☆　ポポロンのよかった探し　☆

2021.5.22
に書いた日記より


うちの両親は、父７８歳、母７１歳です。
父は頑固な九州男児。　
母は天真爛漫お茶目な女性。

今も元気に暮らしています。
ありがたいことです。

ただ、ふと親との関係を書き残しておきたいと
思うようになって、今日も記憶を辿って
書きたいと思います。


家族のこと。親のこと。親戚のこと。
親子関係。色々です。


昔、うちの父は仕事から帰ってくると
５時半くらいから
毎晩晩酌をしていました。

父は毎晩テレビを見ながら
何時間も夕食をとります。

母がずっとつまみを作って
出すのだけど、常に足りないようで、

「なんかもってこい！」と怒鳴る。

母に話す言葉は、

だいたい命令形！

「こら、持ってこんか！」

「まだしとらんのか！」

「しとけって言ったやろうが！」


こんな感じです。

ひどい時は、

母に対して、

「貴様！〜〜〜〜」
と暴言を吐きました。



でも、父は、外ではとても優しいのです。

笑顔なんです。


ある日、職場の友人を招いて、自宅に招き、
食事会を開いた時のこと。


飲んで食べて、
彼らが帰る時間になって、
家族みんなで玄関まで見送りに行きました。

「ありがとう！今日は楽しかったよ。」
と言ってくださるおじちゃん達。

「ぽぽろんちゃん、またね！」って。

「うん！！！」

ってみんな笑顔。

父も母も、私たち子供も、
帰る人も。


そしてドアが閉まった途端。


​「はよ、ねらんか！」​


え？？？


数秒前までは、


ちょ〜笑顔だった父が、、、

なに？？？



でもいつもこんな感じ。

とにかく、自分の機嫌が悪いと
怒鳴るし、怒る。


でも他人がいると、笑顔で、
ニコニコ。


そしてまた家族だけになると、
急に不機嫌になる。


こんな父だけど、
父は、退職するまで仕事をほとんど病気以外
休むことなく、立派に勤めてくれました。


そして私たちを育ててくれました。


旅行にもたくさん連れて行ってくれたし、
外食も行ったし、
遊びにも連れて行ってくれて。


母はいつも、

「お父さんは怒るけど、優しいからね、、本当は。」

こういわれてきた。


私の頭には、​？？？？​


子供の頃は、父が大声で怒鳴るから
怖かった。

私が高校生くらいになると、
父に歯向かい、喧嘩していた。


姉も弟は私ほど言わなかった。
私だけ、いつも親の言うことが許せなくて

「おかしいやろ！」
と反発していた気がする。​


親と暮らしていた頃を思うと、
本当に、喧嘩や考え方の違いで、
心穏やかに暮らせなかった。


そう、今旦那さんと暮らす日々と
​全然違う​のです！！


そして今も、親からかかってくる電話が
その悪夢を思い出して、
親の名前が表示されていると

また今日は何の話？？って、

不安になる。


母の電話の内容は、、
自分の今の楽しみ、
自分の問題、父の愚痴、人の愚痴、
自分が今日すること、
自分がしたことで楽しかったこと。


内心、電話をかけてこないでと
思っている。​​

便りのないのは、元気な証拠。

それでもね、親ですから、心配にもなるし、
感謝を伝えたいと思うので、

時々、気持ちはきちんと言葉と
言葉以外で伝えている。

感謝は想いを込めてするもの。

そして目に見えるものだけじゃない。

私は目に見えないものを大切にして行きたい