ちゃうちゃうちゃうん？

今日、完璧なハゲを見た目を奪われる程のハゲ
タイトルをつけるなら『自信に満ち溢れたハゲ』


女子フィギュアは見たくて急いでんのに
信号で停止させられてちょっとイライラしてたんやけど
横断歩道を渡って前を行く一人のハゲ頭にか～ちゃんは目を奪われ
そして、すべてがどうでもよくなってしまうくらい、心も奪われた
虫メガネで焼く気分が起こらなかった








無造作なハゲではなく抜けた部分と残った部分の境界線はハッキリして、
ゆで卵に味付け海苔を貼り付けたようである



抜けた部分は、頭蓋骨の型のよさを見せつけるかのように
一本たりとも残さず見事にハゲあがり
ピカピカに磨き上げた泥団子のように、
春の日差しを受けて光り輝いていた


おそらく、そのような手入れが施されているに違いない
（卵白で磨くとか、胡麻油で仕上げるとか・・・）








ハゲた部分でさえ、こんなに手入れしてあるんやし
残った部分は、ことさら大切にされているに違いない
これもまた、洗髪するたびにトリートメントをせんと
あれほどまでにはならへんと思われるくらい、しっとり艶やかやった


おそらくあのハゲはハゲ会の会長でありハゲ会の重鎮に違いない



また、未練たらしく残った毛で覆うようなことはせず
抜けたものは抜けたもの、残ったものは残ったものと区別して、
きちんと散髪してあるのにも好感がもてた






真央ちゃんが始まってしまってたけどあのハゲ頭なら仕方なかった
今覚えば撫でて拝んでおくべきやった


ハゲ頭を今まで笑ってきた自分に、ちょっと後悔
今夜はハゲ頭に乾杯