カテゴリ:1960年代のウィーン少年合唱団
(初公開2013年9月18日-再編集2024年7月) ひょ~、約11年前の日記です!マル秘の動画を載せる為に再編集しました。 伝説のソリストと言われた少年 ・・・・・なんて書いたらボーイソプラノファンの耳がそばだっちゃいますよね。 あはは、なんてことない。 これは1964年来日組の大ファンの間でだけの伝説だったのです。 そして伝説の主は人気ナンバーワンだったエーリヒ・シャーリング君の事でした。 そのシャーリング君の歌うグリーンスリーブス(←クリック)です。(treblechoir99さん、勝手にお借りします) 1963年にディズニー映画「青きドナウ」が上演されて、全国の思春期の少女たちが天界の歌声のウィーン少年合唱団に憧れていたころ、ちょうどうまい具合に来日したのがソプラノソリストのシャーリング君のいるフロシャウワー隊でした。 何しろきれいな少年ぞろいで、少女たちはもう夢中になりましたよ。 これはシャーリング君がオペレッタでミッチー役を演じた(←クリック)ウィーンの昔の物語の一部分です。 1963年のスタジオ録画ですが、此処だけの限定公開なので拡散しないでください。 私はその隊のコンサートに行っていなかったので、プログラムも見たことがなかったのですが、シャーリングファンのブロ主さんがこんな良いぺージを載せてくれました。 " 東京オリンピックの年、2020年と1964年[コンサート] " (←クリック) このページにある64年組のプログラムには団員の名前と年齢が載っていて、出生地はオーストリアという文字だけがずらりと並んでいるのが胸キュンです。あぁ、憧れのオーストリアの少年達よ~ 上のブログ主の長老純爺さんはですね、私が生で聞けなかった64年組のコンサートに行っているのです。 それも、ぬけぬけと「7列目のど真ん中」に座ったのです。 ううううううううう~、中学性のくせに許されん。 自慢じゃないけれど、私も長老純爺さんと同じく、ウィーン少年合唱団員じゃない坊やの載っているジャケットのレコードを持っていますよ。 こんな制服の合唱団がいるのかなと思いますが、ただのモデルの少年でしょうね。 でもそのあとで、全く同じ曲が入っているレコードが出て、ウサギちゃんのナイダー隊のジャケットだった故に、また買ってしまいました。 これぞジャケット買いと言う事で、初めてで最後の買い物でした。どうせの事なら、ウィーン少年合唱団のジャケットは歌っている隊の写真にしてもらいたかったなぁ。 55年の初来日でトラック隊に加わったドリーさんが、レコード会社は同じ隊の合唱曲をジャケットを変えるだけで何年も売りまくっていると文句を言っていましたっけ。 歌う少年達の姿が見たいなんて、これは完璧にミーハー的趣向の願いですが、ウィーン少年合唱団の方針では、少年達にうぬぼれの心を持たせないために、無名にしておくという事なのですが、2024年の今日の再編集では、ランク隊だったゲオルクさんの「小さな歌」の本を読んだ後なので、変声した後の少年がスポットライトの当たる舞台から降りて、また普通の少年に戻る時の心境が伺えます。 合唱団の運営陣もみんな元ウィーン少年合唱団員なので、そういった苦い想いを ネットの時代の今現在では、無名にしておくことが現役の団員のプライベートを守る目的なんでしょうね。 今は外国に簡単に行ける時代になり、ネットのおかげでいろんな情報が出まわって、ファンの行動も大胆になっているようなので、アウガルテン宮殿にも簡単に入れなくなっていますよ! 私が1971年の夏にアウガルテンを訪れた時の門はこんなでした。 (これはブロ友さんからいただいた1974年当時の写真です‥‥なんか、アウガルテン宮が大きくない?レンズの悪戯) 私は此処から入って、すぐに右に曲がってしまい、青きドナウでしか知らない宮殿への道を探して生垣の間から中に入り、あの白い石の花瓶のある道を歩いて正面玄関に行くと、グレーガー先生が出迎えてくださいました。 でも最近(2023年3月)ネットでこれを見た時は本当に驚きました。 これじゃ当時みたいにウェルカムと言う気分じゃないですね。それだけ無断侵入者が此処に勝手に入ってきていたという事なのでしょう。ただの熱烈なファンならば大目に見てもらえたのでしょうが、EUになってから盗みを目的でどんな輩が侵入してくるかわからなくなったからなのでしょうか。 ちなみに私が歩いた道も出ていましたが、こんなフェンスなんてなかった! この右にある生垣がまだこんなに手入れされていなくて、まるで庭付きの貸家と言う感じでしたね。私はこの道を歩いて左にあった生垣の隙間をタヌキのように潜り抜けたのでした。 最近のアウガルテンパレスの通り(←クリック)はこんなですってさ。 