ポッポママの思春期子育て日記

[私達夫婦の原点] カテゴリの記事

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• 手術20年目。。。誰にも告げずにひっそりと終わっていきました。。。

  家族は誰も気づいていない。。。今日の記念日。。。忘れられるほど。。いつもの日常が送れることにひとり静かに感謝しています。。。一日、一日。。。大切に暮らしてきたつもりです。。。まー姫がパパの顔を覚えられるまで。。。[パァパ～。。」と初めて呼んだ時のパパの嬉しそうな顔は今も忘れません。。。七五三、入園式。。。そしてひーくんの誕生。。。ひとつひとつ。。大切にしている間にまー姫は成人を真近に控えて今になりました。。。入学式も午前中仕事を休んで。。普通なら考えられない事もパパは見たかったのでしょう。。。ランドセル姿のまー姫が嬉しくて仕方ないようでした。。。ひーくんの小学校卒業はまー姫もパパも参加して。。。喜びました。。。。。。いろんな事がいっぱいあった２０年です。。。今、振り返ってみると、どれも家族で過ごせただけで幸せなんですよね。。。あの時、パパが病気をしなかったら。。。違う人生になっていたかもしれません。。。ワガママ娘が妻になり、母になり。。。一生懸命生きていなかったかもしれません。。。家族にも内緒で。。。ひっそりと。。。今の平穏に感謝しましょうそれぞれ。。。目標に向かって自分時間を頑張っている子ども達。毎日。。。家族のために仕事に行ってくれているパパへ。。。。。。。ありがとう。。。つい。。怒り顔になっちゃうママだけど本当に感謝しているんですよ。。。大切な貴方達に。。。

  2005.05.30

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• パパの命と新しい命（34）とうとう。。。20年前にカウントダウン。。。

  パパの命の絆が繋がった大切な手術の記念日。。５月３０日までに終わらせ様と思っていたのですがなかなか。。進まずに結局。。。間に合いませんでした。。だけど。。。２０年前。。。の今日。。。私は医師に宣告を受けたのです。。。丁度臨月に入って１週間目でした。。。手術３日前。。。先生は遠まわしに私に言いました。。。。。。全力を尽くします。。。明日から抗癌剤投与と麻酔をかけます。。。多分。。。明日から満足に話もできない状態になると思います。。。絶対に泣き顔は見せないように。。と。その日から眠れない夜が続きました。。。。病院で泣けない分実家に帰ってから、これ以上泣けないくらい涙が出てきました。明け方。。。近所の神社にこっそり抜け出して。。。初めて「お百度参り」をしました。。。お腹にまー姫がいるので裸足なら無くても神様は許してくださるよね。。と。手術の日まで三日間。。。誰にも見られては行けないというので朝。。。４時半頃に。。。でも、さすがに３日目には母に見つかってしまいましたけれど。。。（笑）お百度をお参りしている間。。。一度もまー姫はお腹の中で動きませんでした。。。一緒に祈ってくれている事が伝わりました。。。「パパは大丈夫。。。きっと。。。」先生に。。。どんな事があっても、何て言われても。。。。。。私は絶対に死なせないっ。。。と啖呵切ったのも２０年前の今日でした。。。伝説の妻です。。。（笑）アレから。。。あっという間の２０年です。。。そして、私にあの日から３つの命が授かったのです。。。。

  2005.05.28

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  パパの命と新しい命（33）思い出作り。。。海外編。。引き続きニューヨークへ♪

  。。。５月１３日の続きです。。。早くしようと思いながら中々進まなくて。。。ごめんなさい。。暑いフロリダを後に乗り継ぎ６時間。。今度は冬のニューヨークケネディ空港から１５分位。。。ホテルに荷物を置いてすぐ。。向かったのは憧れの五番街。。。ティファニーへ。。♪記念に指輪を。。と言うパパのお言葉に甘えたのですが。。。値札は全て隠されていて。。しかも、早い英語で全然わかんない☆もぉぉ手当たりしだい見せて貰い。。。凄いお客さんがいる中で。隣のカップルは。。エンゲージリングみてるぅぅぅ☆ヤバイなぁ。でも。。（笑）ただでさえ、７号サイズの私。。。合うリングが無い結局。。。新作というプチダイアのついているゴールドとプラチナのリングに。。。サイズと値段で。。選ぶのは不可能だった。。（言葉の壁は。。。ここでは厚かった(>へ＜) ）１１月も初めなのに街はすっかりクリスマスシーズンでした。。。夜は。。。ブロードウェイで「美女と野獣」を。。。９時頃から始まり。。夜中に終わる。。。勿論全部英語。。でも、子ども達は大喜び♪。。。ツアーの人に絶対にタクシーで往復してくださいという忠告も。。。あの感動で。。忘れ。。みんなと一緒に歌いながらホテルまで帰る。。。英語で？（笑）翌日は「自由の女神」の元へ。。。さ・寒い(>__

  2005.05.27

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  パパの命と新しい命（32）思い出作り。。。海外編。。。初めての海外旅行。。フロリダ編

  長い事お休みしました。。。終わりに近づいて。。。急がねばと。。。復活します。。。４月１日の続きです。パパの勤続１５周年に一ヶ月の休暇があり。。。１１月にしかお休みが取れないので。。２週間。。。学校と幼稚園をバ～ン☆とお休みしてアメリカにまー姫、１１才。ひーくん、６才。。。パパの熱い？希望で実現。。。ママもまー姫も。。ひーくんもはじめての海外。。今まで幾度となく、予定しましたが、湾岸戦争で自粛。。。パスポート取りに行く前日に阪神淡路震災でペナルティー支払ってのキャンセル。。。やっと。。。です。とにかく。。食事なしのホテル予約の旅。。。ガイドさんのオプショナルは一部とりましたが。。。言葉が全く通じない旅になりそうですが。。そこはど根性ですっ♪飛行機は。。ノースウエスト。。。ハネムーンカップルに囲まれて行きは。。ルンルン。。でも、途中のデトロイトですでに言葉の厚い壁。。。でも。。ひーくんとママ。。きっちり、パイロットと記念写真♪。。。パパ唖然☆フロリダのディズニーワールドに５日間。。。毎日テーマパーク。。。(>へ＜) ママは。。。ヘトヘトでした。（泣）ランチにファーストフードで。。ママが色々注文。。片言英語そして、パパのために「ワンビア-♪」と言ったとたん。。。レジのおばさんが猛烈に早口の英語で怒鳴り始め。。。。。。？？？。。。とにかくＩＣカードを見せろって言っているのは分かるけれど。。。パスポートはホテルだし。。。もう。。連行されそうな勢い。。。(>_

  2005.05.13

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  パパの命と新しい命（31）思い出作り。。。国内編。。ひーくんも。。

  ひーくんが授かっても私達の思い出作りは続きました。。なるべくたくさんの思い出をパパと一緒に。。と。。９０年９月。。。ひーくん４ヶ月前で琵琶湖に一泊旅行。 ９１年７月。。電車の大好きなひーくんのために伊豆の下田に「踊り子号」乗って初海体験♪ その帰りに。。東京ディズニーランドに行きました。。東京駅でいろんな電車見て。。。山手線が一番好き♪ ９２年３月フェリーにのって大分へ。。２等のごろ寝でも、卒業旅行のお姉ちゃん達のアイドルで。。 湯布院や、スペースワールドなど周り、最後に別府温泉は帰りのフェリーの時間まで地獄めぐりをしてどうしても混浴の露天風呂に入りたいと。。。家族で入ったら。。やはり。。男性ばかり。。。私がバスタオル巻いて入ったら。。みんな逃げて行きました近くに自衛隊があり団体で来られていて。。私が出るのを待ってくださって。。。ご迷惑かけました。。 同じ９２年７月。。。軽井沢に。。夏なのにすごく涼しい白糸の滝にて。。車で７時間くらいかかりました。。。 ９３年７月は三重の「合歓の郷」「パルケエスパーニャ」へお昼ごはん時で。。。アヒルさんのえさ（ご飯とパン）を池の中から食べて。。。鳥さん達の総攻撃で大泣きしたひーくん。。その直前です。。。（笑） ９５年７月は信州。。。白樺湖、車山高原に。。。そして、やっぱり、軽井沢にも寄りました。。。 ９７年いろんな乗り物が乗れるようになったので再び「合歓の郷」「パルケエスパーニャ」へ。。。子ども達だけで周ってくれて。。。乗り放題。。。ママもパパも少しだけゆっくり出来るまで成長しました。。

  2005.04.01

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  パパの命と新しい命（30）思い出作り。。。国内編

  いろいろあって。。１月２１日の続きです。。もう。。私たちの原点も終わりに近づきました。。まー姫が生まれて。。。少しでもたくさんの思い出を作ろうと、私たちはできる限り外出し、写真整理していたら。。。よくこれだけ遊んだものだと。。。（笑）その中で先ず国内旅行の思い出を。８６年９月。。信州、白樺湖車山高原。。８７年４月。。同期の結婚式に家族で御呼ばれし、宮崎に。。他の同期のメンバーと一緒に高千穂や青島神社などの３泊の旅行。８７年６月パパが２ヶ月の長期出張中にママと東京に。。渋谷、「お母さんと一緒」を見にＮＨＫに。。ディズニーランドに８７年９月蒜山高原に。。。国民宿舎に泊まり、学生たちのキャンプファイヤーや花火、シャボン玉パティーに参加させてもらい、主役になりました。。。８８年２月。。志賀高原にスキー初体験。。。宮崎で一緒だった同期夫婦と行き、パパはすべりまくり。。ママはまー姫ともっぱらそり遊び。。。８８年４月。。甲賀、琵琶湖に。。また、違う同期親子と。。８８年１０月。。天橋立に同じマンションの３家族でドライブ旅行をしました。。。８９年４月は名古屋明治村に。。。昔の建物、汽車に大喜びでしたお泊り旅行だけでも。。以上です。。そして。。８９年秋にひーくんが私たち夫婦の一員になり、お腹に宿ったのです。。 白樺高原牧場で牛さんとウサギさんに初めて遭遇♪ 定番。。。渋谷ハチ公前♪とりあえず。。。様になっているでしょ♪ 天橋立。。。股のぞき♪。。。

