまにぃ!?)」 最後の「ほんまにぃ!?」で声が裏返りました。 ダンナにあごひげがあるので、「アラブ人みたいだ~~!!」って、驚いていらっしゃるのが面白くて、大笑いしてしまいました~。「ほんまにぃ!?」って言うくらいなら、言わなきゃいいのに‥って思って、おかしかったです。 レストランに行くと、たくさんの子どもを連れた大人連れの先客がいらっしゃって、とってもにぎやかでした。いたずらざかりのちっちゃな男の子が、何度も2階から下をのぞこうと身を乗り出して、落ちそうで危なかったので、ダンナが日本語で「ここに乗ったら危ないよ!」と言ったら、「うわ~~~ん!!」と泣き出してしまいました‥トラウマになったのか、男の子はしばらく泣いて、手すりに近寄りませんでした。あごひげも、外国語も、さぞや怖くて、おばけでも出たような気がしたんじゃないかと思いました。ごめんよ~。 この時飲んだのが、ビンタン・ビールと、向かって左はしの、ライス・ワインです。甘酸っぱくて、どろっとして、どぶろくみたいでいた。 おいしい晩ご飯をいただいた後、夜8時からある、ワルサ先生の出演されるワヤン・クリッを観に、ミュージック・ショップへと向かいました。毎月曜と木曜に開演されていて、月曜日は「ラーマー・ヤナ」で、ワルサ先生自身が、ワヤン・クリッでもめずらしいクンダン(太鼓)、ゴン(青銅で作られたドラムのような楽器)などを用いて、ひとりで歌も演奏もされるそうで、必見とのことです。木曜日は、「ラーマ・ヤナ」で、ワルサ先生は、ガムランの演奏をされます。その日は木曜日で、「ラーマ・ヤナ」が演じられました。 ワヤン・クリッは影絵ですが、実はスクリーンの裏側が特等席で、先生のすぐ後ろの、一番いいところに陣取らせてもらいました。客席側スクリーンの裏側で、炎が燃えているところスクリーン裏側。たくさんの人形やガムランが控えています。演奏も素晴らしく、セリフもとても面白かったです。炎の下でひとりのダランが、歌もセリフも人形も使って劇をし、両側の人が、登場人物の人形たちを手渡したりして、補助しています。ダランは、足で人形を入れていた箱を石のようなものでたたいて劇の効果を上げていたのが、とても面白いと思いました。人形は、牛の皮でできていて、たくさんの飾りの穴があいていて、すかして見るととてもきれいに模様が浮き出て、素敵です。戦いの場面が多く、臨場感もあり、炎に照らし出される人形たちの影が自在に伸び縮みして、不思議な躍動感があり、とても魅了されました。途中で、英語で登場人物が、「ぼくはロミオ」、「わたしはジュリエット」、「愛しているから結婚しよう」、「新婚旅行はどこがいい?」「バリ!!」とかセリフがはさんであって、大笑いしました。最後のあたりで、日本語というか関西弁で、「ぼちぼちでんな~」とセリフが入り、大うけしちゃいました~。うーむ、やるなぁ‥ このときに観たのと似たようなワヤン・クリッの動画をYou Tubeで見つけましたので、ご紹介いたしますね。Wayang Kulit (Dewa Ruci by Ki Manteb, 5/10)http://www.youtube.com/watch?v=Pc81JkKJFRk&feature=relatedShadowLight Productions: Wayang Balihttp://www.youtube.com/watch?v=MsgwGWQoKlQ&feature=related2番目の動画が、観たものに近いです。 面白くも感動的な人形劇が終わり、帰り道に、レストランでアイスクリームを食べました。ダンナはまたお酒を飲み、ちょっと飲みすぎたようです‥夜10時過ぎにホテルに戻り、お風呂に入って、満足して眠りました。