|
テーマ:洋楽(3396)
ファンク・クラシックのひとつである「Thank You(Falettinme Be Mice Elf Again)」('70年、全米1位)でベースを弾いているのも彼だ。 いわゆるスラッピング(チョッパー)・ベースの元祖としても有名であり、グラハムがいなかったら"ベースの歴史は変わっていたかもしれない"とまで言われているほどだ。 グラハム・セントラル・ステーションは、そんな彼が自らの名前を冠して世に出したグループである。 「Pow」は'78年の作品で、6枚目のアルバム『My Radio Sure Sounds Good to Me 』(※)の冒頭を飾る一曲。 グラハムの代名詞と言える、ダンサブルなキラー・チューンだ。 スペーシーなイントロからして、ケレン味たっぷり。 地面が揺れるようなインパクトを持った曲で、おなじみのスラッピング・ベースを軸として有無を言わさず突っ走る。 全篇、神がかったようなグルーヴ感に包まれており、グラハムの迷いのない歌いっぷりが気持ちいい。 歯切れのよいホーン、うなるシンセにも胸がすく。 後ろで飛び交う、光線銃のような効果音も非常にヨロしい。 ブレイク部分では、必殺のスラッピング・ベースもたっぷり味わえる。 それはフュージョン系のプレイとはまた違う、肉感的で粘っこいものだ。 パワフルにしてハッピー。 いきなりヨーデルが飛び出す構成も笑わせてくれます アタマから終わりまでノン・ストップな、思わず腰が動くこと間違いなしの一曲だ。 ベーシストならずとも必聴です! なお、演奏者としてのみならずヴォーカリストの素養もあった彼は、'80年にソロ名義でバラード「One In A Million You」(全米9位)をヒットさせている。 90年代に入ってからはグラハム・セントラル・ステーションを再結成したり、さらに近年ではプリンスと一緒にツアーをしているともいう。 ベース史における偉大なイノヴェイター/プレイヤーとして、グラハムにはいつまでも頑張ってほしいものだ。 つーコトでここをクリック。 「Soul Train」出演時の映像です。 何百回聴いてもカッコいい~♪ ※ ここでの名義は、ラリー・グラハム&グラハム・セントラル・ステーション名義 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.12 06:51:37
コメント(0) | コメントを書く
[Soul/Funk/HIPHOP/Fusion/Jazz] カテゴリの最新記事
|