  2005.02.10

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• パパの命と新しい命（29）　奇跡の結婚１０周年。。。初めてのお互いの告白

  １月３日の続きです。。。久々の原点。。。私達夫婦は待望のふたり目の天使にも恵まれ。。限りなく低い５年生存率も無事突破し。。。本当に奇跡の幸せを手に入れました。。パパの病気の話は夫婦の間では検査に通い続けても何にも会話にしませんでした。。。そして。。子供達はそれぞれ、まぁいろいろありましたが、それはまた、違うカテゴリーを作ろうと思っておりますので。。後ほど。そして。。。手術の日に１０年以上夫婦をしている人達を羨ましかった、待望の結婚１０周年が来ました。。。家族揃って。。フランス料理のレストランの予約を入れてくれました。。。いつも迎えに行くのに帰るコールがありません。。すると、窓の下でタクシーに乗って帰ってくるパパの姿。。。手には１０本の深紅のバラの花束。。。ドアを開けるなり、「ありがとう。。。」と差し出してくれました。。どんな顔して。。買ったんだろう。。と嬉しくもあり、おかしくもあり。。帰るコールも出来なきゃ。。バスにも乗れないよね。。そして。。レストランに。。。支配人の方が「ご結婚１０周年おめでとうございます！」と赤いリボンのシャンパンを抜いてくださり。。子供達も大喜び。。。そして。。。本当は。。スィートテンダイアモンド。。なんだけれど。。。と、ダイアモンドのネックレスを差し出し。。。。。エンゲージリングのより少し成長したダイアだよ。。と。私は。。二人で記念日を迎えられた事が最高のプレゼントなのに。レストランの方々の拍手に。。泣いてしまいました。。。その夜。。。二人になった時、初めて。。パパの病気のことを話しました。。病名だけ。。すると。。パパは。。。知っていたよ。。。初めから。。でも、それを口にするとママが辛いだろうし、嘘つかせたくなかったから。。。と。もう。。それ以上は何も話せませんでした。。何も言わない。だけど、パパの最高の感謝の気持ちだったのです。それ以後。。この日記に書くまで。。細かいことは触れずに来ました。。。そして、去年の２０周年。。。出張で東京に行っているパパ。。。帰ってからお祝いしようね。。って言っていたのに。。朝。。。お花が届きました。。。「２０年ありがとう。。。これからもよろしくね」のメッセージと共に。。。後日。。。おこずかいを貯めていたらしく。。ダイアモンドいっぱいのリングをプレゼントしてくれました。。。。。そんなのもういい。。って言ったのに。。。記念だからと。そして。。私はこの「夫婦の原点」を通してパパにそして子供達に。。。伝える決心をしたのでした。。。感謝の気持ちをこめて。。。

  2005.01.21

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  パパの命と新しい命（28）　パパの決心の家。。ママの決心の家。。。

  今年初めての「夫婦の原点」です。。。１２月２７日の続きです。今までの転居への想いを振り返りたいと思います。。新婚生活、まー姫が生まれたのは２年のうち半分くらいしか暮らせなかった２ＤＫのハイツでした。。結婚式も新婚生活の準備も親を頼らずに自分達でしようと決めていましたので。。ここでも準備する事がいっぱいでした。。。そして「夫婦の原点。１６」でも触れましたようにパパの希望で３ＬＤＫの三人家族には大きい賃貸マンションへ。そして。。。ひーくんが生まれて。。パパはまた。。言い出したのです。。。手術して５年。。団体信用保険が受けられる。。子供達とママのために自分の家を持ちたい。。。自分に何かあっても保険でローンが返せる。。一応住む所の心配はないから。。と。私は結婚以来。。その時も生活費だけをもらい、後はパパに任せていました。。貯金するのもよし。。だから、ボーナスの金額もボーナス日も知りませんでした。。パパが働いて稼いでくれたお金です後悔のないように使えばいいかな。。と。。全く執着はありませんでした。。折りしも。。バブルの時期。。はじけた直後の事です。新築マンションはくじ引き。。抽選。。。毎週通いましたが全滅。１/２の確立でも外れました。。（笑）今考えると凄い金額、６０００万円クラス。。。それでも売れまくっていました。。そして。パパは「もう。。中古にしよう。。抽選ないやつ。。」（笑）まー姫の幼稚園のバスが通っている範囲で探しました。。９年間暮らした公団住宅。。。今なら余裕で新築豪華マンションが買える値段でしたが。。あの時決断して良かったのです。。団地生活は子どもをのびのび育ちました。。。そして地域の行事に参加することで教わる事も多かったのです。。転勤覚悟だったので転居してからも人に貸せる。。そんなつもりもあり。。パパの３０代は小さいながらも一国一城の主で始まりました。。。でも。。結婚１０年を過ぎた頃。。何かの会話の中から。。我が家の資産状況に愕然としました。。きちんとしているし信用していたのですが。。。ないのです。。もまもなく子供達に学費が居る年になるというのに。。。（泣）で。。。大政奉還。。。ママは結婚して初めて。。。立ちあがったのです。。ママは目標を持つ事にしました。。預かる限りはその時から家計簿をつけ。。もうまー姫が中学生。。転校ばかりは出来ません。。「家を建てよう。。。そのための頭金を貯めます。。☆」そして。３年後。。今の家が建ちました。。。友達の建築士さんにお願いして。。いろんな相談。。今の公団の売り出し。。。（値段は半額に下がり結局チャラにしかなりませんでした。。）パパは新しく組まれたローンにすこし。。ブルーになっていましたが。。。パパの働いた成果を残そう。。と。。いう私に「よぉぉし」と頑張ってくれました。。。。（笑）そして。。完成間近の２月にパパは東京に転勤。。。３月の転居。。契約。。全て一人でやりました。。税務署、税理士さん。。もう。。必死でした。初めての一戸建て、大人は私一人。。。夜は怖くて。。不安でした今の家にきて。。。もうすぐ５年になります。。今でも。。始めからママに任せていたらもぉぉと大きな家が建ったのにね。。。と、人に話す。。パパでした。。。（笑）でも。。あの１０年。。パパが楽しく遊べたのなら。。。それはそれで宝です。。。私は今のお家に大満足です。。まだ。。ローンは１０年残っていますが。。。 ひーくんが生まれたマンションです。。 パパの決心の公団でのお正月。。。ママの決心の現在の家の建築中です。。。

  2005.01.03

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  パパの命と新しい命（27）　パパの産休。。。格闘の日々

  １２月１７日の続きです。。。いろんな苦難を乗り越えて生まれてきた待望の天使。。。まー姫はおばあちゃん、おじいちゃんに連れられて初対面。「ななちゃん、おねえちゃんですよぉ～」男の子の設定がまー姫の頭になかったので。。。私たちは焦る。。。。男の子だから。。ななちゃんにはできないんだよ。。。。。。ななちゃんにしないの？。。。今からパパがお名前考えるからね。。。うん。。。男の子の名前。。。ヒロという名前にしたくて。。大と書いてヒロにしたかったのですが。。。結婚前は。。。苗字の都合で無理。で。。。パパは漢字辞書で「紘」という字をつけました。広大な宇宙をあらわす字だそうです。。パパが一字の名前で嫌だというので二文字に。。。とにかくのびのびと広い心を持った男になって欲しいという私達の願いからでした。５日後無事退院して、パパの一週間の産休が始まりました。オムツ洗い。。食事。。そしてなによりひーくんの沐浴。。。汗まみれになりおしりを洗っている時に暴れるひーくんを見ると顔がお湯に浸かっている。。。苦しいはずです。。その後涙が黄色くなり。。。新生児って涙が黄色いですか？と病院に聞くとすぐ眼科にいきなさいっ☆なんとひーくん２週間目で結膜炎になり眼科に行く事に。。先生にえらく叱られました。。。まー姫の幼稚園の送り迎い、買い物と。。。パパは大奮闘でした。もちろん、ママはパパが寝ている間に家事してましたけどね（笑）まー姫の時にそばにいられなかった時間を取り戻した大切な時間でした。。 お姉ちゃんが大好きなひーくんです。。

