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ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

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2008.06.12
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テーマ:洋楽(3396)
ラリー・グラハムは、スライ&ファミリー・ストーンでベーシストをつとめていた人物である。
ファンク・クラシックのひとつである「Thank You(Falettinme Be Mice Elf Again)」('70年、全米1位)でベースを弾いているのも彼だ。
いわゆるスラッピング(チョッパー)・ベースの元祖としても有名であり、グラハムがいなかったら"ベースの歴史は変わっていたかもしれない"とまで言われているほどだ。

グラハム・セントラル・ステーションは、そんな彼が自らの名前を冠して世に出したグループである。
「Pow」は'78年の作品で、6枚目のアルバム『My Radio Sure Sounds Good to Me 』(※)の冒頭を飾る一曲。
グラハムの代名詞と言える、ダンサブルなキラー・チューンだ。

スペーシーなイントロからして、ケレン味たっぷり。
地面が揺れるようなインパクトを持った曲で、おなじみのスラッピング・ベースを軸として有無を言わさず突っ走る。
全篇、神がかったようなグルーヴ感に包まれており、グラハムの迷いのない歌いっぷりが気持ちいい。
歯切れのよいホーン、うなるシンセにも胸がすく。
後ろで飛び交う、光線銃のような効果音も非常にヨロしい。

ブレイク部分では、必殺のスラッピング・ベースもたっぷり味わえる。
それはフュージョン系のプレイとはまた違う、肉感的で粘っこいものだ。

パワフルにしてハッピー。
いきなりヨーデルが飛び出す構成も笑わせてくれます大笑い
アタマから終わりまでノン・ストップな、思わず腰が動くこと間違いなしの一曲だ。
ベーシストならずとも必聴です!

なお、演奏者としてのみならずヴォーカリストの素養もあった彼は、'80年にソロ名義でバラード「One In A Million You」(全米9位)をヒットさせている。
90年代に入ってからはグラハム・セントラル・ステーションを再結成したり、さらに近年ではプリンスと一緒にツアーをしているともいう。
ベース史における偉大なイノヴェイター/プレイヤーとして、グラハムにはいつまでも頑張ってほしいものだ。

つーコトでここをクリック。
「Soul Train」出演時の映像です。
何百回聴いてもカッコいい~♪


※ ここでの名義は、ラリー・グラハム&グラハム・セントラル・ステーション名義





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Last updated  2008.06.12 06:51:37
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