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テーマ:Jリーグ(5)
カテゴリ:J LEAGUE 2009
3月7日(土) 2009 J1リーグ戦 第1節
横浜FM 2 - 4 広島 (13:05/日産ス/23,601人) 03' 渡邉千真(横浜FM)※2009年ゴール第1号 19' 槙野智章(広島) 24' 佐藤寿人(広島) 38' 柏木陽介(広島) 52' ストヤノフ(広島) 69' 栗原勇蔵(横浜FM) ●木村浩吉監督(横浜FM) 「J開幕、昨年同様に、僕が見てコンディションの良い選手を使っていくということで、きょうの11人を先発させた。 立ち上がり、まだどっちのリズムでもない時間帯に1点が入った。そして相手のリズムになりつつあったところを、1点リードしてるということもあって取り戻せなかった。前半に立て直せればよかったのだが、前半は立て直せないまま悪い時間帯に失点をしてしまった。 スカウティングで3枚のDFラインの中に森崎和が入ってつなぎに入るのは分かっていたが、そこに対して、行くのか行かないのかルーズになった分、相手のツーシャドーが引いてくるのに付ききれなかった。その辺は、後半はリスクを背負っても行こうと話した。後半は2点ビハインドになって、多少カウンターを受けたのは仕方がない。ただ、この若いメンバーで先発させたときには、もっと前からプレスをかけないと、こういう結果を招いてしまうのかもしれない。 けれども選手たちは、最後まであきらめず戦ってくれました。 相手の3バックの両サイドが開いたときに森崎和が中に吸収されるように入っていく、そこを追い込んでいくことを伝えたのだが、もっと強く言っておくべきだったのかもしれない。先制していたことでやや躊躇してしまい、前線と最終ラインの意思の疎通がややできていなかったのかもしれない」 ●渡邉千真選手(横浜FM) 「点を取れたのはうれしかったんですけど、チームが勝たないと意味がない。課題はボールのもらい方。それが良くなくて、ボールに絡めなかったし、ボールを取られる回数も多かった。この雰囲気の中できたので、次は今日以上に頑張りたい。ハーフタイムでは負けていたので、点を取りにいくことしか考えていなかった。守備では、前からうまく相手ボールを追い込むことができなった。連動して守備をすることがチームとして、できていなかったと思う」 ●狩野健太選手(横浜FM) 「先制点のヘッドのパスは狙い通りでした。ただ、その後は何もできなかった。守備が前からいけなかったから攻めもうまくいかず、悪循環だったと思う。これだけ悪かったら次は良くなると思うので、切り替えてやるしかない。また、広島のボランチがうまかったので、ボールを回されてしまった」 ●田中裕介選手(横浜FM) 「前半、相手のディフェンスラインが4枚気味になっていて、ストヤノフにいいボールを蹴られていた。彼へのチェックがあやふやな部分があり、ゲームを支配されてしまった。相手は上手さがありましたね。それは素直に認めないといけない。広島は、あのぐらいはやってくるとは思っていたけど、ただ、個人的にはショートカウンターを狙いたかった」 ●榎本哲也選手(横浜FM) 「ヘコむけど、次に向けて切り替えるしかない。まだ開幕したばかりだから修正は利くし、利かなかったらマズイ。チームにとってはいい経験になったが、せっかく点を取ってくれた(渡邉)千真には可哀想なことをした。勝っていれば、ヒーローになれるチャンスだったし、彼自身がレベルアップできるチャンスだっただけに申し訳ないことをした。前半3点取られたことで若干バラバラになってしまった。ポジショニングの指示など、オレの声で修正できる部分もあっただけに、もっと落ち着かせなければいけなかった」 ●小椋祥平選手(横浜FM) 「広島は予想以上にやりづらい相手だった。ストヤノフ、森崎和幸さんの横パスに振り回されたりもしたが、ウチがどこでボールを取るのかハッキリしなかった部分もある。間延びして、中盤がポッカリ空いてしまった。ディフェンスは後ろの選手にまかせて、前からどんどん行ったが、逆に考えれば、ウチが先制したので、前から行かなくても良かったのかなと思った。去年の京都戦のように、先制したのにリズムを崩してしまったことは反省しなければいけない。前半に3点取られてバラバラになってしまった。