カテゴリ:will
雨が上がり、春らしい気候の中、HID、今年もやりました。
今年は、今後の作戦会議ということで、10名の濃いメンバーが集結。 大きな目標へ向かってのアクションプランを立てました。 まずは、クラヤミにて、アイスブレイク:隣人の証言を行い、ウォーミングアップ。部屋を移り、テーブルを囲んで甘夏を食べながら自己紹介を。 その中ででてきた話で、あるブラインドの方が、”今年は横断歩道の「エスコートゾーン」を広めていきたい”と目標を語ってくれました。 実は、その存在を知らなかったワタシは、人が人をエスコートする、ソフト面の話だと思ったのですが、実際は、横断歩道上にも点字ブロックのようなものを敷設する、ハードのことでした。(参考:エスコートゾーンのひみつ) その方が盲導犬と共に、天神のど真ん中の大きな交差点を渡る時の話です。 ピヨピヨと鳥の声がする歩行者信号だったのですが、渡る側ではなく反対側の信号の音と間違えて渡り始めたところ、キキーッというトラックの急ブレーキの音と、「ばかやろー」の怒号が飛んできたそうです。人がたくさんいたであろうにも関わらず、誰も止めてくれなかったということでした。 また、様々な音に惑わされてしまい、まっすぐ歩けず斜めに渡ってしまって、反対側に出てしまうこともあるそうです。 この問題には、色々な側面があるのだと、推測するのですが、 ・みんな冷たかった ・急なことでとっさに行動が出来なかった ・誰かが声をかけると思った ・ブラインドの方と接したことが無く、どうしたらいいかが分からなかった 一番最後の、”どうしたらいいかが分からなかった”というのは、様々な場面で出てくるような気がします。善意の押し売りのごとく、いきなり腕を掴むだとか、必要のない場面で”手伝いましょうか”と過剰気味だったりだとか、そういった経験は多いけれど、本当に困っている時には助けてもらえないという声も、部分的にはその象徴なのではないかと思うのです。 もちろん、ハード面が整備されるのは望ましいことではあるのですが、そればかりではなく、当たり前のように声を掛け合える社会というのも、あって欲しい姿だと思うのです。 ~いつも危険だと思う場面~ ・横断歩道を渡る時 ・電車に乗る時(ホームとの隙間) ・駅のホームを歩く時(点字ブロックの内側と外側を間違える) ということでした。そんな場面に遭遇したら、ぜひ、積極的に声を掛け合えたらいいですね。誘導する際は、相手の手を掴んだりせずに、自分の方や肘に手を添えてもらうようにするといいですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|