カテゴリ:◆この世の修行・執着を取る◆
神から人へ。神から人へ、教えたきこと、みんなそなたの耳にて聞けよ。 聞きて伝えよ、全ての人に。本日問はいかなるや。
(物質と精神について) 物質なるは、人の心を、惑(まど)わし曇らすのみならず、時にはなぐさめ、 潤いを、与えて癒(いや)す、ありがたきもの。なれど、過剰の物質金銭、 心汚(けが)すの始まりなり。多すぎ余るも、欲は絶えざる。少なく足らぬも、 卑しく貶(おとし)む。適度の物質、豊かさあらば、人は満ちたり感謝をすべし。 なれど止まらぬ欲望なれば、一つを得ればまた一つ、無駄に求めて飽くなき 欲望。一度得し物、金銀財宝、人に分かつも修行となるを、少しの損も、 無料奉仕も、惜しがり、捨てぬ貪欲(どんよく)さ。あの世に持ちて帰れぬを、 この世の汚れとなるばかり。己の魂、心を汚すもとは少なく、なきほどよけれ。 さにて精神、物質との違いは、ただに心の奥の、神の存在表すものなり。神の 存在認める者なら、必ず精神豊かに輝き、物質のみを信ずるになく、物も心も 信ずるものなり。精神見えねど、確かにあるらん。人の心は見えねども、なしと 思うはおらぬはず。なれば神をも見えざれど、あるを信じぬ、不条理ならずや。 精神もちて、物質変わらん。物質変わりて、精神変わる。精神、物質切り離せぬ もの。物の奥にも魂ありて、精神伴い、生きておるもの。生きておらぬは抜け殻 なれば、抜け殻のみの増えしこの世よ。今の物質、書画骨董に、真(まこと)の魂 宿らねば、人の心もますます寂れて、さらに侘びしき世となりぬるを。
物の心を大事にする者、必ず精神豊かになるらん。精神豊かに満ち足る者は、 必ず物をもを愛してやまぬ。愛と欲は異なれり。物を愛すは、己の魂、心も養い 育てるものなり。物を欲して惜しむ心は、ただの強欲、我欲なり。己の利益の ことのみ求め、他を省みぬ自己中心。物の心を愛する心。そを育みて養えよ。 物を愛すは卑(いや)しくあらず。卑しき心は物をも愛さぬ。ただ求めるのみなり、 増やすのみ。増やして捨てて、さらに求める。尽きず、切り無し、終わりなし。 心の豊かさ、潤いは、物さえ変えて、高めゆくもの。心の貧しき者には、卑しさ、 浅ましさのみ、集まりゆかん。現世利益に曇りし目には、誠の価値も見えぬもの なれ、曇りのもとのみ増えて増しなん。 心高めて遠ざけよ。心を汚すもととなるもの。清く高めて、無欲となれよ。始めは 辛(つら)く、難く思えど、超えてすぎれば心地よからん。清浄無垢の心となれよ。 さなる精神、魂は、物を求めず心を求め、物にてさらに心高めん。物の心を汲み 得る者は、物に心を惑わされず。物は心を映し顕(あら)わす、己の鏡と同じもの。 己に不要な無駄多からば、無駄な物にも囲まれて、心は虚(うつ)ろに魂抜けなん。 心を磨く物を求めよ。心を高める物のみ欲せよ。始めに苦しく、抵抗あれども、 必ず心は昇華(しょうげ)して、無駄を好まぬ高みに上がらん。
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最終更新日
2016.11.03 13:15:22
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