レコードの話に戻るけれど、昔のレコードなんてね、歌っていた団員たちは今はもうみんないい爺さんなんだから、ソロの声の主の名前を探し出したって怒られるってことはないでしょうよね。 せいぜい先の短いオールド達の楽しみと自己満足のためで、歌声の主に何の危害も加える気はありませんから。 注:2022年の再編集の時に、上のレコードの曲が入っている動画(←クリック)を見つけました。(WSK inylさん、勝手にお借りします) 最初に載せたシャーリング君のグリーンスリーブスも入っていました。 これはこのレコードに入っていないのですが、どうしてもここに載せたい64年組の歌声です。 この動画は此処から Heidenröslein ウェルナーの野ばら この記事へのコメント 長老純爺 2013年09月19日 10:56 64年5月12日新宿厚生年金会館、今でも最高の思い出です…。 しかも7列目のど真ん中の席で、64年組を聴いたのです! Ponkoさん、私のブログを訪問してくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いします! ponko310 2013年09月19日 17:06 残り少ない64年組のファン仲間ですもの。 まだ生きているか確かめに行ってます。 natal 2013年09月20日 11:57 良い意味でも悪い意味でも(悪い意味なんかあるのかな?ないでしょう・・?) 思い出たっぷりのウィーン少年合唱団でしたね。1964年頃は、なんとなく覚えているくらいですが(記事など) コンサートを聴かれた方は羨ましいです。 大切な思い出と経験だったのでしょうね、私は1967年も聴き逃していますので、こちらも1967年も聴かれた方は、羨ましい。その思いを残していって欲しいですね。 hinda 2013年09月20日 21:49 いつも楽しく読ませて頂いています 私が最初に読んだのですね。 そう書いて頂いてとても嬉しかったですよ 64を忘れられない一人です あの頃は楽しかった(^-^)/なんて もう6?才のお婆さんですけどね いつかあの時のメンバーの現在の集合写真を見てみたいなーと思っています。ブログ楽しみにしています 色んな事をupして下さいね それでは ponko310 2013年09月20日 23:05 natalさん 私もコンサートを聞かれた方が羨ましくて仕方ありません。 おこずかいも無かったし、父が許してくれませんでしたからね。 昔はそんなだったのですね。 今のジュニアたちがうらやましいわ。 ponko310 2013年09月20日 23:38 hindaさ~ん!! 貴女を待ってました。 64年を知っている方、あの頃の心躍る日々を知っていらっしゃる方! とても嬉しいです。 歳なんて何歳になろうが構わないじゃないですか。 思い出の中の私達は思春期でワルターやペーターやエ―リヒや ヴォルフガングにドキドキしているんですから。 本当にあの時の団員達の今の集合写真見たいですね。 でも、見ないほうが心臓の為にはいいのかも。 あるファンの方が、ドイツのテレビ番組で日本のファンに会った時のワルターを見て、泣きそうになったって・・・・その方、私には可愛らしく思えましたけれどね。 私が64年組と接触が無かった事はブログの通りです。 hindaさん、どうぞ私がブログを続けられるようにまたコメントを下さいな。 この64年組パワーをありがとう。 YUKARI 2013年12月24日 18:00 歳なんて何歳だってかまわないじゃない、私もそう思います。 私は友達と話す時と、最近はブログの中でだけ自分の思った夢のような事を書いています。 心の中の事です。 ponkoさんは笑わないで受け止めてくれるのが、嬉しいです。 ponko310 2013年12月30日 07:53 YUKARIさん あらまぁ、私と同じような意見の人がいてくれるとは嬉しいですね。 行動が理性に沿うのなら、心の中は思春期の方が楽しいですよね。 年寄りじみた屁理屈や小言はなるたけ聞きたくも言いたくもありませんものね。 tack 2017年06月20日 22:04 初夏のベニスから冬のウィーンに飛んできました!懐かしい歌声に癒されています。私の夫は還暦近くになって独学でアコーディオンを始めましたが、最近はウェルナーの「野ばら」を練習しています。今度この歌声を聴かせてあげましょう。このレコードの「グリーンスリーブス」はシャーリング君のソロですね。 ponko310 2017年06月20日 23:42 tackさん ようやく私の本来の希望が叶ったわ。 更新ブログだけでなく、前に書いた記事に来てくれるオールドの方、待っているの。 そこでまたおしゃべりがしたいものね。 本当は更新なんかしなくて、この界隈で留まっていたいのよ。 