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 真理の御霊 (三輪山より)

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2016.03.27
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(ことばを浄めるとは)

ことばを浄める、そもまた曖昧、漠然としておるなれど、わかり易くも

答えてみなん。先ずはことばを改めること。己の用いることば一つにも、

汚れし意味や思いを表す、卑しきことばはあらざるか。人を傷つけ、

気分を害する、さなることばは混じりておらぬや。さなることばを、

先ずは排せよ。さにて二つはことばを磨けよ。なれどあやまち、間違う

なかれ。ことばを磨くを取り違い、美辞や麗句を用いたれども、ことばは

清まり磨かれざるを。先ずは正せよ、心の持ち方。心を正して、気持ちを

引き締め、己の魂と対峙して、真の己と向き合うべし。己の弱さも醜さも、

時には邪、我執に囚わる。己は先ずはしかと見つめよ。 

 

 

 

神は作りき。弱き魂。迷える魂、悩める魂。なればこその修行なり。

修行の要らぬ魂はなし。全てに必要なればこそ、魂磨かれ光り輝く。

初めに清らかで曇りのなくば、魂それより昇華(しょうげ)せず。

禊(みそ)がれ、試され、鍛えられ、さにて魂、昇華せん。己の曇りを

直視せよ。さにてあやまち、正してゆけよ。初めに恐れて逃げ出せば、

己の曇りは後を追い、魂離れるすべも無し。まずは向かえよ、己の汚れと。

さなる後には魂浄まり、ことばも自(おの)ずと浄まらん。ことばを浄める、

その意味は、ただに表面、上面のみの、体裁整え繕うなし。ことばの真の

意味を質(ただ)して正しく用いる、そが始め。さにて己の内奥に、呼応し

響くことばを用いよ。

 

 

 

ことばに美醜も優劣もなし。全てのことばの一つ一つに、それぞれ役あり、

働きあらん。正しく使わば正しく働き、秩序も保たれ、調和も易し。

なれどあやまち、偽るために、ことばを汚す行いのため、ことばを汚して

用いなば、ことばは乱れて、あやまち犯さん。ことばは人の心なり。

心を表し、そのままに、人の心に働き及ぼす。なれば清かることばを使えよ。

心を浄めん、その後にことばも自ずと浄められん。  

 

 

 

(汚いことばをなくすことは可能でしょうか)

可なり。可なれども、そもまた意味なし。ことばは心を表すなれば、

人の心に我執のあらば、我執を表すことばは残らん。我執を表すことばを

排し、よきことのみを思う人には、我執、邪心はあらず。

 

 

 

(ことばが先ですか。現象や感情が先ですか) 

始めにことば、後に概念(がいねん)。ものごと全てはこの順番なり。

ことばを浄め高めし人は、行い自ずとついて来ん。行い高めて尊きことなす、

高僧聖人の如き者でも、ことばの汚き者は卑しき。いずれは馬脚も現さん。

 

 

 

(ことばは上下も劣等もなく、悪いことばも尊く、必要なのでは

ないでしょうか)

むべなるかな。なれど、一つのあやまちあらん。ことばはいずれも必要なれど、

言霊それぞれ働き異なり、悪しき道具に使われなば、ことばも汚され衰えなん。

なれば斎(いつ)きて奉るべし。ことばの神々、言霊を、浄めて返せよ、

感謝捧げよ。ことばに罪なし、汚れなし。ことばを使う人間に、汚れも罪も

あるなれば、ことばの神にお詫びせん。さにて感謝は届けられ、自ずとことばは

清まらん。汚き発言、乱れし文法、必要以上の省略、俗語。いずれも戒め、

使うなかれよ。ことばを重んじ、大切にせよ。ことばは宝、至高の富よ。

ことばの清き、正しき人は心も自ずと富みゆかん。

音調口調も大切なれど、正しく乱さぬそが全て。あやまつなかれ、美しさとは、

単なる心地や気分にあらず。真の美とは、清さとは、心の内面、その表れなれば。

心貧しき者には語れぬ、豊かさ現す響きもあるらん。心の耳にて聞き分けよ。

表面のみの音色にあらぬ、心の温もり、深さもあらん。己の魂、心の奥底の、

耳には自ずと明らかならん。卑しき響きは耳にも不快に、心を汚して波長を

低めん。心のゆるみはことばにも、文字にも表れ、隠しおおせぬ。

ことばは心、心はことば。病は気からのことばと同じく、病める心にことばも

弱まり、卑しきことばに心もすさまん。

 

 

 

次なる世代の繁栄のため、まずは残せよ、正しきことばを。さなることばの

使い手、担(にな)い手。今は育てん。種 蒔(ま)かん。次代の種人、大きく

育てよ。豊かに広げよ、清きことばを。ことばの数だけ宇宙も広く、世界も

果てなく広がりゆかん。遠き未来の彼方の星まで、ことば残せよ、伝えて

ゆけよ。言霊残らば神も留まり、次なる世界を言祝(ことほ)がん。

言霊絶やすな。滅ぼすな。今や危うき灯火(ともしび)の如。なれば心し、

守りてゆけよ。次の世代に残せよ、富を。神の最も尊き恵みを。今の人類、

生ある者の、全ての責務、生きる意味なり。ことばを守り、高めん人は、

必ず神の恵みも多かり。ことばの神は平等に、ことば用いる魂に合わせて、

恵みも諌めも、授け与えん。言霊畏(おそ)れよ、畏(かしこ)めよ。なれど

感謝を忘れるなかれ。ことばの感謝それのみで、先ずは充分浄められなん。

難く思うな、構えるなかれ。最も易しき霊行ならずや。人の最初に行う

始めの、基本の霊行、欠かせぬ行なり。さにてこそ、次なる行も進みゆきなん。

忘るなかれよ、怠(おこた)るなかれ。日々に欠かせぬことばにあれば、

行のたゆみも直(す)ぐに表れ、己の魂の汚れとなるらん。厳しく怠けず、

なれど囚われず。ことばの束縛蹂躙は、魂の自由を損なうなれば。自由を失い、

漂う魂は、さらに迷妄深めゆくなり。よくよく考え、最善を。

 

 

 

 

神の声を伝える人
ひふみともこさん著書 「続神誥記」より抜粋
ひふみともこさんHP http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2016.03.28 08:21:44


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