ブロ友さんがオートミールおせんべいというのを作っていたのを見て、私も真似してみました。
すっかり賞味期限の切れた青のりと、やはり賞味期限の切れた醤油味焼きおにぎりの素と、トルコのケフテの素、メキシコのチリコンカンの素を試してみましたが、電子レンジを使ったら、思ったより手軽に作れるので驚きでした。 これならポテチよりもヘルシーかな。 もっとも賞味期限が切れた食品なんかで作ったらヘルシーとは言えないけど。 でも10年ぐらい前に来た友人が持ってきてくれた調味料なんか、もったいなくてちびちび使っているうちに今に至っているのもあるんですからね。 それでも雑草のように生き延びてコロナにもかかりません。 果たしてライ二―さんに、賞味期限の切れた食品を摂取するように勧めておくべきだったか。 さて、今年の6月には少年合唱祭のニュルンベルク(←リンク)で猛暑に見舞われましたが、再びその猛暑を目指して、2年前に行って来たミューリッツ湖畔でまた一泊してきました。 8月の25日ですが、どうやら、これが今年最後の猛暑らしいです。 同じ場所に行った記事を載せるのは退屈なので、2020年の記事に( )を付けて今年の体験を加えておくことにしました。 (初公開2020年7月4日―再編集2022年9月) 天気予報を見たら、30度近くになると判ったので、先々週の水曜(2020年6月24日)にたった1泊ですが、コロナでどこにも行けなかったので、今年初めての外泊です。 泊まって来た先はヴァーレンと言う国立公園の湖沼地帯にある美しいミューリッツ湖畔の街--------と言っても、いつも寒い時期に行っている地帯なんですよね。 だから今回は緑の季節の湖沼地帯を見に行くことにしました。 あ、その前日に庭で採ったブドウの葉でお弁当のドルマを作りました。 今年は突然の寒気でブドウの若芽が枯れてしまい、ドイツでは夏の収穫が3分の2に減るそうですが、私は食い意地が張っているので残っている葉を次々と切り取ってしまいました。 摘んだブドウの葉は濃い塩水で色が変わるまでゆっくり煮ます。 私はそれをそのまま容器に入れて冷蔵庫で保管しています。 今回のドルマは私のオリジナルです。 濃い塩水で煮たワインの葉は塩出しをしておきます。 まず乾燥プラムを赤ワインでジャム状に軟らかく煮ました。 その赤ワインは甘口の物を3分の2まで煮詰めておいてあります。 それを250gの合い挽き肉と混ぜておきます。 ナスと玉ねぎとマッシュルームはそれぞれあられに切っておきます。 玉ねぎをオリーブ油で炒めて半カップの生米を加え、色が変わったら塩を一つまみ入れ、マデイラ酒をジュッと40㏄程加えておきます。 ナスとマッシュルームとパセリをオリーブ油でしんなりするまで炒め、先に炒めておいた米と混ぜ合わせます。 少し冷ましてから肉と混ぜ合わせ、大匙1と二分の一程の具をブドウの葉で包みます。 包んだドルマはきっちりとお鍋に並べて、カップ2杯ほどの濃いめの鳥スープで水分が無くなるまでぐつぐつと煮ます。 翌日は遠足気分でこのドルマを美味しくいただきました。 友人の話では、ブドウの葉には殺菌作用があるんですって。 (2022年の今回はただのハムサンドを持参しました。) 幾つかの町や村を通りながら走るドライブも久しぶりですが、しかしこれらの元東ドイツの町は決まって緑の無い通りばっかりだなぁ~。 (↓しかし今回はこの通り、視界をトラクターに邪魔されました。) その後は森に囲まれた幾つかの湖を通り過ぎて行きます。 これはミューリッツ湖と繋がっている小さなクラース湖。 (↓今回も同じ道筋なのでまたここを撮りました。) (同じ湖ですが2020年6月と2022年8月の違い。) ここは湖沼地帯と言うだけに沢山の大小様々な湖があるのです。 さて、お昼前には目的地のレヒリンというミューリッツ湖の湖水浴場に着きました。 (今回はそのレヒリンに立ち寄りました。町が観光に力を入れている証拠の観光案内所です。) (どの町や村にも、出入り口にはそこの名前の入ったこの黄色い表札が立っています。) (この町にも廃墟になった領主の館が残っていました。) (レヒリンは保養地に認定されているので、この建物もいつかはホテルになるかも。 そして、湖水水泳場への素敵な小道。) 湖水浴場はこのすぐ近くにあって、ずっと向こうには小学校の生徒たちが遠足で水遊びに来ています。 (でも今回はほとんど人がいませんでした。) 