神から人へ ◎一年生きても、百年生きても◎
神から人へ。神から人へ、教えしことのは。文字と光と力と業(わざ)を、人は残らず果たすが大事。人の思いのつまらぬ葛藤、くだらぬ詮索、疑い、迷い、全ては人の汚れと曇り。神のことばを聞く耳あらば、人は迷わず導かれゆけ。神のことばの変わらぬ意味を、正しく、迷わず、汲み取ればよし。人の最後の上昇の時。神にもわからぬその後のこと。幾人残りて、幾人果つるか。なれどもそもまた人の責任。己を救えぬ魂ならば、神にも救えぬ、自然法則。神の作りて定めし法則。 全ては狂わず、ただ進みゆく。時間の流れもその一つ。時間の長さは意味無き基準。神の時間に終わりなければ。なれどこの世の時間は有限。はじめと終わりの境もあるらん。なれど真(まこと)は、無限、永遠。常に変わりて進みゆくなれ、後にも先にも順番なかり。時は続きて絶え間のなければ、人は無限をただ生くるのみ。時の瞬間、瞬間は、瞬間ならず、長さのあらず。ただその時を無限と捉(とら)えよ。神の時間を、己のものに。神には全てが今ならん。全ての時が現在なれば、過去も、未来も、今と変わらず。神の時間を生き得るものは、不老の命を可能にせんもの。 時間の長さに意味のなし。人にはそれぞれの一年あり。人それぞれに長さは異なる。一年生きても百年程の、多くの悟りを得る者あらん。百年生きても、生まれしままにて、何の昇華(しょうげ)も果たさぬ者あり。人にそれぞれ時間あり。時間を超えて、今を掴(つか)めよ。今この時に全てを込めて、全身全霊傾け生きよ。無駄な思いは役にも立たず。ただに信じて安らかに。よきことなさば、よきこと起こらん。よきこと思わば、よく表れん。全ては己の想念一つ。祈りの高さと強さによらん。神の願いをよく聞けよ。よく汲み取りて、神を手伝え。 今も昔も同じこの世よ。この世に伝えし神のことばよ。変わらぬ教えと、真実なれば、人も改め、確かめ、生きよ。迷い、乱れは、人の常。現象のみしか信じぬ愚(おろ)かさ。その奥にある真実を、神の真理を、見えぬものなれ。なれど、悟りて、正しく見るは、必ず己の行い高めん。物質のみに目を奪われて、心の奥底、魂の、汚れ曇りを増すことなかれ。さらに磨きて、曇りを落とし、浄き魂、高めてくれよ。さにて本日、そなたの迷い、心の不安を、察して教えし。この後多少の不安もあらん。よく励まして、自ら越えよ。この世の修行に意味あらばこそ、この世を生きて、しかと果たせよ。神の心を信じ、委ねよ。己の最善、尽くすべし。先を案じず、後ろを見ず、ただ今のみを、それのみを。悔み、悔いるに、何も変わらず。ただ前を見て、行い決めよ。よく生き、思い、祈りて生きよ。 神の声を伝える人ひふみともこさん著書 「続神誥記」より抜粋 ひふみともこさんHPhttp://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/