このレコードのグリーンスリーヴスがシャーリング君だったとは知らなかった。 彼の大ファンのtackさんからの情報は100%確かね。 きっと本人から確かめたんでしょ? 独学でアコーディオンをやり出した御主人、なんて偉いのかしらね。 亡くなったプッ夫クンのお父様も上手にアコーディオンを弾いていたわ。 私もやりたかったけれど、大きくて重くてダメだった。 しかたないからハーモニカにしたわ。 ちいちいぱっぱぐらいなら吹けるよ。 この64年組の野ばらは最高よね。 聞くといつも胸キュンになるの。 tack 2017年06月27日 18:01 そう仰らずに更新も宜しくお願いします。 たしかにシャーリング君自身から教えてもらいました。 でも彼が言い出したのではなくて、私が「日本のファンの間ではグリーンスリーヴスはあなたが唱っているという噂なんだけど」と切り出したからです。もし私が聞かなかったら、シャーリング氏から話題にすることはなかったんじゃないかな。とにかく謙虚な方です。 ponko310 2017年06月27日 18:27 tackさん 団員の中には、人気ソリストだった過去の栄光をYouTubeに残してくれる元団員もいるのにね。 シャーリングさんも、自分の歌声をアップしてくれたらどんなに素敵かしら。 でもアーティストにでもなって名前や人気が必要な仕事でもしていない限り、奥様と静かな生活をしていたいのでしょうね。 何しろ、昔の団員のファンは私を例にとっても、未だにへばりついてるみたいだからね。 あ、私はエネルギーを消耗するストーカーの真似は決してしませんから・・・出来ないので。 yuichann 2017年06月29日 22:43 ponko様 御無沙汰しております。こちらに御邪魔させていただきます。 やっぱり、シャーリングさんのソロだったのですね!やっと問題解決出来ました。有り難うございました。 今年のwskは、64年組の再来みたいでした。(ちょっと大げさですね。)とても良い演奏を聴かせてくれました。もう感激してしまいました。 ponko310 2017年06月29日 23:59 yuichannさん お顔を出してくれてありがとう。 64年組を知っている方のお部屋ですからね、此処にコメントが入ると浮き浮きします。 う~ん、今年のモーコアは60~70年代組の水準だとは聞いていましたが、オールドを感激させる程のモーコアを聞いた若いファン達も同じぐらい胸キュンになってくれたら嬉しいな。 そうすれば私達がなぜこんなにも昔の隊に長くファンでいるのかが理解できるでしょうからね。 シャーリングファンのtackさんが書き込んでくれたおかげで新しい情報が増えて有り難いです。 思わずまた64年組のレコードを聞いていました。 ek 2017年08月11日 08:18 tackさんのコメント読んで 早とちりの私、えっ~、tackさんベニスからウィーンにいらしたの? えっ?6月なのに冬のウィーンって…?。 あっ!他のお部屋から飛んでいらしたのねってやっとわかりました。(笑) 本当にウィーンにいらしたのかと思ってしまいました。 今になってこのレコードのお話の仲間入りさせてください。 1966年11月にウィーンから贈り物が届きました。ジャケットこそ違いますが(収録曲も違うのかもしれません。送られて来たレコードは13曲でしたから)ウィーン少年合唱団のこのレコードに収録されている64年組の演奏会レパートリーでした。もちろん歌っているのが、送り主本人達だとは解りました。 クリスマスにはちょっと早い時期だったのですが、最高のクリスマスプレゼントになりました。 毎日聴きました。もちろん今も。 大好きなグリーンスリーブスを歌っていらっしゃるのは シャーリングさんかな?とは思っておりましたが、確かだったと知って嬉しいです!ありがとうございます!って今頃お礼なんて遅いですが。 ponko310 2017年08月11日 17:33 ekさん そうなのよ、tackさんは記事の163から此処に来たの。 懐かしいお話が出て来て嬉しくてありません。 1966年にekさんに届いたレコードのジャケットが64年組じゃなくて残念ですね!!! 此処に載せたレコードには15曲入っていて、ウィーン少年合唱団の他にモーツァルト少年合唱団も入っているって書いてあります。 あなたのはきっと64年組だけのレコードかもしれませんね。 このグリーンスリーヴスの歌声は少年らしくて本当に素敵。 今でもシャーリングの文字で検索があるのが判る気がします。 ek 2017年08月11日 22:12 Ponko様 本当にtackさんのおかげで?マーク一つ解決ですね! もちろん、楽曲に寄ってはソリストで全く違う感じを受けてしまう作品もあります。だから、ソリストは曲を華やかにまたは厳かに造り上げてくれる花形だと思います。 