細かい砂浜のミューリッツ湖は、透明に澄んだ浅瀬が広がっています。 太陽で暖たまった湖水の中に座っていると、まるでフロリダの海に来たみたいな気がしました。 嬉しいのは、塩分で体にべた付く海水ではなく、ザブンと顔に掛かる波も来ない事です。 このまま座っていたいんだけれど、コーヒータイムになりました。 手軽にショッピングセンターでお茶の時間を過ごします。 (今回は魔法瓶を持って行ったので喫茶店には行っていません。) 実はこのお店で欲しかったウィーンのお菓子を見つけました。 マンナーはどこでも買えるのですが、このレモン味。 出る時期があって、なかなか手に入らない。 ブロ友のekさんがお友達から頂いて、こんなのが有りますよって教えてくれていたのですが、ようやくこんな遠く離れた買い物センターで見つけたのです。 美味しいけれど、普通のバニラ味に粉末レモンを混ぜたみたいでした。 後で聞いたら、マンナーではなくてレモン味のリッタースポーツでした----失敗。 さて、コロナでずっと閉鎖されていたホテルの宿泊が解禁になると、私達が泊まるような安い宿は瞬く間に満室になって、ようやく予約できたのは朝食なしで95ユーロのアパートホテルでした。 ホテルの駐車場から見た感じですが、車は借りた部屋の番号の場所に置けるようになっているので、取り合いをすることはありませんね。 (今回はそのホテルを自動車の中から真正面に撮りました。) アパートホテルなので居間には簡易キッチンと簡易ベットが付いていて、4人まで泊まれる広々した2部屋なのでとても気に入りました。 ただし簡易ベットの人が浴室に行くには、寝室を通らねばならん。 此処に長く泊まるとしたら、朝はインスタントコーヒーです。 キッチンの横の窓から見える通りで、ここを真っ直ぐに10分程行くと、ヴァーレン港に続く湖畔の散歩道に出ます。 (2022年の今回での宿泊先はティーフヴァ―レン湖畔にある、ビールの醸造所でもあるホテル。) (何しろ、湖があちこちにあるのです。 何だか玄関らしくない入り口。) (時間が時間なのでお客はまだいませんが、ここで新鮮な生ビールを飲めるのです。) (お部屋はかなり質素ですが、ゆったりしているからそれで十分。) (ここにも小さなキッチンが付いていましたが、食器は無くて、使えるのは冷蔵庫だけでした。 ベットの上には折り紙式にタオルがたたんでありました。 ビール醸造所のホテルだけあって、電気の笠もビール瓶としゃれている。) (浴室は大抵のホテルがシャワーしかついていません。) (お部屋の窓から見た景色。右にはICや国電が通っていましたが、音は気になりませんでした。) (私たちの泊まった建物にはロマンティックな壁画。) (左に見えるこのお隣の古い建物は使われていない様子----------) (なんともったいない。) ミューリッツ湖まで散歩道は暑かったので途中の涼しい木陰で休みました。 風通しの良い湖畔の港ではマスクをしている人はほぼ見かけません。 (2022年の今ではマスク姿はほとんど見ません。) 実は、2017年11月の結婚記念日の日にも此処に来ているのでその写真を。 11月にも来ていたなんてすっかり忘れていた。この時期は印象い薄いですよ。 (やっぱり今の時期ならどこに行っても素敵です。) どこの町にも市場の出る広場がありますが、ヴァーレンの広場にはこんな芸術的で涼しそうな噴水がありました。 (今回は子供の遊び場になっていました。) さて、そろそろお腹も空き出したので何か美味しいものを探します。 道でこの看板を見付けた時に、ちょっと面白かったので撮りました。 すると、この写真を見たドリー君から「おぉ、二つ目のはウィーン少年合唱団の看板かね。」と悪戯半分のコメントが入りました。 ドリー君は1955年の初来日のウィーン少年合唱団の元団員です。 やっぱりこう言う看板に気が付くのは、ウィーン少年合唱団と関わりのある人なんだと、ちょっと嬉しくなりますね。 2017年にここに来た時は、この小さなお魚料理店で食べてとても美味しかったのです。 そこで今回もここに来たのですが、混んでいて席がありませんでしたし、コロナが心配だったので、表に座れるレストランを探します。 (でもね、2022年に来た時は貸し切りになっていて入れませんでした。) (せっかく美味しいお店を見つけたのに、後ろ髪をひかれる思いです。) でも、中庭のある、気の利いたイタリアレストランを見つけて席に着きました。 