  2004.12.27

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  パパの命と新しい命（26）待望の二番目の天使誕生♪

  １２月１０日の続きです。。。妊娠８ヶ月の時まー姫は入園しました。。。子どもがいない時間を過ごす事に戸惑い。。。お昼までで帰ってくるのに何故か落ち着かない日々を過ごしていた事を思い出します。。ある日。。。まー姫が「たっくんがまー姫のことすきだって」って嬉しそうにパパに報告していました。。パパみるみる顔色が変わり「よかったね。。。」とひきつった笑顔を見せていて。。私は苦笑しました。。次の土曜日パパはまー姫をつれて幼稚園に送りに行き”たっくん”を確認しに行きました。。。。。。四歳児の子どもだったわ。。。当たり前です。。。同級生なんですから。。。やれやれ。。。９ヶ月に入り、いろいろな事情をご存知の先生。。。自然分娩をポリシーにしていますが。。。ご希望なら出産をまー姫のお誕生日と同じにしましょうか。。。と、おしゃってくれていました。。。私もパパも６月１３日に新しい家族を迎えるために準備をしました。ところが。。。６月２日の夜。。。陣痛が始まったのでした。一度入院したのですが。。。子どものこともあり病院も緊急入院の出来る手配もしてくださり、保育器完備し。。。ところが８時を過ぎ痛みが遠のき、パパが帰宅を促されると私も一緒に帰宅を強く希望。。。車で５分くらいの距離でしたから。。。そして。。帰宅後２時間後トイレに行った時様子がおかしい。。破水したのでした。。またすぐＵターン。。。めちゃめちや。。。叱られました。。。それでも、４時ごろまで平気で本を読んでいましたし、パパは仮眠をとっていました。。４時半頃。。さすがにナースコール。。すぐ出産準備。。。。。立会いのパパはそとで白衣を見に付け待機。。。看護士さん、すぐに先生起こしてくるからね。。。もう少し待っていてね。。。先生が来られ、パパが来て準備が整い強い陣痛。。。パパは私の手を強く握り。。興奮状態。。。。手が痛いよ。。。大丈夫だから。。。どっちが励ましている事やら。。。そしてまた、５分後。。。５時１５分。。朝日と共に。。。オギャ～☆。。。。やった。。やった。。。生まれた。。。パパは興奮状態。。。元気な男の子ですよ。。。。。。私。。。思わず。。。うそっ☆。。。先生。。。。一年に２,３回間違うねん。。。上の子は女の子いいやんなぁ、男の子で。。。と一人で言い訳を続け。。。産湯に入れてもらい身長、体重を量ってもらっているときに看護士さんにおしっこをかけて。。。本当に本当に元気な赤ちゃんでした。。３週間も早いのに２９５０ｇ、４９ｃｍ、保育器も要らない立派に育っていました。パパは出産ビデオを撮っていました。。だから。。このことは全部。。。入っています。。我が家に元気な男の子の天使が降りてきました。。。私は神様に感謝しました。。。大切に。。。育てます。。。世の中の迷惑になるようなことがないように自分の人生を懸命に生きてくれる事に願いをこめて。。

  2004.12.17

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• パパの命と新しい命（25）　名付け親はまー姫

  １１月８日の続きです。。待ちに待った妊娠。。。パパは鬱病と戦いながら夜中の１時、２時頃まで残業の続く日々でしたが新しく生まれてくる命に力をもらって良くなり始めました。。。夕食は会社で食べる事にしてつわりのひどいママとまー姫はそれなりに食事をしていました。。休日は買いだしも出来ないほど疲れているパパのために宅配サービスも頼み。。。乗り切りました。。。どんどん大きくなるお腹の赤ちゃん。。。産婦人科の先生に事情を話すと羊水検査を勧められました。。でも、私はこの命。。どんな形で生まれてきてもそだてる決心がありましたから断りました。。大切な大切な私たちの天使だからです。。。７ヶ月を過ぎた頃。。。先生に性別を尋ねました。。。先生「９０％女の子ですよ。。。」まー姫に念願の妹ができた。。まー姫は妊娠をとても喜び毎日お腹に向かって話し掛けました。。まー姫に名づけ親にと。。。新米おねえちゃんの命名は「なな」ちゃん。。パパとママは「ななちゃんの」漢字を迷いながら。。。生まれてから決めようか。。。とか「菜々ちゃん」しようかとか。。まーひめは「ななちゃん」へのお姉ちゃんぶりを発揮しお腹に向かって毎日絵本を読んで聞かせてくれました。。。パパはまー姫に出来なかった事。。。出産にあわせて退院後産後のための休暇１週間をとるために張り切ってました。。。一緒に居られなかったまー姫のために今度の赤ちゃんにはしたいという思いでした。。。だから立会い出産も希望しました。。。２度目の検査でも。。。間違いなく女の子という事で新生児の用意はピンク一色。。。ひらひらのドレスです。。。５年も離れあきらめていたのでベッド以外はみんなあげてしまい何もかも新しく買い揃えました。。。そうして新しい家族を迎える日々が過ぎていきました。。。そして。。。赤ちゃんのお陰で今度もパパの病気は良くなり始めたのでした。。。

  2004.12.10

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• パパの命と新しい命（24）　我が家にふたり目の天使がきました。。

  １１月５日の続きです。。。パパは鬱病と戦い、それを静かに笑顔で見ていることにしました。そんなパパにたった３歳のまー姫は何かを感じていました。。でも、ママは普通に笑顔で暮らしているので安心してか。。。いつもと違うパパにも困らせる事もなく小さいなりにママの支えでした。。。第二子の許可を得て、一年抗癌剤をやめて時が経つのを待つ日々でした。。。パパの再発のないように。。パパの鬱病がよくなりますように。。。まー姫とママはパパの生きる力を信じていました。。。９月。。。無事薬をやめて一年経ちました。。先生の定期検診も受け、密に妊娠計画にＧＯサインが出ました。。１０月に妊娠すれば。。。まー姫と同じ６月生まれが出来るねってそして、あの時はまー姫のことを考え、出来れば女の子がほしかったのです。。。同性のきょうだいの方が助け合えるんしゃないかとそして、計画出産。。。基礎体温を付け、先生いわく排卵日当日は男の子の可能性が高く１、２日ずらす方がいいと。。。まぁ。。。性別はともかくすぐにそんな上手く妊娠するわけないかな。。と思っていましたから。。（笑）１０月にドライブに行って車酔いした時も気づきませんでした。。もしかして。。まだ生理予定日を３日くらいしか経ってませんでした。。。気分はよくならない。。産婦人科に行ったのです。今度はパパが立会い出産ができるところ。。。と近いところで評判を聞き、きめていた個人病院でした。。。。。。おめでたですよ。。。まだエコー確認はでき無いくらい小さいですが妊娠陽性反応がでていますよ。。もう一度来週来て下さい。。。。神様が私に授けてくれた３つ目命。。。嬉しかった。。。そして。。。ビックリし事は。。出産予定日まー姫は６月２３日だったのですがこの子の予定日は６月２４日の一日違い。。。パパも大喜び。。。パパはその日一緒に病院に来てくれていましたから外で待っていたくれたいましたから。。。帰ってから心配をかけていた両親に報告。。。もちろん喜んでくれました。。そして、やはり心配をかけていた親戚などにははがきを書きました。。。我が家にもうひとり天使がきてくれました♪。。。と。。

  2004.12.08

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• パパの命と新しい命（23）　先生と父への説得。。。堅い決心

  １２月３日の続きです。。。第二子を産む決心をした私は明石の先生のところまで相談に行きました。。。先生は驚き。。。いろいろ心配してくださり。。。というか説得され、やはり猛反対でした。。。私の父もお世話になっている事から父に連絡されました。。。私の両親もびっくりしたようで、みんな猛反対。。。でも、私は今までの事を話自分の決心が固い意思表示をしました。。今、ここで抗がん剤をやめる事についてかなり討論しました。。。もう。。なにを言われようと。。。両親は私のことを想い、子ども一人なら育てて行けるが二人にするのは無謀だと。。。。猛反対。。。私の決心が変わらないので、先生と父はかなり相談していたと思います。。心療内科に通っていた事も話していなかったので。。。当然でしょう。。。私は父に溺愛され大きくなりました。。。父は私に私立の女子高にいれ、短大にいれ、（当時就職率が一番いいのは短大卒だつたので）一流と言われる企業で伴侶を選び結婚することが一番だと考えていたのです。。。高校入試の時、公立高校目指して勉強していた私に。。。大学に入り、教師になりたい夢を話しましたが、説得できませんでした。。。父は私の将来を真剣に考え。。。押し通しました。。。あの時から父には父の考えがあり、その愛に応える事が一番と。。結婚式の時、朝、朝目が覚めたら父はいません。。。逃亡しているのです。。ホテルの式場で白無垢の私を見たとたん泣き出してしまいました。。。定番の挨拶をしようとしたら又逃亡。。挙式中。。。横でずぅと。。。泣き続け。。。あんな父を見たのは初めてでした。。パパの事は祝福してくれて凄く可愛がっていてくれたのですが。。。初めて梅田で会ったときもパパの挨拶も聞かずハラハラしたのを覚えています。。そんな父への初めての抵抗でした。。。私たち姉妹のオムツ一つ変えたことがない父がまー姫を溺愛しウンチのオムツさえ替えているのを見て私たち家族がひっくり返ったことを思い出します。。。でも。。。私は妻になり母になり。。。父がなんと言おうと私のいきかたを貫き通すという決心に折れてくれました。。。父に私はもしもの時でも、家には帰らない。。。母として二人の子どもを一人で育てます。。。と。。。先生と父と私の話し合いは何ヶ月にもおよび。。。最後は二人とも私の決心に賛成してくれました。。。私の人生だから。。。抗癌剤をやめて一年は妊娠しない事。。。これは絶対条件のもとに抗癌剤をやめることになったのです。。。。。。余談ですが、父はひーくんが４歳のころ、病気療養中に震災があり、急に弱っていましたが、当日の朝まで元気に銀行などに行っていたのに、突然なくなりました。。。テレビを見ながら。。。誰も気づかないうちに。。。享年５９歳。。。還暦のお祝いもしないまま。でも、かわいいまー姫と長男のひーくんを抱けて幸せだったと今も思っています。。

