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テーマ:洋楽(3357)
オハイオ・プレイヤーズは70年代に一世を風靡した大所帯バンドで、読んで字のごとくオハイオ州デイトンの出身。そのキャリアは前身バンド時代を含めると今年で48年にもなる(現在も活動中だとか)。 彼らのファンクが前面開花するのは、マーキュリー・レコードに移籍した'74年からで、最も有名なのは'75年に全米1位を記録した「Fire」だろう。 「Love Rollercoaster(愛のローラーコースター)」は、「Fire」と並ぶ彼らの代表曲で、'75年のアルバム「Honey」(上写真)に収録。 1976年に全米1位を記録したこの曲は、現在でも黒人音楽系のラジオで頻繁にオンエアされる70年代ファンク・クラシックである。タイトルがタイトルだけに、遊園地やテーマ・パークのアトラクションなどではこの曲がよく使われるらしい。 イントロにおけるリズミカルなギター・カッティング、それに重なるバスドラ&カウベルの音に思わず体が動く。 続いて飛び出す「Rollercoaster!」の掛け声。 シンプルで親しみやすいメロディと、ねっとりしたファンク・ビートがうまく合わさったキャッチーな仕上がりで、聴いて良し、踊って良しな一曲となっている。 同じフレーズを延々と繰り返す構成が気持ちよい。弾むようなホーン、古臭いシンセの音も○。 艶かしいファルセット・ボイスも聴き所。コーラス・グループとして下地を積んできた彼らの力量が生かされたものとなっている。 ここにあるグルーヴ感は、大所帯による人力演奏という形態ならではのものだと思う。当時絶頂を極めていた彼らの勢いが詰め込まれた、名ファンク・ナンバーだ。 この曲は後に映画やゲームに使われたり、'96年にはレッド・ホット・チリペッパーズにカバーされたりもした。 オハイオ・プレイヤーズの全盛期は決して長くはなかったが、彼らの残したファンクは今の時代にも充分有効だと思う。 彼らの音楽には、ソウルバラードにも優れたものが多い事も付け加えておきたい。 「Love Rollercoaster」を聴くにはここをクリック! Rollcoaster , A Hoo Hoo Hoo~♪ ※ポム・スフレのメインHPではオハイオ・プレイヤーズの名盤「Honey」(←ページの下の方)について取り上げています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.01 00:48:52
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