ほら、イスラエルの市場で買った愛用の黒猫ちゃんのビニールバックも、ライニーさんとウィーンで大騒ぎした帽子も持参です。(このお話は、のちにまたここに引っ越しさせて来ますね。) 注文に来たウェイトレスに、ここでもコロナ感染対策として、私達の名前と住む町と電話番号を記入するように求められました。 ちゃんとしたレストランはこのように国の方針を守っているのです。 (2020年には暑くて忘れましたが、今回はお店の写真を撮ってきました。) (ここのピザはとても美味しかったのですが、今回は美味しいビールが飲める自分たちのホテルに帰ってゆっくり食事をすることにしました。) この湖沼地帯の観光地では、まだ一度もロマ族や、頭からビジャブを被って髪を隠している女性は見かけませんでした。 コロナ騒動で、まだ外国からの観光客は来ていませんし、知り会ったケルンからのドイツ人夫婦とは「何だか昔の懐かしいドイツに戻ったようだね。」と言うしみじみした話になるのでした。 今のドイツの現状のディスカッションに熱が入りますが、違っているのは人との間隔を保っていて、乾杯のコップもお互いが触れ合わないようにして、思い切り長く腕を伸ばすのでした。 そろそろ陽が落ちて肌寒くなって来ます。 私達はだぁれもいなくなった帰り道をのんびり歩きます。 湖畔の夕暮れですが、本当はすでに夜の10時に近いのですよ。 そう、ヨーロッパの夏の日はこんなに長いのです。 今日はコロナ以前の穏和な日々のように解放された一日でした。 (さて、今回はホテルのテラスでの夕食です。 夕食と言っても18時なんて、まだこんなに明るいのですよ。 日差しがきついので座るのはみんな日の当たらない場所でした。) (私はお酒が飲めなくて残念なのですが、プップクンの生ビールを少し味見しました。 お酒がだめでも、これは本当にコクがあって舌づつみを打ってしまうくらい。 ベルリンのエッシェンバッハという小さな私営の醸造所兼酒場のビールも美味しいのです。 私達が頼んだのはサラダがいっぱい盛られたチロル名物の豚肉料理。 実に満足な夕食でした。 翌日はここにある自然博物館を見学してきました。) (池の白鳥のひながあまりにも人懐こくてかわいかったので、声を掛けたら、親がシャー!と威嚇して来たので慌てて逃げました。) (園内の公園にはこんな女性像まで・・・・) (・・・・・ここだけ不自然博物館だった。) この記事へのコメント ek 2020年07月05日 06:57 名コックのPonko様 素敵な時を過ごされたようですね!最近のPonkoさん お怪我をしたり体調くずされたりと余り良い事がなかったようなので、今回のお話を清々しい気分で読ませていただきました。用意をなさったお弁当!食べてみたいな~! フロリダの様な気分にさせた天気。 実際のフロリダの現状はコロナの感染がすごくこんな気分は味わえないでしょうが、今の騒ぎを他所に穏やかな時を持たれたようで良かった! 旅の楽しみは美味しいものに出会う事!美味しい空気をいっぱい感じられらる事!旅で出会った方とお話しして何か素敵な気分を得る事の出来た事!羨ましい限りです。 レモン味のマンナー 美味しかったですか?ご近所でも手に入るなんて良いな~!ひとつ訂正させてくださいね。私のお気に入りはリッタースポーツのレモンワッフルです。あ~食べたいな~。リッターでも、マンナーでも良いのにな~。暑い季節 こちらでは手に入りません。😢 私は迷コックなので、いつもPonkoさんのお料理にため息とお腹の鳴る音。こんなお姉さんが側にいたらな~😔。 ponko310 2020年07月05日 21:50 ekさん 快いコメントを頂いて、快くなってすぐにお返事も書かず、庭の木陰に座って涼風に当たりながらボケ~っとしていました。 雲が出て来たので部屋に戻ったところです。 アメリカのフロリダにはもう行きたいと思いませんが、メックレンブルク州のフロリダにはまた今年中に行ってきますよ。 あの砂と澄んだ湖水は病みつきになりそう。 あ、レモンのマンナーじゃなくて、リッターのだったんだ!! どうして勘違いしちゃったんだろう、てへへ。 私も甘えられるお姉さんがいたらいいな、と思うけれど、私の年を考えたら、そんなお姉さんは私が面倒を見なければいけない年になってるんだわ。 願わくば、庭仕事とご飯の支度が好きな妹が現れてくれないかしら。 Yuichann 2020年07月07日 14:30 Ponko さん 旅行のお話楽しく読ませて頂きました。