  2004.12.05

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  パパの命と新しい命（22） ママの決心。。。

  １１月３０日の続きです。。。私の気持ちが揺れに揺れている頃。。。パパ仕事に凄く頑張っていました。。。長い休職にかかわらず、順調に昇格し。。。でも、仕事への責任感から。。。すこしづつ様子が変になりました私は自分の悩みを抱えていましたし。。。パパはパパなりにその事もあったのか。。。でも仕事の悩みで夜も眠れない。。。夜中に帰ってきて朝早く出社しているのだから眠れないはずないのに。。。そして、笑わなくなりました。。。外出も嫌がるようになり。。。心療内科にまた。。強引に連れて行きました。。。手術を受けた病院の。。。やっぱり、鬱病でした。。。仕事に責任感があり、真面目な人ほどなりやすいと。。。まだ。。。軽い症状でしたので、いつも通り通勤し。。治療をうけることになりました。。。この病気は私の力で治せるんだと、ただ。。。私は笑顔でいつもどおりに明るく暮らしている事が一番だと思いました。。何でも無い事だと。。。パパをしんじていましたから。。。というか、お気楽な性格なのかもしれません。いろいろな悩み、仕事。。。家族への想い今考えるとパパはパパなりの苦しみがあったのでしょう。。。一番は仕事への責任感。。。仕事を頑張っているパパがスキです。でも、仕事に負けちゃダメだよ。。。パパ。。。。そして。。。私も決心したのです。。周りの反対を押し切ってでも第二子を産おうと。。。たとえ、子どもに何かあろうと、私たちの願いをかなえようと。後で後悔だけはしたくない。。。まー姫も生まれてくる子も私も強く生きればいいんだ。。。と。 こんな。。。日々にもすくすく大きくなっているまー姫です。。。

  2004.12.03

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  パパの命と新しい命（21） 　ママの揺れる気持ち。。。

  １１月２７日の続きです。。。第二子の希望の相談に明石の先生のところに行きました。。。ちょうど、定期検査もあったので。。。先生は驚き。。。パパが検査でいない時に呼ばれました。。。。。。３年過ぎたことが奇跡。。。今度の山は５年ですよ。。今の薬はよくあっている。。。続けた方がいいのか、どうかの判断に迷っているとおしゃっていました。。。もし、妊娠希望なら薬を停止して一年は絶対にダメです。。でも、保証はありませんよ。子どもの問題もですが。。。今、抗癌剤をやめる事には。。。反対です。。そして、これは個人としての意見ですが、ご主人が５年生存率が前より高くなったと言っても。。。まだ、低いですよ。貴女はそれを覚悟していて、言っているとは思いますが。。。私は反対です。。と。。。私は考えました。。。本当に。。。パパの命の引き換えになるかもしれない。。。抗癌剤をやめる事は勇気が要ります。。５年経ってからでもいいじゃないか。。そんな想いもありました。でも。。。もしもの時パパの希望の第二子は永遠に抱けない。。。もしも。。副作用で子どもになにかあったら。。。パパは大の子ども好き。。。妹が次々と産む赤ちゃんを我が子のように里帰りのたびに家に呼んで、お風呂に入れたり。。抱っこしたりしている姿。。。私自身はどうしたいのか。。。誰に何を言われようとどう生きたいのか。。。真剣に考えました。。。・パパとの第二子が欲しい。。。・パパの命の奇跡を信じる。抗癌剤をやめても後悔しないのか。・子どもにもし、副作用で障害があってもきちんとたとえ一人にな　っても育てられるのか。。。そして、それはまー姫にとってどう　なのか。。。それだけの決断。。。覚悟が必要でした。。親に相談すれば猛反対するに決まっています。。。誰にも言えず一人。。。心は揺れに揺れていました。。。 りかちゃん人形シリーズです。。。

  2004.11.30

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  パパの命と新しい命（20）　ポッポママ人生最大に悩んだ。。。

  １１月２５日の続きです。。。パパが第２子を望んでいる。。。でも、抗癌剤投与の副作用。。。かなり強い薬だから影響が出る事を私は先生から聞いていました。。。妊娠は絶対に気をつけるようにと。。。そして。。。先生もまー姫がいるのだから。。。と、最初に宣告されていました。。何時。。再発するかわからないので絶対に反対。。。家族、兄弟たちも当然一人っ子だと思っています。。。だから。。。みんなに相談する前に悩みました。。。私が長生きできる保証も何も無く、まー姫に出来れば姉妹が欲しかったし。。何よりも、周りに次々出来る赤ちゃんが羨ましかったのです。。。本当はたくさん子ども欲しかったから。。。何にも知らない人は。。。次はまだ？とよく聞かれました。これ以上の幸せを望むのは、欲張りなのかもしれない。。とも思いました。。。今の幸せを守っていけばいい。。でも、パパの望み、ママの望み。。やっぱり先生に相談に行く事にしました。。。子どもを望むのには抗癌剤の服用を止めなければいけません。。。反対される事覚悟で。。。 まー姫。。。３歳のバースディ

  2004.11.27

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  パパの命と新しい命（19）　　まー姫の七五三。。。

  １１月２２日の続きです。。。パパは投与を続けながら。。バリバリの仕事人間に戻っていきました。そんなパパを。。自分の思うように頑張れる仕事が出来る事がそばで見ていて嬉しかったです。。思い切り自分の人生を頑張れる仕事に打ち込んで遅くなろうと、その流れで飲み会に行こうと午前様になろうと。。。その頃まだ高かったパソコンを購入。。。なんだかんだとパーツを買い揃え。。。休日も楽しそうでした。。。まー姫は。。すくすく大きくなり、また七五三の大騒ぎ☆スケジュールが合わず、パパ側の両親と一回。ママ側の両親と一回あんまり動けないひぃおばあちゃんと一回。。そして家族３人で写真撮影とお参り。計４つもお参りに行き、千歳あめとお守りだらけそんな日々の中。。術後３年が過ぎようとしていました。。先生からリンパ腺にいっている可能性が多いので再発したら早いよと言われていたので。。。第２の関門をクリアーしたのです。そんな中パパはもう一人子どもが欲しいと言い出しました。。もちろん。。私は始めからたくさん子どもはほしかったのですが。私の苦悩が始まりました。。。 まー姫の七五三です。。。あの頃は可愛かったなぁ。。。ついでにもう一枚。。。。

  2004.11.25

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• パパの命と新しい命（18）　パパへのラブ・レター

  １１月２０の続きです。。。夫婦の原点を綴り始めて。少し振り返ってみようと思っています。まず。。パパは告知していなかったのでこの頃の私の想い、苦しみは全然知りません。自分は完治したものだと思っていました。薬も検査も念のため。。。と。だから、今パパは初めてこれを毎日読んで知ることばかりです。多分。。ショックな事もあると思います。。。時々、話をしますが、ただ静かに読んでくれています。。。１０年目の結婚記念日の夜初めて病気の話をしました。実は。。。と。パパもうすうすは感じていたみたいですが私に追求はしませんでした。それも。。。１０年夫婦でいられた喜びをどうしても分かち合いたいと話をしただけで詳しくはその後も何も言ったことはありませんでした。１０年目の時。。１０本のバラとフルコースディナー。そして、テレビで流れていたスィートテンダイアモンド。嬉しかったですよ。。。でも、夫婦ではじめて話せた病気の話が出来た事が一番でした。だから今書いているのはパパは本当に知らないことばかり。。。はじめてパパに送るメッセージです。。子ども達。。。まー姫は、大人の言葉でうすうす感じていたようです。。。多分。。。中学に入った頃少し話したと思います。ひーくんは今真剣に読んでくれています。感想は。。。聞かないで。。と、言いながらも彼は彼なりに受け止めているんでしょう。。。まだ。。。お話は続きますが、少し今の私達をお伝えしたいし、みなさんの励ましやメッセージ。。家族も楽しみにしていますまだまだ。。。お話は続きますが、少し今の私達をお伝えしたかったので。。。お付き合い本当にありがとうございます。。ただ。。。パパはあの頃なんにも知らないからあまり戦ったと言う意識はなかったかも。（笑）パパ。。。私はすごく幸せだったんだという事感じてくださいね

  2004.11.22

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• パパの命と新しい命（17）　初めてパパと呼んだ時。。。

  １１月１８日の続きです。。。まー姫が産まれた時。。パパはメッセージに。。。。。。早く、パパと呼んで欲しいです。。。と書いていました。パパと呼べるまで。。。その時は私には遥か長い時間に思えましたでも、とうとう。。まー姫が。。。パ・・パ・・と呼んだ時のパパの嬉しそうな顔を忘れませんひとつ目標達成。。。今度はパパのこと覚えていてくれるまでと願いました。。ひとつ、ひとつ。。。時間はと着実に私達に力をくれました。パパの体調も順調。。。そんな中。。。パパの担当の先生が明石に病院を建てることになり、今の病院をお辞めになることになりました。。。私達は迷わず１時間半かかるけれど最新の医療機器を揃え何よりも信頼している先生の元に通う事にしました。。。個人病院とは思えないくらいの設備を完備されビックリしました。。。電話で予約して優先的に先生に検査を受けさせていただくという本当に申し訳ない配慮をしていただきました３年。。。経過するのを私はもちろん先生も願ってくださいましたパパは会社に復帰し何ヶ月も休んだとは思えないくらい精力的に働き始めました。。もう。。残業も休日出勤もなんでもします。。コンピューターのシステムエンジニアをしていましたから夜間勤務も夜中のコールもたびたびありましたが元気に仕事をこなしていました。。。病気であったことを忘れてしまうくらいです。それでも、抗癌剤の投与は続いていました。。。その副作用もなくなってきました。。。まー姫もおしゃまさんになり、ママが習っていたのに付いてきていた書道を先生と約束してしまい、２歳２ヶ月から習い始め、バレエにも興味を持ちバレエのレッスンにも通いだしました。そんなまー姫の成長が楽しくて嬉しいパパでした。そんなふたりのそばで暮らせる事が私には何よりも幸せでした。ひとつ、ひとつの目標をクリアーしていく事が。。。