でも、合唱曲は各声部が見事に重なり合って造り上げていくんですよね。 音が織りなすハーモニーが調和してこそその美しさに感動させられるものだと思っています。 64年に初めてウィーン少年合唱団の生演奏を聴いて、確かにそこに少年達がいて、彼等が歌っているんだとは判っていても、私にはまるで天からの調べの様に私自身を包み込んでくれているように感じられました。 ハーモニーの美しさ、時折 加わるソロの声。 ハッとして身震いがするくらいの感動でした。 あのフロシャウアー隊を聴く事の出来た幸運をこのレコードから再認識しています。 ponko310 2017年08月14日 17:07 ekさん ソリストで違う感じの歌になるって本当ね。 シューベルトの小夜曲を何人かのウィーン少のソリストが歌っているけれどそれぞれ違う。 私はテリー君の歌もレネ君の歌もアルベルト君の歌も好き。 でも、どういう訳かこれが一番私の周波数に会うんだわ。 ムント隊 (←クリック) 誰が歌っているのか判らない。 そうだ、この隊にいた元団員の方に聞いてみるのが一番かな。 (現在ではこの記事のお蔭で解っています。そして私は今でも歌っています(←クリック) このセレナーデのソロに付いているコーラスとしてはアルベルト君の64年組が一番好きだな。 フェルディナント君に歌ってもらいたかったぁ。 それに今年のモーコアのイェトミール君が歌ったらどうだっだろうと想像するわ。 ek 2017年08月15日 20:47 Ponko様 そうですよね! ソリストの声質で同じ曲でも柔らかく感じたり、優しく感じたり、神秘的に感じたり 、可愛く感じたり…。 セレナードなんて特にそうですね。 柔らかく優しく囁くように歌われたら…乙女に戻ってしまいます。 でも あの曲は私的にはちょっと高いソプラノではなく落ち着いた声のソプラノで…って思ってしまいます。私の表現が下手でごめんなさい。 可愛い声だと夜、窓際で聞いているのが想像出来ないかな?って。 ponko310 2017年08月15日 22:42 ekさん 何とロマンティックな!! そもそもこのセレナーデは変声もしていないような少年が歌うものではない・・・・とは言っても変声してなくても異性を想う少年はいてしまうのよね。 簡単に言うと、せっかくやって来たのに相手は寝ていて起きてくれないからカッコ悪くてまた気付かれないうちに戻っていくってなことじゃ。 でもこの子の歌い方じゃ、ドアをノックする前に目が覚めちゃうと思わない? ek 2017年08月15日 23:51 Ponkoさん 笑ってしまいました。せっかく思いの丈を歌で伝えているのに、寝ていて起きてくれないなんて…。 (どこかの誰かさんみたい) いいえ、彼女は起きていて、彼の思いが嬉しいと思いながらも 様々な状況下やむなく受け入れられずにいるのかも。 きっと彼女の瞳は潤んでいて… 私 何想像しちゃっているんでしょう(笑)。これは愛の歌なのに、思いが通じてくれなければいけませんよね。 セレナーデのソロの話なのに。 少年合唱団のソロで聴くセレナーデ、もちろん素敵です。 あの旋律 ソロの甘い歌声に溶け込んでいくバックの合唱 出来たら、この曲のソロは柔らかく優しく…それでいてちょっと深みのある…。 でも 良いですよね、少年のソロで歌われる愛の歌は純粋で一途ですもの。 tack 2017年09月03日 20:42 今頃ナンですが、シャーリング君の情報がお役に立ったようで嬉しいです。 ponkoさま、キリアン兄弟についてのコメントの続き書きたいのですが、どの記事でしたっけ?忘れてしまったので教えてください。 ponko310 2017年09月03日 23:07 tackさん は? 私だってもう判らんのだわ。 しいて言えば67年組の事が書いてある記事の5かな。 うん、そうだわ、記事5です。(今はここです。) tack 2017年09月03日 23:53 記事5ですね。ありがとございまっす。お忙しいところお手数おかけしました。 ponko310 2017年09月04日 01:04 tackシャン そっ、今、此処に入ったコメントのせいで新しい記事の為に元団員の方と絶え間なき通信をしているのじゃ。 今度の土曜日ね、また過去に戻るわ。 このセレナーデから芽を出したみんなの知らない過去にね。
💕 💕 お詫び:コメントを入れる時、何度も数字の打ち直しを要求されるのですが、スパム予防の為だと思います。貴方の失敗ではないのでどうぞお気を悪くなさいませんように。それでもコメントをくださる方には心から感謝したします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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