(写真の世界に入り込んでしまい2・3回説明文を読んで理解している私です。)。面白かったです。(興味を唆られました)そんな訳でブログ玉2回付けてしまいました。(ゴメンなさい) 葡萄の葉がお料理に利用出来るの知りませんでした。今度Ponkoさんのレシピで作ってみよう⋯葉を調達しなければ。 ponko310 2020年07月07日 22:24 Yuichannさん コメントが嬉しかったです。 ありゃりゃ、何回も読み直させてしまう私の日本語をお許しくださいな。 でも、面白く読んでくださったようで小躍りしました。 ブドウの葉っぱが食べられるのなら天からの贈り物と思って食べましょう。 筋もあるので便秘の人にもいいかもしれません。 お隣さんの町の公園にはブドウの木が植えてあるので、トルコ人がどんどん摘んでしまうと聞きました。 トルコのお店では塩漬けのブドウの葉っぱが買えるのに、公共の物を取ってしまってはいけませんね。 panana 2020年07月12日 15:30 ponkoさま、ドルマのレシピを読んで美味しそう~!と思いましたが味が想像できません。ブドウの葉っぱならいくらでも用意するので是非作ってもらいたいです♪ ドイツでは生食用のブドウもあるのですか?ワイン用ばかりなのかな。私は今、実はブドウ農家になる研修を受けていて、ブドウが実るのは最短で4年後ですがponko様にも是非食べていただきたいわ! ponkoさまご夫婦は小旅行によく行かれている印象ですが、ご主人が計画されるんですか?計画はponko様でご主人はドライバーなのかな。どちらにしてもマメで羨ましいです。免許も車も休みもあるし移住直後なので行く所もたくさんあるのですが、どうしても面倒で行けない・・・ponkoさまたちの行動力を見習わなくてはいけません。 ponko310 2020年07月12日 18:37 pananaさん そちらに行けたら、すぐにでもドルマを作りますよ。 でも私はもう、日本には帰国しないと思います。 ブドウ農家になるのですか。 何だか憧れます。 ブドウの葉っぱが目の前にあるのなら、食用にしないともったいないですね。 ブドウの葉のレシピは、それはそれは沢山あるので是非ネットで探してみて下さい。 ブドウの葉っぱ自体に軽い快い酸味が有りますから、若い柔らかい葉をサラダに混ぜてもいいでしょう。 今年は4月に寒波が来たせいか、我が家のブドウの房がとても貧弱です。 はい、日本のようにこちらにも果物としてのブドウは沢山売っていますよ。 私は出不精なので、旅行は殆どプッ夫クンの計画です。 pananaさん、若いうちに沢山の新しい場所を見学したらいいですね。 人との接触が少ない場所なら、小学生気分に戻って、お弁当持参でピクニックもいかがですか。 yuka 2020年07月13日 11:56 姐さま 久々の旅行記を読ませていただき、暫くは鬱陶しい自粛モードから解放されることができました。 ドイツの青い空に温泉、ご馳走、不要不急とはいえ五感で英気を養うこともそうとう大切ですよね。 それに今回は姐さまらしき方の美しい御手やおみ足のお写真付きという大サービス(?)です。 今でも姐さまの生活圏にはふとしたところにWSKが宿っていて「WSKになったら一生WSK」というお話は、ファンにとっても同じ事が言えるのかもしれません。 報道されているWSKの存続危機、私も些少ながら協力させていただきました。 ponko310 2020年07月13日 18:16 yukaさん その写真の余計な手足は無視して、本命は湖水とドルマを見て下さいな。 私は家にこもっていても退屈しない部類なのですが、プッ夫クンがじっとしていられない性格なので、彼に引っ張られてはどこかに行っています。 最も私は彼の「距離を保つ」監視役ですけれど。 確かに私達オールドには今でもWSKは宿っていると思うのですが、正直、私の場合は72年組までしか心が躍りません。 当時の団員だったウサギちゃんもルカもハラルドもジェフ少年も、残念ながらみんな音楽から離れた職業に就きました。 でもWSKは何時までも私達の懐かしい昔への思い出ですね。 💕 お詫び:コメントを入れる時、何度も数字の打ち直しを要求されるのですが、スパム予防の為だと思います。 貴方の失敗ではないのです。
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