  2004.11.20

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• パパの命と新しい命（16）　引越し。パパの決断とママの苦悩

  １１月１５日の続きです。。。まー姫の初誕生日を祝い。。親戚一同みんなお祝いに来てくれました。。。。中には苦労していると慰めてくれる人もいましたが負けず嫌いの性格なのか。。。その言葉は返って私を傷つけました。。。私は決して不幸じゃない。。同情されるのは嫌い。。。心配してくれてわかってはいたのですが。。口には出しませんが本当に。。その言葉は嫌だったのです。。そんな頃。。。私達夫婦は、結婚当初しばらくは二人で過ごそうと思っていましたので２ＤＫのハイツにいました。。。まー姫が生まれても十分だと思っていたのですが。。。パパがとんでもない事言い出しました。。。一度マンション購入を検討したい。。。団体信用保証は絶対受けられない事。。。わかっていたのであきらめたのですが。。。そのハイツのそばに新築マンションが建ち始めたのです。。。３ＬＤＫの今の家賃より倍。。。本当は今のままでいいと思っていましたが。。。パパと暮らす時間、パパの思うように出来ればお金には返られないと思い。。。引越しを決心しました。本当に家賃に費やしていていいのだろうか。。少しでも蓄えておく方がいいのではないか。。さすがにそんな不安がつもり、その頃から胃痙攣を起こすようになりました。胃にはなんの問題もないのに。。痛いのなんのって。とにかく本当は子どもが生まれて、たとえ。。二人になっても保険があれば家は自分の物にるというパパの配慮ではありましたが。。７月の終わり。。。暑い盛りに私達親子は新築賃貸マンションに引越しました。。。前のハイツには２年いましたが実質１年くらいしか暮らしていません。。。ここで新しい思い出をいっぱい、いっぱい作っていこう。。。

  2004.11.18

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• パパの命と新しい命（15）　幸せに過ぎた一年。。。。

  １１月１２日の続きです。。。パパの会社復帰をして以来。。私はまー姫をキャリーに乗せて会社までの１０分の送り迎えをする事に。。。朝、眠っている時はそっと置いて。。。寒くなってきても毎日、朝夕。。。まー姫は４ヶ月位からですがなんとなくわかっている様子でぐずる事も泣いて困らせる事も一度もなかったと思います。。それがパパの張り合いでもあったのでしょう。。。結局。。。送り迎えは先日のママが倒れた現在まで続いていました。。（笑）今は基本お休み中ですがね。。。大腸を１/３を切除したパパ。。。食事にも気を使いました。。。まー姫の離乳食。。パパの。。消化が良くてスタミナがつく食事。そんな毎日の中で何時しか半年がすぎて。。まー姫との初めてのクリスマス。。お正月。。。パパサンタが登場したのは言うまでもありません。。。まだ。。。わからん。。ちゅうのに。。節分はパパ鬼さんでまー姫を泣かして。。。オロオロ☆初節句はひな壇が新居を占め。。。みんなの喜びよう♪桃の花満開そして。。一年が平和に過ぎようとしていました。。。検査も欠かさずに行き。。もちろん抗癌剤も続けています。ある日先生に呼ばれました。。先生に初めてこれは奇跡ですよ。。先生は本当に。。宣告よりも早い悪化がわかっていたと。。。手術の前のデーターと後のデーターの生存率。。学会に発表したいくらいです。。と笑顔で話してくださいました。。今度は３年、５年、を目指しましょうね。。。。その日病院でまー姫の誕生を祝ってくださった同室の奥さんに会いました。。ご主人は亡くなられたとの事。。あとの四人の方も。。。心が悲しみでいっぱいになりました。。。だけどパパの事心より喜んでくださいました。。。。。。本当によかったね。。。ありがとう。。と。。。ただ。。。泣くばかりの私でした。。パパの隣のおじさんは違う病気で入院されていたのですが毎年年賀状だけはお互い出しましょう。。と約束したらしく、今も続いています。。。。最初の盲腸を切った病院も明らかな医療ミスでしたが、本人に告知もしていないので忘れることにしました。。。。悔しいし、また同じミスを平気でしそうな様子なので本当は告発すべきなんでしようが。。。先生とも相談して。。。そう、決めました。そして。。先生はまー姫ができた時にはもうパパは癌であった恐れがある・・だから必ずまー姫の小児癌の検査をするように。。。とあくまでも。。念のためにという事でした。。だからまー姫も半年ごとに成長の検診と一緒に検査を受けました。。昭和６１年５月３０日。。。無事一年。。私達は夫婦でいられた。とても嬉しく。。。私の心の中での記念日になりました。。。あの時からご心配をかけた全ての方にはがきを書きました。。。親子三人。。幸せに暮らしています。。と。。。

  2004.11.15

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• パパの命と新しい命（14）　ママの育児方針。。

  １１月１１日の続きです。。パパが復帰してでも、残業もなく毎日定時に帰宅しました。。パパの楽しみはまー姫をお風呂に入れること。。。飛んで帰るというのはこういうことを言うのでしょう。。毎日。。早帰宅にあわせ食事の用意もまー姫がお昼寝中のバタバタ作業でした。この頃夕暮れ時になると泣くのです。。この物寂しい感じが嫌いなのか抱っこしながら包丁を持ったりもしました。６か月を過ぎる頃から私は彼女の教育方針を考えました。。パパは何時悪くなるかわからない。。人に預けて付き添いもしなくてはいけなくなるかもしれない。。その時に周りの人に迷惑をなるべくかけないように。。まー姫自身が辛い事にならないように。。テーブルの上には絶対に乗らない、いくら泣いてもダメなものはダメ。。自分の中で時と場合ではなく一環した態度をとりました。もちろん遊ぶ時は遊ぶ。。可愛くて仕方ないけど。。小さいのにわからないよ。とか、かわいそうだとおじいちゃんやおばあちゃんはよく言いました。。ただでさえパパが甘やかしているのです。。そして、パパには叱る事は私の役目だけどかばうのはやめてと言ったと思いました。少しかわいそうなことをしたと今なら思えますが、あの時はこれがママからの一番の愛情なんだと思っていました。その代わり興味を持ったことにはトコトン付き合いました。。そして。。いっぱいいっぱい誉めてあげました。。。あの時期はまー姫ではなくママがママになる為の大切な時間だったのです。まー姫にも伝わっていたのかよく食べ寝て元気にすくすく大きくなりました。。叱る時の私の心がけ。。。一回目。。～だからダメでしょう。。二回目。。ちょっと口調はきつくなります。。三回目。。バシッ☆。。でも、叩いた後にママの心がもっと痛いんだよと抱きしめました。それはいまも変わっていません。。さすがにバシッはなくなりました。今は三回目のママの怖さがわかっているので。。二回目で危機を感じるらしく。。叱る内容は誰の前でもどんな時でも同じにしています。。だから、パパのひぃおばあちやんは頭でわかっていても見ているのがつらそうでした。おばあちゃんは事情がわからないから余計何故？と思っていた事でしょう。。。でも、私の方針を見守ってくれました。ただ。。うちの父に電話ですこし愚痴っていたそうですがおばあちゃんごめんね。。。若さゆえにできた事なのでしょうか。。暴走ママでした。

  2004.11.12

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• パパの命と新しい命（13）　パパ奇跡の社会復帰

  １１月９日の続きです。。。宣告されていた３ヶ月を過ぎ、不調を訴える日が段々少なくなり順調に回復していきました。。検査の結果も問題なく。。私はその都度安堵したことを思い出します。。。１０月のある日。。パパは会社に復帰すると言い出しました。。手術直後、会社にはパパに内緒で病状の報告をしていました。会社に復帰する見込みが少ない事。。。本人に告知をしていない事人事の方は休職にしておきますよ。。。戻ってこられる事信じています。と、力づけてくれました。。パパが復帰できない時は私の復帰も勧めてくれました。。。本当にみなさんのいたわりが心にしみました。。。パパはまー姫の為にも早く仕事にでたいと希望を持っていましたので、先生に相談しましたところ、現状は体力が回復している事が奇跡なので本人の気力があるのならやってみてもいいでしょうと。１０月のある日パパは半年ぶりにスーツを着て出社しました。会社の大方の方事情しりませんからは全快したと喜んでくださいました。。パパが会社に行っている、またパパに内緒でまー姫をつれて会社の上司に会いに行きました。。しばらくは通院の為にお休みをもらわなければならない事。。通院のため転勤は最低１０年は無理だと言う事。。。仕事人間のパパはきっと無理をする。周りの方にお願いするしかないのです。。ある日、一人病院の先生に呼ばれました。。術後の状態で今癌細胞が見られなくなった事は本当に軌跡です。今までの経験で半年は持たないと思っていましたよ。。でも、ここ３年の再発のの可能性はかなり高いです。そのつもりで注意してください。と。。先生は手術の時の私の妊婦姿に本当にできる限り頑張ろうとおもいましたよ。。でも、あの時は最善を尽くしたとしか言えなかった彼の奇跡は。。。まー姫のおかげだね。。と。そして。。パパは会社に見事復帰を果たしたのです。。

  2004.11.11

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• パパの命と新しい命（12）　見上げてごらん、夜空の星を

