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 真理の御霊 (三輪山より)

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2017.09.15
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カテゴリ:◆その他◆


神から人へ。人から神へ。教え伝えて、残してゆけよ。救い広げて、助けて

ゆけよ。神の手伝い、続けてゆけよ。全ての人の精進を、心の浄めを手伝いて

やれ。さにて本日、何を問いたき。 

 

 

(罪の償いを、どうすべきでしょうか。 例えば、人を殺した人は、現世では

何を以て償うべきでしょうか。また死刑を始めとする、人が人を罰することを、

神はお許しになるでしょうか)

では、答えん。人の世界のいさかい、争い、いつの世にてもなくならぬもの。

なれどさりとて、人の常、人の本能、本性ならず。人とは本来、神に近く、

尊き霊性持ちしもの。なれど曇りて、汚れぬれば、禊(みそ)ぎも苦難も必要と

なる。人の犯せし罪科(つみとが)は、本来ならば人の世にて、人の力で償う

べきもの。なれど適わず、償い切れぬは、あの世の行とし、残し持ち来る。

なれば人の世、現世での、なすべき償い、贖(あがな)いとは、罪を犯して

傷つけし、被害者のために、祈ること。謝り、悔い、詫び、悟ること。なれど

帰らぬ人ならば、残され苦しむ家族に詫びて、罪の重さと、何故なせしか、

そを省み、謙虚に見つめ、さらなる精進誓うこと。なれどさにては報われぬ。

残りし家族の悲嘆、愁嘆。 何故殺され、傷つけられ、かくなる憎き犯人を、

許し生かして受け入れるのか。家族の苦悩懊悩こそが、神の与えし禊ぎなり。

なれど気付かず。悟り得ず。己の被害の悔しさのみにて、執着苦悶、憎悪怨恨。

かくなる地獄に落とされぬること。その意味読み解く救いのなくば、

加害者よりも被害者こそが、あの世に戻りて地獄に堕ちなん。神の仕組みし

罪にはあらず。その被害者の招きし罪なり。加害者とても同じこと。双方共に

欠けたる者なれ、罪は互いの結果なり。なれど人が人を罰する、そもまた神の

ご意図に反する。神は許さず、死刑極刑。暴力、体罰、そもまた同じ。

人の体も神の授けし、慈愛の表れ、恵みなり。そを傷めるは神への冒涜、反逆、

不遜の行いならずや。神の許せし人への罰は、罪を購うことにはあらず。

犯せし罪の原因なるを、よく振り返り、正してゆくこと。結果の罪が、全てに

あらず。さらに大きな基盤から、直せ正せの意図なれば。  

 

 

(被害者にも原因があるから、双方共に反省し、相手を恨んではいけないと

いうことですか)

さなり。なれど誤り、あやまつなかれ。双方共に原因なれど、その罪許しし

神のご意図を。神の禊ぎは、禊がれし者の、独りの禊ぎにあらざれば。なれば

人が人を犯し、罪を作るは、神の警告。なれば当事者のみになく、周囲の者も

そこから学べよ。全てが一つの調和にあれば、ただ独りのみを禊ぐにあらず。

 

 

(人から恨まれることなどしたこともない善人が、ときに殺されたり、病気に

なったり、 事故に遭ったりします。それも、禊ぎであり、その当事者に原因が

あり、被害者当人の招いた結果なのでしょうか)

さなり。なれどそもまた誤解されなん。独りの禊ぎにあらざれば、全ての者への

禊ぎなり。いかなる善人聖人とても、必ず日々に罪を積み、人を傷つけ、生きて

ゆくもの。なれば日々に神に謝り、神への帰依と感謝を高めよ。なれば善人、

悪人とても、同じ神の子、光を与えん。 

 

 

 (実際には、罪を犯すまでの経緯は複雑で、個人により様々です。犯罪の原因も

昔とずいぶん変わってきました。中には、時代の流れの中で、罪を犯す人もいる

と思います。そうした人たちは、時代の中の犠牲者なのではないでしょうか。

犯罪を防ぎ、減らしてゆくにはどうすればよいでしょうか。あるいは、犯罪も

神の御心、禊ぎなのだから、減らす必要はなく、減らすこと自体不可能という

ことでしょうか)

さにあらず。一人一人一人の努力は尊く、神の望まる営みならん。 神の嫌わる

現代の、地球を覆う風潮は、己中心、自己中心。その最たるものが戦争なり。

さにて今の世、一つ一つの、犯罪、そもまた戦争ならずや。人の作りし原因の、

結果を受けるも人間ならば、そを忘れずに問い直し、謙虚に立て替え直しを

進めよ。神は望むぞ、人の全ての、改心悔悟と感謝の高まり。人が心を取り戻す

とき、犯罪もまたなくなり絶えなん。なれど今の世、このままにては、人の心に

悟りもあらず。繰り返しなん、罪と冒涜。神は人へと望むなり。人の救いと

精進を。なればこその禊ぎなり。罪の中から、気付きてくれよ。何が原因、

足らざるかを。人の償い、そもまた同じ。罰金牢獄、人には要らぬ。真の改悛、

そがなくば、人を処刑し懲役課すとも、何の意味なし、変化なし。まして死刑は

罪を深めん。人の驕(おご)りと不遜なり。償うことは非を認むこと、素直に

悔いて、下座する心。人や時代に責を求むな。己の心の欠陥なれば、早くに

気付きて、神に近づけ。さにて己の罪の深さを、謙虚に恥じて畏るるとき、

自ずと神を求めてゆかん。神の許しを、心の救いを、魂の底より求めてゆかん。

さなる心の目覚めしときこそ、被害者、加害者、共に救われ、罪の神意を悟り

なん。償い、贖い、本来あり得ず。あるは神への誠の帰依と、精進望む、

それのみなり。さにて、本日、罪の意味と、償いの法を教えたり。心の葛藤、

煩悶(はんもん)越えよ。生きる尊さ、意味を見つけよ。そこにて神は待ちて

おられん。解脱の心を、無我の境地を。さにて。

 

 



神の声を伝える人
ひふみともこさん著書  「続神誥記」より抜粋
ひふみともこさんHP
http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2017.09.15 08:11:57


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