神から人へ ◎人間自身の立て替え直しについて◎
神から人へ。人から神へ。教えて残し、伝えて広げ、神の願いを、祈りを、声を、人に託して、改悛待たん。真の人の目覚めを待たん。目覚め気づきて変わるを待たん。人の世界の今日までの、永き苦労と困難の道。なれど、かくまで荒れぬれば、今はや待てぬ。時の迫れり。人間自身の立て替え直し。神の手助け、頼るなよ。自ら立て替え、改めよ。人の真の努力と精進。精神高めて自ら禊(みそ)げよ。精神頽廃(たいはい)、文明堕落。狂乱、騒擾(そうじょう)、汚染、壊滅。今必定の、地球の終末。今を悔い詫び、改悛せずば、この世に残す何物も無し。一度神の怒りに触れなば、この世を消して、無くすも容易。なれど、あやまち繰り返し、未来永劫、向上なくば、創りても無駄。生かすも徒労。なれば最期の警告、通告。よく耳済まし、聞きとれよ。素直に、謙虚に、正確に。あやまち誤解し、早まるなかれ。神の望まぬことはすなよ。ただに従い導かれよ。他の欲望、雑念入れるな。愚かなまでの素直さにて、赤子と同じな無垢なる心で、神を信じて預けゆけ。余計な心配、取り越し苦労、人知の浅慮(せんりょ)は、弊害ばかり。かえりて浄化を防ぐるのみ。なれば早くに心を入れ替え、さらなる昇華(しょうげ)を目指しゆけよ。ただに任せゆき、ゆだねゆき、従い、付いて来よ。さにて本日何を問うや。 (今、罪悪心とか、責任感、自責の念というものが、衰えているように思われます。無気力に、全く意欲を失った人たちを、救ってゆけるものでしょうか)そもまた難し。答え難し。人それぞれに、荒(すさ)みし心。希望も光も失いて、方向無くせし船の舵。行くべき方に何も見えず。何を目指して生くべきか。誰を敬(うやま)い信ずるべきか。今のこの世の悲しき状況。嘆くのみには何も生まれず。なれば少しの辛抱持てよ。今より悪くなることはなし。今が最も低き時代と、あきらめ、無心に努力捧げよ。なれば救えぬ魂も、今の位置より這い上がり、心に微かの希望も生まれん。なれど自ら救えぬ者は、いくら励まし、奇跡を見せど、たゆみし心に張りは戻らず。倦(う)みし心にむちを当て、かえりて倒れん、老馬の如く。責任感も忘れ果て、生きる価値すら見いだせぬ。さなる魂、腐りぬれば、光も届かず、伝わらぬ。 神の光のその前に、人は人とし、助け合えよ。まずは人の優しさ温もり。その後、神との出会いを助けよ。ふさぎし耳にいくら呼びかけ、慰め与えど、そは性急なり。神の御声を聞くまでは、 精進昇華が必要なれば。なればこそなり、手伝えよ。人には人にしかなせぬ業(わざ)あり。神の光の届かぬ者を、神の前まで導きて、素直に神と対峙させ、神の光を浴びさせよ。一度気付き立ち直りなば、人の浄化は勢い増して、必ず救われ、昇華せん。希望も生まれ、意欲も湧きて、心のゆとりを取り戻さん。さなる段階、次元までは、人のなすべき救いなれば、見捨てず、癒し、安らげてやれ。凍(い)てし心にぬくもり与えよ。そよ風の如、和ませてやれ。降る雨の如、慈雨の如、渇きし心に潤いを、命の息吹を甦らせよ。さなる手伝い、誠のこもれる、誠心誠意の手伝いを、神は喜び慈(いつくし)まん。一人二人の努力にても、神には、千人万人の如。嬉しく尊くありがたく。さなる神の御心を、悟りてくれよ。気付きてくれよ。なれど、神のみ思うになく、救うべき人、隣人に、神の光を当ててゆけよ。ことばを広げて、知らせてくれよ。遍(あまね)く伝えて、残してくれよ。今緊急の、最期の時なり。あわてず、なれど、急ぎてくれよ。 (人の心の弱さについて、お教えください)人の心は弱きもの。常に変わりて、動き移ろう。儚く壊れ、脆(もろ)く崩れん。なれど心は育ちゆくもの。多くの苦難や、困難の末、心は強くも、鍛(きた)えられん。なれど多くの人の心は、多少の困難、苦労の前に、闘いやめて、易きに流れ、努力怠り、禊(みそ)ぎを嫌う。神の鍛えも無になして、神の声にも耳ふさぎ、神の光も拒(こば)まんと、人の心に価値ある物質、栄耀栄華(えいようえいが)や、権利欲、目の見え映る、目の前の、虚しき富にすがらんとする。真の富を求めよ、人よ。己の心を鍛えるためには、易く手に入る金銭よりも、消えぬ富こそ、尊からずや。心を戒(いまし)め、諌(いさ)める努力も、欲を抑えるのみには不足。欲を抑える、そは苦行。楽しみ、幸を尊びて、さらに進歩をこそ目指せ。 心の豊かさ、真の富は、貧しき心に備わらず。人を愛して、恵みを広げ、人の幸い祈る心は、貧しき心に適(かなわ)ぬ位相。心の喜び、輝きこそが、人の真の富ならば、そを増やし、育てよ。なれど容易に育たぬ、そもまた事実。人のこの世のならいなれ、心を強める、そのためには、努力と辛抱、忍耐、要す。ただいたずらに求めるなかれよ、苦悩、懊悩、悲惨、困難。心を豊かに満たすことこそ、心の行なり、務めなり。今再びに甦らせよ。己の心の奥の光を。眠し神は待ちておらるる。心の富とは、人の心で、人間努力のそれのみにては、適わぬ、尊き賜りものなれ、まずは神へと、ゆだね、預けよ。さにて得られし、平安こそが、心の富の素となるらん。 心の弱さは無くならぬもの。なれば出さずに、しまわばよからん。心の貧しさ、卑しさは、隠して隠せぬものなれど、心の弱さは、人間ならば、全てが持つもの。闘い続けよ。貧しさ、低さは、人をねたみ、恨み、憎むの営(いとな)みなれど、心の弱さは、哀しさ、寂しさ、孤独に陥るやむなき働き。あるいはまた、努力を嫌うも、弱さの証(あかし)。神の鍛えに耐えゆきなば、必ずそれぞれ、昇華して、優しさ、豊かさ、富は増しなん。心の豊かさ、それのみあらば、弱さ、低さも、補われん。低さ卑しさ、無くすことより、豊かさ、富こそ増やしてゆけよ。己の弱さを、責めるより、己の尊さ、清さを愛せよ。 神に分けられ、授けられし、己の御霊(みたま)を大切にせよ。神と共なる行(ぎょう)なれば、何も恐れず、憂うるなかれ。かえりて苦しきときほどに、神に救いを求めばよけれ。心がくじけ、悲しきときこそ、神の慈愛を思い出せよ。人間一人の行にはあらず。全てに神あり、御心あり。神の慈愛を受けるほどに、鍛えらるるを歓べ、人よ。人間心の悲しみ、苦しみ、神は知るなり、見通すなり。神の心を喜ばせよ。神の心を輝かせよ。神に淋しき心はあらず。常に喜び、希望にあふれん。辛き時こそ、神を思えよ。悲しき時こそ、神を求めよ。さにて神への帰依を強めて、人間心の成長待たん。 神の声を伝える人 ひふみともこさん著書 「神誥記」「続神誥記」より抜粋 ひふみともこさんHPhttp://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/