  １１月７日の続きです。新居に戻った私達。。新しい家族と何の心配のない暮らしが始まるはずだった家の中がそのままでした。。パパは毎日服用する薬のほかに抗がん剤の座薬を毎夜入れていました。。。上手にできなくてそれは私のお仕事になりました。。。新居に戻ったという事で先生は２週間置きの通院を勧めてくれました。まー姫は相変わらずミルクで育っていましたので毎夜３時間置きに泣きました。。でもパパの顔を見てニッコリ笑うようになり本当に天使のようでした。。パパは時々腹痛を訴えることがあり、その都度心臓が凍りつきそうになりました。突然発熱をして夜まー姫をキャリーに乗せてパパを病院に駆け込むことも何度かありました。。薬の副作用ですよ。。と言われ、ほっとして帰宅しました。。先生は通院する度に検査を行います。。結果を聞くのが怖い。。そんな想い病院に行きました。。あの時のまー姫はやっぱり同士でした。。ママを助けてくれる仲間でした。あの時のママが強くなれたのはまー姫のおかげです。たった２ヶ月の赤ちゃんなのにママを困らせる事は不思議にありませんでした。。。でも、気が付かなかったのかもしれません。９月。。パパの調子とまー姫のことを考えて少し涼しくなってからとお宮参りすることになりました。。まだあまり普及していなかったホームビデオを手に入れ。。あの頃のはテレビ局で使っているような大きなものでした（笑）８月に手術をした父はやっぱり先生を驚かせスピード退院。絶対にお宮参りに参加すると言って聞かなかったのです。。お宮参りはまー姫の成長を祈るもの。。。でも、あの時はまー姫の成長とパパの命を家族みんなが祈りました。。。ただ。。。パパの笑顔とまー姫の笑顔に囲まれて私は幸せでした毎日、バタバタしていましたが、毎日とても大切な時間でした。話は変わりますが、先日まー姫が平井堅の「ケンズバー」のＭＤを貸してくれそれを聞きながら日記を書いているのですがその中で「見上げてごらん　夜空の星を」があるのです。。あの日航の墜落の事故があったのはちょうどあの頃でした。。。突然家族を失った方々を想い。。胸が張り裂けそうになりました。あの時。。。多分はじめて泣いてしまったと思います。。「坂本　九さん」の歌声。。。１９年前を振り返っている私の心に今も深くしみこんできます。。

  2004.11.09

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• パパの命と新しい命（11）　家族の支えと愛。。

  １１月５日の続きです。。。私たち家族は２ヵ月半ぶりに新居に戻ってきました。。。実家にいる間。。本当に迷惑をかけた父と母やまだ家にいた社会人の２歳下の妹。。。学生だった弟。。。のことをお話したいと思います。。。弟は浪人中。。。でも大きなお腹の姉の私をとても気遣ってくれました。。。パパの病院に行きたいと困らせた時弟がついたて行ってあげると毎日送ってくれました。。大きなお腹の私に並んで歩くのもいやなはずなのに危ないからと手までつないでくれました。。妹は毎日会社に行ってましたが３時間置きに泣くまー姫のミルクを作る間、深夜起きてだっこしてくれていました。。丁度体調を崩していた父はパパの先生の勧めで検診し初期の癌が見つかり８月にやはり同じ先生に手術をしていただきました。。。母方のおばあちゃんはお正月から子宮癌で入院していました。８１歳でした。おばあちゃんは初曾孫の誕生をすごく待っていてくれました。。。もう。。自宅で療養していましたのでまー姫わ連れて行くと。。。昔の人ですから。。こんなちいさい赤子を連れてきて。と、怒られましたが。。まー姫を抱いて泣いていました。。。もう、時間がないので無理にでも会わせたかった。。。その年の１０月１３日におばあちゃんは星になりました。。。おじいちゃんはお通夜の席でまー姫はおばあちゃんの生まれ変わりだと親戚に嬉しそうに見せていました。。その姿にみんな涙しました。でもね。。。おばあちゃんがきっと守ってくれる。。。おばあちゃんがきっと、きっと守ってくれる。。。そんな時期。パパの事、父の事、そして祖母の事、母は大変だったと思います。。なのに。。。。。。パパに何かあればまー姫を私達の養子にしよう。。。。。。そして娘をまた嫁にだそうと。。。私はちらっとその話をきいて激怒しました。。何があっても一人になってもどんな事になってもね絶対立派に育てて見せると。。。親の愛は深いです。。感謝もしてます。。でも傲慢の愛でもあります。。。こんな状況でも娘の私のことを一番に心配してくれた家族でした。そんな支えが私を強くしました。

  2004.11.07

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• パパの命と新しい命（10）　一ヶ月検診と待望のパパの退院

  １１月３日の続きです。。その年の７月１８日にまー姫新生児一ヶ月検診を受けるために病院に行きました。。。退院してからはじめての外出です。パパは玄関までお迎えに来てくれていました。母乳がでないのでやはり体重の増え方が少ないですが、あとは順調でした。。初めての子どもなので。。ほっ♪しました先生は母体の方をとても心配してくださいました。。外科の先生から全て情報が言っていましたので。。パパは週２回の抗癌剤投与が終わっていました。。多分１０回以上の点滴したと思います。。本人の気力でスケジュールを変えることなく。。我慢し続けました。。先生ももう、完敗したと。。吐き気が治まり段々体力も付いて来たという事で術後の経過は良いそうでした。。。。。よく、あの状態で外泊ができるのが本当に不思議ですよ。。と、笑っておられました。。。。抗癌剤がどれほど効果があるかわかりませんができる限りの事はやっていきましょう。。。と。一応、７月の下旬を目途に退院しましょう。。。１ヶ月１回の検診、予断は許さないので何かあればいつでも来てくださいよ。ということで。。リンパ腺に残ったはずの癌細胞。。。そのまま大きくなるか、体中に転移するか。。。先生は近いうちに再入院を覚悟の少しでも家族と生活をという配慮だったと思います。。。。パパは大喜び。。。退院するその日を一日千秋の思いだったようです。。でも、新生児と産後のママと重病人のパパではうちの母も大変で、パパの実家にパパは帰ることになったのです。本人不満でしたが、仕方ない。。。でも。。。結局、我慢できず、わがままを通し、一週間でママの実家に来ました。。母は息子のように足湯をさせ体を拭いて看護してくれました。まー姫の世話。私も満足ではない状態。。。本当に感謝しています。。。もうまー姫と一緒に寝れるというのでパパは大喜び♪沐浴するまー姫を写真に撮ったり、うんちのオムツを自分で替えると言い張ったり。。。そして。。。まー姫２ヶ月の時、私達の新居に帰ることになりました。初めて３人家族のスタートです。パパの体調とまー姫の育児に追われる、それでも最高に幸せな生活の始まりでした。

  2004.11.05

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• パパの命と新しい命（9）　初めての結婚記念日。

  １１月２日の続きです。。。まー姫に電話する事、外泊で帰宅する事だけが楽しみのパパの闘病生活の中、私達夫婦ははじめての結婚記念日を迎えました。。。話は少し戻りますが、私達は社内結婚。。同期入社。。。入社１年半に営業部にいた私がパパのいたシステム開発部に転勤してきたのです。。。同期だけで両方あわせて３０人以上居ましたし、とにかく。。。結婚式は同期の中でも早い方で、お祭り騒ぎになりました。結婚式には上司、先輩なども呼ばなくてはならず結局ウェデングドレスのまま２次会をホテルのレストランでしたのです。。そのレストランから一周年記念のディナーのご招待券が届きました。。。初めての結婚記念日はパパは病院。。ママはまー姫と実家。。。離れ離れのお祝いになりました。。。来年は一緒にお祝いしようね♪と約束しました。。。５年後、１０年後。。。私達の記念日は絶対に一緒にいたい。。。そのディナー券は今もタンスに眠っています。。。捨てる事のできない思い出の品です。。。

  2004.11.03

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• パパの命と新しい命（8）　奇跡の外泊。。。パパは強い☆

  １１月１日の続きです。。。タクシーで一人で帰ってきたパパ。。。リンパ腺にできた癌細胞をできる限り取ったのでリンパ腺に管をつけて体液を外にだしていました。。それを計っていました。。だから、それを病院外でするのは大変です。先生と看護士さんはいろいろ検討して小児用の尿取りのシールを貼ってくれました。。。長さ20ｃｍもある大きなお腹の傷。。。抜糸は済んでいましたが。まだ少し。。怖い感じです。そのころ私は苦悩している事がありました。。おっぱいが張らないのです。。。母乳が出ない。。。どうしてもあげたくて、吸わせている方が良いと言われ吸わせていましたがそのうちまー姫は吸い疲れて寝てしまいました。。。でも張らないのです。。。退院する時、お母さんの精神状態もありますから無理しないように、思いつめないように。。。と言われました。。。他のお母さんのように痛くもならないのです。。。マッサージして頂いている時もです。。その後、一ヶ月ずぅとあきらめずに吸わしていたのですが一ヶ月検診の時標準に達していない体重と私の精神状態をみて先生がミルクに切り替えるように言われました。。。仕方ないな。。。パパはなんだか嬉しそうで。。。しかも、まだ泣く。。おっぱい。寝るの繰り返しの頃です。泣くと嬉しそうに抱く。。ミルクを自分で与え。。オムツを変える。。。まー姫もおちおち寝ていられません。。。そばに居て、ハラハラしました。パパの体力はこんな事できる状態ではないのに。。。だけど。。親子三人水入らず。。初めての時間。。すごく嬉しくすごく幸せでした。。。時間が止まって欲しかったです。でも。。。二泊三日の予定が。。一晩寝た次の日のお昼様子が変になりました。。シールもはがれ体液が漏れていました。。。しかも、やはり調子が悪くなってきたのです。。それでも嫌がるパパを必死で説得し父が病院に付いて戻りました。なのに次の週また先生を困らせ。。言い続け。。。また嬉しそうに帰ってきました。。。多分。。この頃から奇跡はおこっていたのでしょうね。。。

