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 真理の御霊 (三輪山より)

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2017.01.16
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 神から人へ。人から神へ。今広がらん、神の声。神の祈りと、願いと想い。

全てを神に預くればよし。神は導き誘いゆかん。さにて本日何を問うや。

問いも終わりに近づきなば、何にてもよし。問いてみられよ。

 

 

(昇華することで、人は最終的には神になれるのでしょうか)

さにあらず。人は昇華し高まれど、人の御霊(みたま)は神ならず。いかに

清まり高まれど、人の昇華(しょうげ)に終わりなければ。そも定めなり。

仕組みなり。人の魂、霊魂は、必ず汚れを繰り返しなん。いかに近づき、

清らかなるとも、汚れはつかん。曇りて濁らん。神の御心適うよう、浄めて

高めて修行積み、神の心に適いなば、その魂は昇華して、人の御霊を導くみ役。

なれど神とは異なりて、その導きの御霊なりとも、修行は続きゆくなり。

人の御霊は分たれし、神の御霊の一部なり。なれど神から離れし後には、

汚れをつけて、罪を積む。なれば、修行は終わらぬ定め。いかに尊き御霊と

いえど、生きて生ある命の限り、人には執着、欲望あらん。この世に生まれて

肉体持ちて、生の喜び知りぬる者なら、少しの我欲もなきことあらず。必ず

己の我が芽生え、人と比べる虚栄の心、人より勝らん、支配せんとの、名誉や

権力望むもの。なれば人は限りなき、命の中に、無限の我執、迷妄深めて

生きるもの。なれば死にても、執着消えず、あの世の修行を苦しみ耐えなん。

さにて許され、肉体持ちて、この世に降りて自由とならば、再び我執を強め、

深めん。さなる生死の繰り返しなれば、修行も終わらず。昇華も果たせず。

生きて肉体ある故に、人には執着、我欲に迷わん。なれど死にても執着は、

消すに消し得ぬ強きもの。なれば、人は永遠に、神とはなれず。適わざる。

人の願いは生きること。生きて執着深めつつ、己の精進努力にて、汚れを浄め、

高めゆくこと。なれど、神とは異なるものなれ、謙虚に生きて感謝すべし。 

神とは本来、我もなくて、ただに人の幸せのみを、願うものなり。喜ぶもの

なり。なれど、一度権力持ちて、他の神々との争いあらば、神といえども

我も生まれ、この世の勢力伸ばさんと、互いに戦い、いがみ合い。なれど

そもまた治まりて、今は平穏、安泰なり。さなる神世のもめ事も、神の世界に

生じぬれど、多くの神々神霊たちは、我もなき尊き方々なれば、人もならいて、

精進すべし。神の心に近づかんとせよ。

 

 

(人は肉体あるが故に執着を持つのでしょうか。想念だけであれば、執着や

我は生じないのでしょうか)

さにあらず。肉体持たぬ霊魂のみにも、想念それぞれ、執着あらん。見えぬ

世界の次元の中にも、それぞれ執着、汚れはあらん。肉体なくとも魂のみの、

いさかい、争い、闘いあらん。それは人には分かり得ぬもの。肉体なき世の

執着は。なれど次元は異なりても、低次の闘い、高次の闘い、執着迷妄、

限りなし。なれば人は、慢心すなよ。己一人異なると、思う心に、強き我

潜まん。いずれも同じ。異ならず。神の目からは、全てが同じ。肉体持ちて、

この世を生きる、短き生涯、大差なからん。なれば、人は比べることなく、

ただ感謝を捧げるべけれ。人それぞれに賜りし、境遇、運命、神のご意図に。

人間心に解き得ぬほどの、神の匠(たくみ)に敬虔なれよ。ただに感謝し、

高みを目指せよ。いくら禊ぎて高めんとても、永久に届かず。たどり着かず。

なれどそもまた、幸いならずや。喜びあるも、苦あればなり。幸せ思うも、

困難なれば。なれば人は神になり得ず。永久に己の執着と、闘う定めの魂

なれど、そこそに神の慈愛を見よや。この世に下ろされ、生を生き、神の導き、

ことばに従う、そにて喜び悲しみを、人の心を、賜りし恩。ただの動物、

植物には、知り得ぬ高き、幸いならずや。ただに感謝を。そのみ行え。己の生に、

感謝を活かせよ。



 


神の声を伝える人
ひふみともこさん著書「神誥記」より抜粋
ひふみともこさんHP
http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2017.01.16 09:26:22


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