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 真理の御霊 (三輪山より)

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2017.08.11
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神から人へ。神から人へは同じなれども、今日より伝えんことの一つも、

漏らさず写して、指針とされよ。後の人類、生命の、全ての救済、再生のため。

来たる日、天は裂けて落ち、空から無数の隕石が、数え切れぬ程の火の星が、

降りて落ちなん、襲い来るらん。なれど慌てて逃げ惑うなよ。慌て騒ぎて、

我を失い、互いに傷つけ合うより、まずは逃れて身を潜め待て。

必ず天も鎮まりて、平静安定、落ち着き戻らん。来たる日、人は振り分けられん。

残さる魂は、浄めも進み、進歩向上、昇華の跡も、人への情けも充分なる、

真の清らな魂のみなる。なれば、魂磨くが最善の、救済の道。生き残る術(すべ)。

魂磨きもようやくに、進みて浄化も著(いちじる)しく、神への帰依(きえ)も

偽りなからば、必ず神は救い拾わん。恐れおびえることなかれ。

ただ一筋にこれまでの正しき道を歩み続けよ。神との出会いを大切に。

自ら離れて縁を切るなよ。神との縁は一度限りの、二度と結べぬ一瞬の業(わざ)。

なれば迷いて仕損じなば、縁は解かれて宙に浮きなん。虚空に漂う無数の魂。

それら全ては、無縁仏の、無念の呻(うめ)きの声は聞こえん。

 

  

神から離され、自ら漂い、光迷える魂は、その後何千何万年、禊(みそ)ぎの

旅へと出立せんを。輪廻転生、会者定離(えしゃじょうり)、儚き出会いと

転生再生。身を置き、留まる場所もなく、無限の輪廻に身を任せ、定めに従い、

流れ生きなん。なれどその間の厳しき修行と禊ぎに耐えて、昇華を果たさん。

さにて許さる、人への復活。神に近づく方途も得られん。

無限地獄の苦しみは、神の側から遠ざかり、戻れぬ悲しみ、焦(あせ)り、

いら立ち。己のあやまち、償えぬ罪。悔いてくやみて、なお足らぬ。禊げど

消えぬ、清まらぬシミ。辛き反復、繰り返されて、ようやく気づくが己の迷い。

かつて生ある輝きしとき、神の恵みも気づかぬ程に、むさぼりふけり、溺れ、

沈めり。少しの感謝も捧げずに、当然のごと、安逸享楽(あんいつきょうらく)。

腐敗は進まん、慢心の日々。いつか忘れる神への祈り。残るはただに唯物拝金。

心の蔵には蓄えなくとも、少しの不足も感じぬ貧しさ。

 

 

神を求めるひたむきさ、恵みを歓ぶ純粋さ。神に向いて顔を上げ、光に照らされ

恥じることなく、曇りも翳(かげ)りもなき心にて、命を洗い、禊げよ魂。

神との交信交流は、知らずに結ばれ、通いなん。己の意識、無意識になく、

神は送らん、神の想念。人は気づかず動かされ、神のご意図のそのままに、

己の役を、務め果たさん。神のご意図を過たば、行いことばも自ずと乱れ、

心に遠き間違いを積む。神の心を知りなん後にも、己の禊ぎを怠らば、

容易に崩れん、信仰の道。

神を敬い、讃える心を、神に従い捧げる誓いを、日々に新たに祈りに表せ。

心はもろく、あせやすきもの。すぐに疲れて倦(う)みたゆみ、飽きて厭わん、

繰り返し。神の最も恐れらるるも、人の心の馴れと 陳腐化。いかに謙虚に

敬虔(けいけん)なるも、一生同じに変化のなくば、やがては衰え、朽ち果てなん。

 

  

人の心の当てにならぬは、神も充分、知悉(ちしつ)せり。なれば新たに奇跡を

起こし、次から次へと形を変えて、新奇の手品を見する如くに、人の関心、

注意を引かん。目にも鮮やか、賑やかな、鳴り物入りの興行の如、いつか宗教

信仰さえも、落ちぶれ、頽廃(たいはい)、見る影もなし。

神を言祝(ことほ)ぎ、祝い奉(たてまつ)らん。なれどあやまち、間違うなかれ。

最も嬉しき神への供物は、人の無垢なる魂一つ。虚飾のお祭り、集まり、祈り。

神への思いのかけらもなくば、神は戒(いまし)め、諌(いさ)めを与う。

神への祭りは己の救済、己の繁栄願うにあらず。日頃の無事と家内安全、

さなる平凡、ありふれしことへの、歓び高めんように。ときに捧げよ、物にて

顕(あらわ)せ。さにて確かめ、新たに高めよ。神への心は朽ちやすく、

衰え安くば、心し正せよ。信仰心も一つの修行。自ら求むる心の鍛錬。

日々の生業(なりわい)、些事雑事。忘れ易きが、感謝の想い。

心の余裕と潤いを、守り保ちて、育めよ。静かな闘い、己の内の、見えねど

激しき葛藤あらん。神の課さるる試練と思わば、多少の励みと、勇めとならん。

 

  

神は自ら求める者には、惜しまず与え、力を授けん。神は人を救わんための、

全ての万策、方途を与えん。気づき使うは、幸いなり。気づかず見過ごし、

通りすぎ、 省み気づけど戻る道なし。万物流転に、流され進まん。

人の賢しら理屈に照らせど、普遍の流れに、逆らう能わず。全ては神の仕組みと

理(ことわり)。神の英知に委ねる者のみ、この世の奇跡を、神秘を手にせん。

奇跡にあらず、神のみ業は。神秘にあらず、生命は。全てが必然、緻密な経綸。

神のご意図を添いて働く、完璧無比なる統一生命。知らんと望むな。説かんと

挑むな。まずは悟れよ、己の無力を。全ては謙虚の無心の心に、始まり終わらん、

神の神知は。 

 

 

汚れ雲れる心を覆う、学問人知をまずは取り去れ。浅見偏見、管見愚見。

人は生きれぬ、裸の心で。自らまといし、迷妄妄信。いつか陥(おちい)る

独善偽善。自然に生きる難しさ。無欲に働く忍耐強さ。全てを賭しても手に

入れよ。神への素直な、一途な思い。全てを捨てても失うな。神への感謝と

奉仕の心。神は測りて、役を定めん。適うみ役を、霊業を。一段一段、

昇華を進め、死までの短き生の旅路を、悔いなく歩みて実りを残せよ。

あの世に持ち越す行の重さと、この世に残す人への恵みと、比べて測りて

決まりなん。人の次なる精進昇華は。神は心を全て見せなん。見せて語りて、

伝えなん。人への思いと、望み願いを。月は変わりて、日も変わり、思いも

変わりて高まらば、やがては変わらん。受け止める意味。己の解することばの

意味も、自ずと高まり、深まりゆかん。飽きて同じと怠けるなかれ。日毎に

伝える神の神意を、汲みて励めよ。歓びもちて。

 

  

 

 

 

神の声を伝える人
ひふみともこさん著書  「神から人へ(下)」より抜粋
ひふみともこさんHP
http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2022.01.17 16:20:54


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