  2004.11.02

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• パパの命と新しい命（7）　別れの退院。そしてラブコール♪

  １０月３０日の続きです。。。産後順調に回復し、まー姫とママの退院の日が近づいてきます。それは親子が別れる日です。。。６月１９日の退院の日朝からパパは産科に入り浸り。。。あの当時新生児にフラッシュは目によくないと言われてなかなか写真が取れませんでした。。。で退院の時病院の玄関でパパとまー姫、親子三人の写真をいっぱい撮りました。。。病院の玄関にパパを残して帰る時はさすがに涙がでました。パパには９０歳のおばあちゃんがいました。まー姫は初曾孫です私のことも本当の孫のように可愛がってくれていました。そのおばあちゃんが車椅子に乗ってお七夜のお祝いにきてくれました。でも、パパの事は入院している事も内緒にしていましたのでパパは出張で通しました。。パパが居ないお祝いだけどみんな大切にお祝いしてくれましたよ。その日からパパのラブコールが始まりました。。。まだ新生児のまー姫、おっぱい飲んではねんねです。なのにパパはり～ん♪。。。まー姫と代わって。。。と耳に受話器を当てては。。。まー姫。。パパですよぉ～。と連呼。パパの声を忘れられたくないというのです。寝ているよというと。。。じゃ、また後でかける。。。３回に１回は寝ています。。。また、ナースステーションの新しい名物を作りました。。。一日何度も。。。ラブコールパパ♪でも不思議な事に新生児のまー姫、ちゃんと反応するんですよ。泣いていても泣き止むし。。。パパの事わかっているんだなぁ。。それを伝えると。。。また、パパは喜んでかけてくる。。。本当に安静にしていないパパでした。。。先生はあきれていたようですが不思議だと言っておられました。それがとんでもないことを言い出したパパでした。。抗癌剤の点滴を週２回受けていて、食事はその間のほんの少ししか食べられないような体力なのに。。。しかも体にチュウブがでていて体液が出ている状態なのに。。。外泊したい。。。と。先生は絶句したそうです。。。絶対ダメ。。。でも顔をみるたびに訴え続けました。。。。無謀です。先生は困り果ててうちに電話をしてこられました。。。どうしても帰りたいと聞かないのですが、そちらは新生児を抱え産後の奥さんは大丈夫ですか。。。本人の希望をかなえたいと思います。。。何かあれば救急車ですぐ帰してください。。。ただ。。。まー姫と私の顔を見たい一心だったのでしょう。。。私は嬉しさと不安と。。。入り混じった思いでした。何かあればどうしたらいいのだろう。。。いろいろと電話で指導を受けたけれど。。。パパは帰ってきました。。。一人タクシーで。。。とても嬉しそうに。。。

  2004.11.01

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• パパの命と新しい命（6）　点滴ガラガラのパパ

  １０月２８日の続きです。。。１９８５年６月１３日午後６時１９分。。梅雨の真っ只中のだけど夕方から夕日が差し込んだあの日に生まれました。親というよりも仲間。。。同士のような思いがありました。翌日。。朝からパパの病室へ。。またフラフラでていく不良患者でした。周りの皆さんからの祝福。。ほんとうに嬉しかったです。後で事情がわからない付き添いの奥さんがこられて。。。。。奥さん。。ガウン着てるけど・・？？。。。はいっ！！昨日産まれました。。入院してます。。。。ええぇぇっ、こんなとこに居て大丈夫なん？？と驚かしてしまいました。やっぱり、付き添いはＮＧでした。。産科に連れ戻されましたが。。５階のナースの方々も赤ちゃんを見に来てくださいました。。。長い勤務していますが、ご夫婦病気で一緒に入院は経験ありますが、お子さんと家族全員は初めてです。。と言われました。まー姫あなたが生まれ時、初孫であるおじいちゃん、おばあちゃんきょうだい、親戚の方々のみならずすごくたくさんの人の祝福を受けたのですよ。。。。。。。お昼から授乳でまー姫お部屋にくるよ。。と言うとパパはソワソワ。。産科は面会時間厳守です。３時までは来ちゃダメだよと言い残し２階に戻りました。お昼過ぎ・・・はじめての授乳時間が近づいた時。。。ガラガラ。。。。点滴をひく音。。。。。。こっそり、来たよ。。見つからなかった。隠れてきた。。えええぇぇ☆絶対バレテるよぉぉ。。まだ、フラフラ歩き回ったら先生に叱られるよぉ。。。しかも、授乳時間の前はお母さん達キチンと手を石鹸で洗い消毒して赤ちゃんを待つんですが。。なんとその中に混じってパパの手を洗う姿。。。１５人くらいの新生児が小さなベッドに並べられて運ばれてきました。そしてお母さんに一人ずつ渡していくのです。完全にパパは待機状態。。。看護士さん。。ちょっと、気持ちひいてから笑顔ではいっ♪とパパにまー姫を。。。上手く吸えないまー姫と全然おっぱいでない。。心労もあるせいか。。。で、すぐぱぱが抱こうとするし。。で、５０ccのミルクが配られるとすかさずパパが嬉しそうに抱っこして与えていました。３時間置きのガラガラ。。。ナースステーションでは先生や看護士さんの話題になっていたそうですが、同室のママさんたちも先生たちも寛大に許してくれました。。。本人こっそりきているつもりなのですが無理（笑）オムツ替えの指導もパパが指導を受け。。。ママの私はただ見ているだけでした。でも抗癌剤の点滴中はこれないので。。当然です。。。ママがミルクを与え。。。まー姫５０ccのミルク一気飲み。。。息継ぎもせずに。。。段々顔色が変になり。。チアノーゼ状態もう。。そばにいた看護士さんがあわててきてミルクのビンをすっぽんと抜きました。。もうママはどうしてよいのか。。。めつちゃ。。怒られました。。。この子の食欲にはすごいものですが。。。息継ぎさせてくださいねぇぇ、もう。。。と（笑）パパは抗癌剤の投与の当日と翌日はふつうは歩く事さえできないはずなのに、点滴終了するとやっぱり３時間置きにガラガラ。。。他のママさん達と手を洗い。。。打ち解けて。。点滴つけてチューブもつけて。。。私の先生がガラガラのパパというネームがついていますよ。。と笑っておられました。。全員にバレテル。。パパの主治医の先生は本人の好きなようにという配慮で産科にも連絡してくださっていたようです。退院したら。。。いくらの私でもパパのそばに居る事ができない。。まー姫の育児、産後の養生。。。逢いにこれないし、パパもまー姫に逢えない。。。あんなに喜んでいるパパに。夜。。少しブルーになっていたら看護士さんが様子を見に来てくださって。。まー姫を連れて行かれ、薬を飲まされました。。。あの時はパパにしばらく逢えないやっぱり不安がありました。こんなまー姫。５階と２階の看護士さんから「姫ちゃん」と呼ばれてすごく可愛がって頂きました。かなり有名親子だったようです。ルール破るは、居なくなるわ。。言う事聞かないわ。。で（笑）今から考えると一緒にいる時間の大切さをみなさんが応援してくださったのでしょう。。まー姫がパパの顔を覚えてくれる日まで。。。パパと呼んでくれる日まで。。。後。。どれくらいなんだろう。誰とも病気の話はしませんでした。泣き言も。不安だという事は親にもいいませんでした。だって、パパ大丈夫。。。絶対に。そう信じていましたから。

