カテゴリ:◆人はなぜこの世に下ろされ生きるのか◆
神から人へ、人から神へ。人の命は宇宙の命。個人の所有や権利にあらず。 人は命を宇宙より、肉体の中に与えられ、生まれし環境、時代の中に、 それぞれ役目を与えられ。なれば人は、命を頂き、己の役割、使命を果たす、 そが当然の務めなり。人の命は自由にあらず。生きる務めを負わされて、 宇宙の進化の一翼(いちよく)担(にな)い、その繁栄を進めるためなり。 生きるは義務なり。死も然(しか)り。宇宙にとりてはいずれも欠かせぬ、 必要ありて与えし生なれ、最後の死をば迎えるときまで、己の使命を生きて 果たせよ。宇宙は一つの巨大な命。銀河に星雲、星の一つ、全てはそれぞれ 役目を持ちて、互いが互いを生かす働き。地球の上の自然にも、山川(さんせん)、 草木(そうもく)、天地(あめつち)にも、それぞれ意味あり、役割あり。 人には人の役割あり。自然の中に込められたる、神の願いを見出して、 神の恵みの尊さを、讃え、祝いて、捧げること。人に備わる五感に霊性、 他の動物との異なりを、真摯(しんし)に尊び、畏(かしこ)めよ。目に見え、 耳に聞こえる全てに、神の慈愛を感じ取り、その感動をことばに表わせ。 口は神への感謝と祈りを、ことばに表わし、発するためなり。
生死は一体、不可分にて、人の現世に終わりはあれど、そもまた命の円環の内。 死にて生は全うし、次なる生に継がれてゆかむ。人の生死は偶然ならず。 全ては神の定めしままに。人の選択、勝手の余地なし。人は己の生を選べず。 死もまた宇宙の必然により、訪れ来たるものなれば、人は唯(ただ)に、 従容(しょうよう)と、生の終りに心を整え、死に臨む日の、備えをなすべし。 めでたき生を終えるため、人は命の限りにて、神の示さる道に従い、 神のことばを標(しるべ)となして、生の与える困難を、御魂の成長、昇華の ための、尊き課題と、喜べよ。 神から与えし、数々の問い。そに答えるが、生きる意味。答は一つにあらざれば、 よりよき答を返すべし。よき答とは、よく生きること。迷い、苦しみ、悩む程、 涙や汗を流す程、答の光は輝き強めむ。神から頂く最後の問いは、いかに死をば 迎えるか。死とは終わりの意味ならず。肉体の持つ生は終われど、宇宙の命に 戻りゆき、宇宙の命の一部と返る。宇宙の命を豊かに富ます、栄の糧(かて)と なりませよ。死にし後にも、命は続く。大なる命に融和して、宇宙の進化に貢献 せむため。宇宙は命の根源なり。そこより生まれし、さまざまの、動物、植物、 人間は、全て宇宙に帰一せむ。生あるうちに、命を高め、さらにも富ませて、 宇宙に戻れよ。神から預かる御魂なれ、穢(けが)れ、曇りは磨き清めて、 光る御魂をお返し申せ。一人一人が、神の尊き、祈りを映す、鏡となれよ。 鏡は平らに、磨かれてこそ、神の祈りを正しく映さむ。さにて本日、生と死とを、 別のことばで 教えたり。よく読み返し、御魂に聞かせよ。さにて。
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最終更新日
2022.01.20 16:22:36
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