次に何とか取り返さないといけない」 ●ペトロヴィッチ監督(広島) 「長い期間のプレシーズン後の最初の試合というものは、両チームのとって難しいものである。立ち上がりに失点を喫してしまい、更に難しい状況でのスタートとなってしまった。しかしながら、選手はそこから落着いてコントロールした中で試合を進めることが出来たと思う。今日については、良い試合が出来たとは思うが、改善をしなければいけない部分もある。特に2失点の部分、あの様な失点はあってはならない。これからポイントを獲って行く上では、マイナス要因になる。 今日勝てたことは、良いことであり広島がJ1の舞台で戦えることを改めて証明することが出来たと思う。しかし、我々は3ポイントだけでは生き残っていくことは出来ない。まだ、長いシーズンの1試合目でしかない。次は、ホームでの大宮戦、1つ1つしっかりと準備をして戦ってゆきたい。ここから先大切なことは、一人ひとりの選手が自分の役割を全うし常にチームとして戦うことである。」 ●佐藤寿人選手(広島) 「戻ってこれた、というのが実感です。このスタジアムの雰囲気の中に、戻ってこれた。昨年、ここの隣の補助競技場で前日練習をやっていた時、『来年は、あのスタジアムに戻ってくる』と監督が日産スタジアムを見て話をしていた。そのとおりになったし、いいスタートが切れたと思う。相手とは同じシステムだったけれど、僕らの方が成熟していた。 先制されたといっても、崩されたわけではない。不運な失点だった。去年だって、先制されたことはあるし、決して慌てる必要はないと思っていた。自分たちは、互いを信じているから。もしあの失点でバラバラになってしまったら、去年は何だったのか、ということ。僕たちは、個の力に頼るサッカーはしていない。マークが僕に集中しても、誰かが出てくる。その誰かにマークがつけば、自分があく。一つのボールにたくさんの選手が動きをつくっていくのが自分たちのサッカーで、それが2点目につながった。(服部)公太さんにパスが出た時、(高柳)一誠が飛び込んだから真ん中があいて、そこにアオ(青山)が絡んで。こういうサッカーを、去年から続けていた。ただ、まだ1/34。一昨年も、前半はまずまずだったのに、降格してしまった。1勝したことで、満足してはいけない。次はホームでの開幕戦だし、しっかりと準備して、1年間、波のないようにしたい。 広島に来てから、2005年を除いて、シーズン初の公式戦では点をとってきた。これで、J1では60点目です。サポーターが喜んでくれたことが、嬉しい。そしてこの勝利は、監督に捧げたい。昨年も、監督・選手・コーチ、チームが一体となってJ2を闘い抜いてきたわけだから」 ●ミキッチ選手(広島) 「初戦というのは難しいものだが、横浜というビッグクラブに横浜の地で勝てたことは、大きい。勢いがつくと思う。今日、試合に勝てたことは、自信になった。しかし、自分のプレーに満足しているわけではない。もっと、力は出せると思う。3点目のシーンは、GKが出てきたから、そこをかわしてシュートまで持っていきたかった。だけど、思ったよりもトラップが外にいってしまい、シュートは難しくなった。ただ、中で(佐藤)寿人と(柏木)陽介がいたので、しっかりと見てパスを出した。次のホーム開幕戦が重要。たくさんの人に来ていただき、応援してほしい。勝利を重ねることで、他のクラブからリスペクトをうけられるようなことにつながると思う」 ●槙野智章選手(広島) 「立ち上がりにミスから失点してしまった後は、自分たちのいつものパスサッカーができたと思う。最初のセットプレーで、自分のマークが中澤さんだとわかった。単純に競っては負けてしまうので、できるだけ動いてフリーになれれば、と考えていた。得点シーンの前も2、3回、セットプレーがあって、そこで動いていけばチャンスもできる、と実感した。あのシーンもうまく動き直して、フリーになることができた。元FWなんで、そういう動きはできると思います。声が枯れているのは、点をとった後に喜びすぎてしまったから(笑)。あと、後半は攻められることも多かったので、声を出していたこともある。3月は強い相手が多いし、大切な時期。ここでしっかりと勝って、スタートダッシュをかけたい」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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