  2004.10.30

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• パパの命と新しい命（5）　今までで一番幸せな日

  この話を詳しく子ども達にも話していなかったのでそれぞれ黙って読んでいます。。。今これを伝えられる年になったんだと改めておもいました。多分、夫婦の間でもあまり話したことが無いので私の想いいもパパは初めて知る事が多いでしょう。だから頑張って続けていこうと思います。。お休みしながらも。。１０月２７日のつづきです。６月６日パパが一般病棟に帰ってきてから抗癌剤の点滴が始まり嘔吐と食欲がなく体にもチューブがいっぱいあり目に見えて痩せてきました。でも、毎日病室に行くと笑顔で迎えてくれました。６人部屋で同じ様な病状の方たちと付き添いの奥様がいらしゃいました。私達夫婦は皆さんのお子さんくらいの年齢。。だから本当に親切にしていただきました。ここなら産気づいても大丈夫♪と毎日それでも幸せでした。日に日にお腹の張りは強くなったりしましたからそろそろかな。。と思いながら。みなさん、まー姫が生まれてくることを本当に楽しみにしていてくださいました。手術からちょうど２週間後朝検診にいくと、先生が陣痛が始まっていますよ。。入院してください。。。ああ～やっぱり。。一人で入院手続きをし一度陣痛室にはいりました。母に荷物を頼みました。陣痛室にはモニターをつけた妊婦さんがふたりいらっしゃいました。もう。。辛そうでした。この病院はかなり大きく５階にパパがいる外科があり私は産婦人科で２階です。陣痛室からパパのところに行きました。お昼の時間なのでパパの所に行きました。まだそんなに痛くないし、心配していたので。。。。入院だって。産まれるよ。。。とパパに言うとぇぇっ。。少しオロオロ。。まだ、大丈夫だよ。。っと３時ごろまでいましたがさすがに痛みが強くなるようなので陣痛室に戻ったら。。。産科の看護士さんにめちゃめちゃ叱られました。事情がまだ伝わってなくてみなさんすごく探していたそうです。。妊婦さんがいなくなったと。。。その日。たまたま主人の両親もパパのお見舞いに来ていましたから４時ごろには親戚はウジョウジョ。。前にいた妊婦産は分娩室に入りました。先生が検診された時はまだまだ。。夜中ですね。。早くて２時ごろですねぇぇと言われ家族の方々お引取りください。。確かにその時でまだ平気で話していました。パパは何度も点滴をガラガラと引きながら逢いにきてくれました。初めて自分で動き始め病室をでたのでした。みんな心配してくれましたが夜中になるという事で私の両親以外は帰宅してもらう事になりました。パパも病室に。。私の父は母と交代で食事をとると行きました。５時ころからすごく痛みました。でも母もまだまだですよ。。そうかなぁ。。かなり痛いよぉ。。５時は看護士さんの交代時間だったのです。６時前に母に。。絶対変絶対産まれる。。と訴えました。しぶしぶナースコールを。。。すると。。きゃ～生まれそうです。もう。。だから言っているのに。夕食中の先生を呼び戻し。。先生は白衣を肩袖の状態で走りこんできました。分娩台に乗せられた私が先生に。。長くかかりますか？？主人が外で心配するとおもうのでなるべく早く生みたいのです。。。先生はしっかり話ができるので大丈夫ですよ。。と、話している場合ではありませんでした。（笑）その直後分娩室に入って５分後６月１３日６時１９分。おぎゃゃ～まー姫の誕生でした。。モニターも心音も取らずに生まれたばかりのまー姫は元気でした。こんな中で予定日より１０日も早かったのに２９００ｇもありました。こんな初産は初めてです。と言われてしまいました。２時間分娩室で安静状態。。。その時絶対に男の人が入れないその部屋にパパが点滴ガラガラで入ってきました。病院の方の特別なはからいでした。手をとって泣きながら。。。ありがとう。。と言ってくれました。でも、私はまー姫が元気だった事、パパがまー姫に合えた事もうそれだけで感激よりもほっとしたという感じでした。５階のパパの病室の方もナースステーションにも歓声があがったそうです。その夜パパも私も喜びと興奮で一晩中眠れませんでした。５階と２階で同じ気持ちの夜をすごしました。お腹にいて一緒に戦ってきたまー姫と離れ離れになった寂しさがありました。生まれてきてくれてありがとう。。ママを守ってくれてありがとう。。元気でいてくれてありがとう。。私が今までの人生の中で一番幸せな日でした。

  2004.10.28

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• パパの命と新しい命（4）　手術の日。。。

  １０月２６日の続きです。５月３０日の手術当日。。朝９時開始という事で８時に病院に行きました。昨日からすでに抗癌剤を投与されほとんど意識はありませんでした。でも、手を取って一生懸命何か言ってくれます。多分。。。ママとまー姫の事を心配してくれていたのでしょう。笑顔で答え。。言葉は二人の間にはありませんでした。手術室に入るのを見送った瞬間気を失ってしまったようです。新居の近所の産婦人科に通っていたのでしたが緊急で担ぎ込まれたようです。診察では。。。。。ショックで陣痛が起きていますが母体の体力と胎児が大きくなっていないので今の出産は危険です。陣痛を止める処置をします。これ以上は絶対安静、すぐご主人から離してください。。と。二人の両親、兄弟、親戚、仲人さんみんな心配してきてくださっていました。気がついた時にはパパのベッドに寝ていました。隣には母と仲人さんの奥さんがついていてくれました。で。。。すぐにつれて帰ると。先生に保障しないと言われたよ。と。。でも泣いて頼みました。絶対帰らない、手術が終わるのを、パパが気がついた時に一番に逢いたいと。。。みんな。。もう何も言いませんでした。今思えば本当に心配かけました。。。８時間の手術を終えました。ＩＣＵ入り逢えません。。。すぐにお話がありましたが、今度は入れてもらえませんでした。翌日も朝早くから周囲の反対を押し切って病院に行きました。信じていました、大丈夫、パパも私もまー姫も。。。すると、先生が絶対に立ち入り禁止のＩＣＵに入室許可してくれました。１週間朝から８時までずっと手を握っていました。まだ。。意識は朦朧としているようでした。最初椅子もなく地べたに座っていたと思います。隣にも術後の方がいます。あの時のことはあんまりよく覚えていません。でも、まー姫もお腹の中で頑張っていてくれました。先生や看護婦さんの親切が私に聞かなくてもわかる病状でした。産後聞いたのですが。。リンパ腺にいっています。。３ヶ月くらいです。。と。６月６日一般病棟に移りました。でも、私はまー姫を信じてママに力を貸してねと、毎日やっぱりまわりに迷惑をかけながら付き添い続けました。本当に両親やきょうだいには心配をかけたんだと今は思いますがあの時は自分のことしか考えられなかったんです。わがままな頑固な娘でした。ごめんね。でも、毎日パパ待っていてくれました。パパは頑張った。今度は私の番だねって。そうです。がんばらなくっちゃ。。。私達の希望の光を元気に産むのです。。。。

  2004.10.27

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• パパの命と新しい命（3）　緊急に入院、そして。。

  １０月２３日の続きです。検査のために訪れた病院で即刻入院を言われた時、正直あわてました。盲腸の手術が悪かった。。くらいにしか思っていなかったからです。その日から検査の日々が続きました。毎日大きなお腹を抱えて通院しました。まだ、車の運転をしていたので、朝９時から８時まで。。。ベッドの横で赤ちゃんのための編物をしながらそばに付き添いました。５月２７日。。先生からパパの両親が呼ばれました。私は遠慮してほしいと先生に言われたのですが両親が一緒にと言うことで、私も聞く事になりました。。。。ご主人は大腸ガンです。盲腸の手術をしたことで空気に触れ直径１０ｃｍにもなっています。。。非常に危険な症状です。５月３０日に緊急手術を行います。。。何を話しているのかわかりませんでした。。。ただ涙が出ていたみたいです。先生は私の体を気遣ってあまり多くは語りませんでした。。。ただ。。彼の性格を考えて告知は絶対にしません。奥さん。辛いでしょうが、頑張ってください。。と。パパの病室に戻って笑顔でいることが不思議にできました。でも、車で来ていましたから帰りは運転しながら涙が止まらず今でもよく無事故で帰れたと思います。それから手術までの３日間は地獄でした。実家にいましたから両親にはパパの事そして身重の娘である私のことで心配をかけました。一睡もできず。。。３日間夜明けにこっそり抜け出して、近くの神社にお百度参りをしました。。。絶対に死なせはしない。。私達は夫婦としてまだ一緒にいたのは３ヶ月。。。１年、１０年夫婦として生活している人が羨ましくて仕方ありませんでした。お腹にいるまー姫には過酷な胎教です。ママもパパも頑張るだからまー姫も（その時には男女はわかりませんでしたが名前をつけていました。）頑張ってね。。。ごめんね。。。一緒に頑張ろうね。

  2004.10.26

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• パパの命と新しい命（2）　盲腸のはずだったのに。。。

  １０月２２日の続きです。。。出産６月２３日が予定日です。ゴールでウィークの前日に実家に遊びに行っていた私にパパから電話が。。あの電話が戦いの始まりでした。。。。盲腸らしいだ。。今から病院へ行くから来てくれる？？いそいで行きました。職場は新居の近くでしたから１時間くらいで行くと、何ともう手術は終わっているではありませんか。承諾サインもなにもなくです。しかも、緊急状態ではない事は電話の様子でわかります。おかしいな。。と思いながらも無事に終わったのならと付き添いました。でも翌日から発熱しはじめたのです。盲腸は普通１週間ですよね。発熱は変じゃないかと先生に訴えても退院させられました。退院後も微熱は続き、それでもパパは会社に行き始めました。熱がどんどん高くなるのでまた病院に連れて行くと大きい病院の検査予約を取ってくれました。何の説明もなくそれも一ヶ月先です。本人は盲腸で休んだから休めないと、拒みましたが泣いてお願いしました。何か言い知れぬ不安が押し寄せていました。会社の上司に相談しました。もう。。必死でした。すると、人事に連絡して下さって系列の大きな病院を紹介していただきすぐ連れていました。とにかく原因が知りたい。検査のはずが。。。即入院でした。私の不安は現実のものとなったのです。５月の１７日の事でした。。。妊娠８ヶ月終わりのことでした。

  2004.10.23

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• パパの命と新しい命（1） 　一緒にいなかった新婚時代

  ２０年。。結婚生活の始まりは波乱万丈でした。今、やっと振り返ることができ、残しておこうと思いました。毎日少しづつ進めていこうと思います。パパとは同期入社。職場結婚です。パパ２５歳、ポッポママ２３歳子どものころから『ポッポ』と呼ばれていました。だから、同期のパパは子どもが産まれるまで私のことをポッポと呼んでいました。。。ポッポママはそこから来ています。付き合い始めて４ヶ月後にプロポーズ。１年後に結婚しました。新婚旅行から帰るとすぐに長期出張の辞令がでました。なんと４ヶ月もです。甘いはずの新婚生活は台無しです。東京に研修に行くのです。缶詰研修でなかなか逢えず寂しい思いをしました。そんな私は会いに行ったのです。その時にまー姫を授かりました。妊娠がわかった時新大阪の階段で報告したので危うくパパは転げ落ちそうになりました。あの時の嬉しそうな顔が後々私を支えました。パパが無事研修から帰った時はすでに５ヶ月でした。まだつわりの時期でひどい生活でしたがあの時が夫婦で夢と希望だけの時期でした。本当に大切にしてくれました。ただ。。基本的にパパは亭主関白にあこがれているトコがあり時々今から考えると自分なりに家庭への夢があり私を困らせました。赤ちゃんのオムツを１００枚も縫って周りを吃驚させたり出産準備の日々。。でも長くは続かなかったのです。

  2004.10.22

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